2007年7月17日火曜日

つくもノヲ”X="1≠ 179



夜勤の職場へ向かう電車へ乗り込む前にふと虹を見た。15日。
何かいいことあったか・・・・・特に平和だった。

16日のアキハバラ。カレンダーを見て「海の日」であることに気づく。
祝日の歩行者天国はにぎやかだった。
新宿駅の万世ラーメンで、パーコーラーメンを食べてみた。




17日は朝から雨。台風4号の影響か。
だが濡れて嫌な雨ではない。浴びると気持ちいい粒々の雨が舞っている。
昼過ぎに起きたが、家には昼ご飯になるものがないので、
有楽町のインディアンを食べに行くことにした。

15時過ぎにいつもの店に。雨のせいかいつもの行列はなく、
すぐに座れた。それでも常に全15席はほぼ埋まっている。

インディアンの大盛りを食らう。
このまま病気になっていいと思える魔法のスパゲティー。
この私にとっては麻薬そのものなのだ。何度食べてもまた食べにいきたい。
不思議なスパゲティー・・・・・

最後は牛乳でしめる。すばやく店を後にする。

ふと神保町で本に触れてみたくなった。
前にいった古本屋を記憶を頼りに歩き回る。
なかなか見つからなかったが、やっと見つけた。「明倫館書店」。
入り口すぐ傍に地下へ降りる階段があるが、階段にも
地下の本棚のそばにも本が積み上げられている。
足元にも気をつけないと、商品である本を踏んづけてしまう。

地下の自分の背よりかなり高い本棚と本棚に挟まれた空間で
見上げるように本棚の数多の本から面白そうな本を探すのが好きだ。
他の書店に行ったことはあまりないけれど、古本屋でも敷居が
あまり高くないこの店が良いのだ。

「量子ドットへの誘い マイクロエレクトロニクスの未来へ」
  R・タートン著/川村 清 監訳


最近少々乱読が過ぎている。腰を落ちつけてこの本を最初から最後まで
ゆっくり読んでいこうと思う。
次世代コンピュータとして期待されている「量子コンピュータ」と
しての「量子」もすこし気になるところだ。

PICマイコンに手をつけるのはまだ早すぎた。極めるわけではないけれど
この本を基礎知識に出来たら、作業が止まっているマイコン作成も
続行することにしよう。

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17日の雨が降っている光景から。
傘は君の判断で差したり、畳んだりするものだ。
人のを見て、判断するのはおかしいことだ。


携帯音楽プレイヤー「リアルタイムミックス」

聴いている曲と聴いていた曲がここでつながればいいな
と思ったら、すぐに作って聴くことができる。
将来的には想像しただけで、作成した曲を聴くことが
可能になると思われる。
プレイヤーがその人の脳から発する神経信号をキャッチし
曲を自動作成するのだ。

つまり、プレイヤーから操作ボタンはなくなる。
すべて考えただけで再生も停止も早送りも、操作できる
ようになるからだ。

自動ドアの前に立ってもすぐに開かなくなった。
センサーの感度が悪いのか?
それとも歳をとるにつれて機械にも見えなくなってしまうのか?
まるで透明人間のように。
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2007年7月13日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 178





朝10時半に起きる。
地下鉄を有楽町で降りる。そうだ、例のインディアンを食べに。
起きてから何も食べていない。横綱はいけそうだ。
余裕だった。余裕で牛乳もいけた。

アキハバラに向かう。今度は小川町で降りる。
雨が降り出しそうな灰色の下を街に向けて歩く。

いつもの商店で缶コーヒーを飲む。
いつもの中古CD屋で、気になるジャケットを一枚買う。

帰る。街では結局雨に降られずに済んだ。

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駆け込み乗車が許される例:

10両だと思った電車が6両なので、だいぶ後ろに
止まった。発車しそうだ。

最終電車。

ダイヤ乱れ中。
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2007年7月8日日曜日

つくもノヲ”X="1≠ 177


前回のニッキで宣言したとおり、思い出のロマンスカーに
乗るべく、休日なら起きない時間に起きた。朝7時である。

前回新宿駅の案内に尋ねたらその日によって、旧塗装の運行は
変わるそうだ。
そのため、まず改札横の駅員に今日一日の運行情報をすべて
教えてもらいながら、備え付けのロマンスカー時刻表に○を
つけていく。

初回は箱根から新宿へ向かう。本厚木発が8:36。
このロマンスカーを狙うべく、まずは朝ごはんを駅前の
ミスタードーナツで済ませる。お替り自由のカフェオレと
ドーナツ3つをゆっくりと食べて、電車に乗り込む。
※ガラスの仕切りの上に止まっているはずのハエはこの距離では
 デジカメには写らなかった

本厚木に着いた。時間的にこの電車がぎりぎりだったようだ。
この電車が行った後に、そのロマンスカーはゆっくりと
ホームにすべるように入って止まった。





さがみ72号。新宿行き。
乗り込んでしばらくすると、ゆっくりと新宿に向けて走り出した。
7000形はしばらく乗っていなかったこともあり、そしてあの頃の
ロマンスカーに乗っているという雰囲気が、小さい頃に何度も
乗っていった記憶がよみがえる。そして、思わずうれしくなった。

