2010年7月26日月曜日

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今週から猛暑をもたらした高気圧に変わり、寒気が流れてくる為に
暑さは和らぐという天気予報を見事に裏切り、本日も猛暑。
少し歩いている間に体から少し溶けているのではないかと思えるような
汗が吹いても吹いても流れてくる。

藤沢や鎌倉、そして江ノ電には何もかもを太陽が焼き付けるこの季節
が一番似合う。ドラマや漫画では夏の湘南がよく使われている。
この季節になると一度は訪れて見たくなるのである。

そこで今回は小田急から出ているフリーパスである、「江の島・鎌倉
フリーパス」を使ってみる事にしたのである。

夜勤明けの中央林間で購入。910円なり。
各停 片瀬江ノ島で終点の片瀬江ノ島まで乗っていくつもりだったが、
江ノ電の江ノ島までは少し歩いて行かないといけないのを思い出し
藤沢で江ノ電に乗り換える事にした。

始発の藤沢から乗った4両編成はしばらくは民家と民家の中を潜るように
ゆっくりと走っていくが、やがて道路上をしばらく走った後に腰越。
腰越を出ると、視界が開けてくる。進行方向右側に青い海。
江ノ電を思い出す時には必ずこの湘南の青い海が背景に浮かぶ。
もしこの湘南から江ノ電が無くなったらという事は想像できない。
個人的には湘南の風景の一部になっているのだ。

長谷から長谷通り沿いに歩いて見たが、これはというと店がない。
趣向を変え、海を望める店をと海沿いの国道を歩いていると
若いサーファーが集まりそうな雰囲気の店を見つけた。
若い女性2人が店を切り盛りしているようだ。

予想はしていたが、どのフードメニューも割高だ。
テリヤキチキンプレートを注文。見た目からも量は少ない。
こういう時には一緒にご当地ビールを頼むに限る。

江の島には「江の島ビール」があるが、この店では「鎌倉ビール」。
こちらのビールの方が飲みやすい。江の島の方は気を衒い過ぎている。
そんな印象である。ふと店員の女性の一人としばしのおしゃべり。
話してくれたところによると、日中のこの時間は海水浴客の為に
波乗りは禁止されているそうだ。9時〜17時まではその時間帯だそうだ。
道理でサーファーの姿を殆ど見かけない訳だ。

私が夜勤明けでこの店に偶然訪れた事を告げると、女性で夜間バイトで
働いた後に波乗り禁止時間となる9時まで波乗りをして、その後に
またバイトに行くというパワフルな方がいるそうだ。
私の体力ではとても真似ができない。ある意味感心してしまう。

この辺りは海水浴場としては外れにあたるらしい。
殆どの客は江の島駅からすぐのところに集まるようで、更に盛況な
海の家に客に流れているために昼間は閑散としているそうだ。
その変わり、海の家が終わった後は憩いと酔い処を求めるべく、
この店も賑やかになるようだ。店員の雰囲気も酒を飲んで酔って
楽しくというのがとても好きそうな感じである。

2人だけかと思ったが、後から仲間らしき女性が入ってきた。
4、5人くらいで切り盛りしているのかもしれない。
夜になれば横須賀のネイビーバーガーと海軍カレーを出す店の夜とは
また少し違った表情を見せるのだろう。

江ノ電から降りて見て、初めて出会う夏の湘南風景であった。

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