2008年8月23日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 393



本厚木から地元を目指してウォーキング。
本厚木の続きから。

昨日と同じように、なるべく線路沿いに
歩くので、国道や県道を使って歩くのに
比べると時間は相当かかるだろう。

前に地元から本厚木まで国道246号線を
歩いたら4時間はかかった。
それを考えると、地元まで歩くのは
少々厳しいか、不可能だろう。
さらに小雨がパラパラと降り続いている
ずぶ濡れにはならないが、それでも長時間
濡れ続けて風邪を引いても馬鹿である。



まずは愛甲石田へ。
本厚木から暫くは市街地のため、舗装された
道路を高架になっている線路沿いに歩く。
そのまま国道や県道を歩いて行きたい気持ちを
ぐっと抑えて、そうした道から一面田んぼの
緑へと歩を進める。
線路に近づいたり、離れたりと蛇行して歩く。
川沿いのサイクリングロードのように、
綺麗に整備された道など、田んぼにはない。



田んぼへ続く道の両側に咲くひまわり。
ひっそりと古めかしいガーター橋が使われて
いるのは小さな発見。




おまけにしっとりと雨が降り続け、
一面生えている雑草は濡れ、嫌でも運動靴の
つま先から中が濡れて気持ち悪い感触が分かる。
靴底に穴が開いているわけでもなく、水溜りに
入ってしまったわけでもないのにぐっしょり。
ランニングシューズ故に、通気性がよい構造で
あることを忘れていたのだ。




線路は真っ直ぐだが、歩いていく道は行ったり
来たりと忙しい。なかなか前に進まない。
歩いているうちに伊勢原までにしようと考える。
せめて小学生、中学生まで慣れ親しんだ風景を
もう一度見てから、ウォーキングは終わりに
しよう。昔よく見た風景は今も変わらないが、
車両だけは新しいものが走り去っていく。




私が今までの生涯の半分を過ごしてきた団地も
思えば小田急線のすぐそばにある。
団地もよく見ると、外観の塗り替えの他に
柵も新しいものに変わっていた。
そしてそのまま線路沿いへ歩いていけば、
懐かしい伊勢原駅前にたどり着く。

よく見ると一部店が変わっている所もあるが、
ほとんどは昔から変わらない。
「とうきゅう」も「イトーヨーカドー」も
昔のまま健在である。
ただし、伊勢原駅は改装中で新しくなろうと
しているようだ。

イトーヨーカドーはまだファーストキッチンが
営業していた。
ロゴや内装は少々変わっているが、雰囲気は
昔のところが残っている。
残念ながらシェークは販売していないようだ。
小腹も空いてきたので、ついテリヤキバーガー
セットを頼んでしまった。
メロンソーダを飲みながら、伊勢原から先も
ウォーキングを続けようかと思ったが、
次の鶴巻温泉までも結構長い区間、田んぼの
風景が車窓から見えたことを思い出して
止めることにした。

写真を振り返ると、EXEばっかり(笑)

つくもノヲ”X="1≠ 392


国道246号線を歩いて帰ってもいいが
それでは面白くないだろう。

相模大野から地元へ戻る形で
小田急線の線路になるべく沿う様に
歩いてみた。


相模大野。
ほぼ毎日のように通勤で使っている駅だが、
駅のホームを潜る形で、駅の反対側へ
出る地下道があることを初めて知る。
道を間違えたようで、小田原線から少し離れて
江ノ島線を相模大野から少し出た辺りを
潜る形でスタート。


何とか小田原線沿いの道を探し当て、軌道修正。
小田急相模原から暫くはピッタリと道が線路に
沿って続く。



相武台前。
駅の反対側には県道が新百合ヶ丘まで続いていて
そちらは歩いたことがある。
なので、今回は線路の向こう側を越えないように、
なるべく沿って歩いてみることにした。