車窓の景色は昔からだいぶ変わってしまった。
高架複々線事業が進められて、より都会的になっていく。





途中町田に止まると、後は終点までノンストップ。
20分ばかりの思い出に浸って、新宿駅に降り立つ。
昨日は慌しくて撮れなかったけれど、今日はゆっくりと存分に
余韻に浸りながら、撮ることができたので満足である。
周囲にも写真を撮る人たちがちらほらと見かけたが、
そのロマンスカーが静かに発車すると、消えていた。



さて、この後どうするかは何も考えていない。
このまま、時間を潰してまたあのロマンスカーで帰っても良いの
だが、せっかく来たからと思いついたのは昨日の続きではない
けれど、西武新宿線の旅にすることにした。





昨日と同じように駅を目指すのだけど、やはり迷路のように
連絡通路が入り組んでいて、やはり迷ってしまう。
昨日今日でなんとか、歌舞伎町方面へ歩けばよいことがなんとか
わかったくらいである。

西武新宿線の改札を抜けると、ちょうど10:00に出発する特急小江戸
7号の本川越行きが待っていた。

ロマンスカーのように特急券が必要なようで、終点の本川越まで
410円。乗り込んでみると、時間帯のせいだろうか車内はほとんど
乗客がいない。

本川越までの約40分で、途中の高田馬場・所沢・狭山市と停車したが、
少し乗客が乗ってくるくらいで、ロマンスカーのように席がだいたい
埋まることはなく、静かな車内であった。


本川越直前で単線になり、そして複線に分かれるホームのひとつへ
滑り込む。今度は11:30分発として出発までを待つようだ。



本川越駅自体が駅ビルになっていて、上の階からショッピングモール
になっている。駅前の横断歩道を渡って、細い道を入っていくと
東武東上線やJR線の川越駅まで続いている商店街が続いていて、
休日帯の賑やかな雰囲気の中をゆっくりと歩いていく。





川越駅から池袋に向けて、すぐに来た各駅停車に乗ることにした。

途中、線路に人が立ち入ったとして電車が止まる事故があった。
線路脇にすむ夫婦らしき2人が麦藁帽子を被って草刈り(?)らしい
姿が運転席の左側に見えたが、電車は止まって運転士はすぐそばの
夫婦に事情を確認し、後方の車掌と取り合っているのか何度か
受話器を取っていた。
しばらく止まっていたが、やがて池袋に向けて走り出した。

和光市で降りる。この駅名が気になるから撮ってみたかった。
「ちかてつなります」。ここから池袋行きと有楽町線に分かれる
のだが、この駅名には「に」を入れて読みたい(笑)。

※路線図を見て、前からの謎は解明した。(だいぶ前のニッキより)
 私鉄毎に太線になっているようだ。





池袋でまず訪れたのは、石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」
の主人公のお気に入りの場所、西口公園の円形広場である。

円を囲むように銀色のベンチが配されて、ちょっとしたコンサート
ができるような舞台があり、コンサート前なのか、後なのか
舞台上で何人かが、機材らしきものを動かしていた。

円形広場を突っ切って、主人公が店番をしているという果物屋が
ある西一番街に行ってみた。本で読んだイメージでは狭い路地
だったが、実際は八百屋などまったく似つかわしくない広い通り
である。

西一番街を出て、目についたラーメン屋で頼んだとんこつラーメン。
こってりしていたが、これはこれで良かった。

池袋を後にして、湘南新宿ラインで新宿へ戻る。
アニメ「時をかける少女」の聖地巡礼のため、西武新宿線に乗るためだ。





再度、西武新宿線で今度は各駅停車は中井駅で降りる。

ホームの両端に踏切があり、まずは本川越寄りの踏切へ行ってみた。
踏み切りこそ幅はせまいが、踏み切りをわたって奥へ進むと坂道に
なっていく。途中に広い道を横断するところは違っているけれど
坂が終わるあたりで振り返ると、劇中に出てきた踏み切りの向こうに
見える景色などは、雰囲気がそのままだ。

踏み切りを渡ったときに気になる看板があった。
「林芙美子記念館」である。ヒロインの家のモデルになったところで
この目で見にいこうと思ったのだ。





少し歩くと、「林芙美子記念館」の看板を少し入ったところに
入り口がある。ここからさらに少し奥正面が受付になっている。
入館料150円。パンフレットを渡されて、ゆっくりと順路を回ってみる。

倉庫らしき建物では写真が何枚か展示されていて、ここで昭和初期の
中井駅の写真があった。実際に見に行かれるとわかるが、今のように
坂の途中の住宅街ではなく、あたりは開けている。
線路があって、そこに電車が走ってくる。そんな風景である。

隣の展示室は林芙美子の生涯を紹介したビデオが繰り返し流されて
作家活動で生まれた作品や、冊子などとともに訪問者が書き込む
「林芙美子ノート」なるものも置かれていた。

最初はヒロインの家のモデルを見るために来ていたが、
林芙美子の生涯に関する冊子を読んでいくうちに絵描きになりたくて
アトリエまでつくったのに、結局描けなかった絵がもしかしたら、
劇中に出てきた絵かもしれないなと想像してみたのだ。

林芙美子について少し知りたくなって、受付で売っているという
林芙美子が生きていた頃の「新宿盛り場地図」(500円)を買って
記念館を後にした。

中井駅へ戻る途中、ホームのさっきと反対側の踏み切りへ行く。
すこし奥に劇中に出てくる看板のモデルである「中井商工会」の
看板と時計が見えた。

1日かがりの東京小旅行は少し疲れたけれど楽しかった。