相武台前と座間の間で、撮影に適した公園あり。
「湘南マリン」運行中もここには私以外の御仁も
カメラを携えて撮影しに来たのだろうか。



座間。
しばらく待っていると小田原方面のホームを
5000系が通過していった。



座間から海老名の間にも線路沿いの道がしばらく
続いている。車窓からいつも気になっていた道だが
こうして歩いてみると、ここも中々の撮影ポイント。
白い柵が少々邪魔か。
暗くなれば左側に並ぶ街頭が、黒い道に煌々と
白い光を落とすことだろう。
左側の白い光、右側の小田急線の灯。
絵になりそうである。



やがて相鉄線と合流するようになる。
その少し手前にある踏み切り。
合流すると、小田急線の向こう側を越えてしまう。
相鉄線の海老名方面側の線路を歩いていく。




海老名手前にも、よい撮影ポイントがあった。
うまくタイミングが合えば小田急線と相鉄線の絡みも
撮影することができる。
おまけに背後に家や人通りがないため、蚊に刺される
ことを我慢すれば、ゆっくりと撮影することができる。


海老名。
相鉄線ホームから。
小田急線はこのホームの向こう側にあるので、
相鉄線に隠れてしまう。


海老名を通り抜け、厚木へ向かうと一面開けた景色に
なる。田んぼの向こうに大山。
しばらくすると高架をLSEの灯が通り過ぎていく。


厚木。
うまいタイミングで相模線。その上を小田急線。
小田急線と相模線が出会う回数はどれだけあるか?
ここで重大な事を忘れていた。



相模川を跨ぐ橋は線路を越えた向こう側にある。
線路を越えないで歩くには、平塚方面へかなり離れた
橋まで行く必要がある。
海老名運動公園に入る直前、背後で踏切が鳴る。
しばらくすると平塚方面の相模線の灯が横切っていく。


暗闇に黒猫。見えるだろうか?



相模線の門沢橋から少し離れた所にあるのが、
相模川にかかる所沢橋。
これもタイミングよく、花火が打ちあがった。
位置的に平塚で花火大会があるのだろう。
小雨が降る中、橋の上でしばしの花火見物。
よく見ると、他にも見物している人たち。
さらに行き交う車もゆっくりと走り、考えている事は
どうやら同じらしい。

ここまで頑張って歩いたご褒美をもらってみたいで
ちょっと嬉しかったが、橋を渡り終えたら本厚木まで
先ほどと同じ距離を歩いて向かわねばならない。

しばらく相模川沿いを歩いていたが、
国道や県道を歩いて戻ることにした。
県道601号線(国道129号線)へ向かう少し前、少々方向を
迷ってしまい、携帯電話を開き、お手製のGPSで現在位置を
確認。趣味で作成したものだが、これまでも何度かお世話に
なっている。個人的にはEZナビウォークよりも使い易い。


本厚木には2時間後の22時過ぎ。
結構歩いた感じがしたが、距離は10kmほどだった。
もう少し遅かったら、うっかり一本後のロマンスカーに
乗らざるを得なかったので、絶妙なタイミング。

2008年8月18日月曜日

つくもノヲ”X="1≠ 391





久々のボウリング。全3ゲームで75、99、109。
両隣の矢鱈にはしゃぐ夏色の若者たちの雰囲気に嫌気が差して
3ゲームでうんざりした、ということでもあるが。

久々のロマンスカー。
財布がピンチなので、しばらく我慢していたが
新宿まで旧塗装のロマンスカー。
窓から今年もあと僅かで見納めだろう。
入道雲が右窓に広がっていた。

久々の有楽町。
ここではジャポネでいつものインディアンを食べる。
普段の勤務ではお金がないので、昼飯を抜いて
水道水だけで頑張っているのでいつもにも増して美味しい。
あと12日、給料日まで水道水で頑張らないといけない。

実は9月に遅い夏休みを控えている。
9月初めの5連休に青春18きっぷで九州までの列車旅を
考えている。だから今月はあまり金を使えない。

財布はピンチなのに、帰りもロマンスカー。
しばらくはロマンスカーもジャポネもお預け・・・。

2008年8月8日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 390



地元から20km離れた本厚木まで、ウォーキング。
鈍ってきた身体に渇を入れなくてはならない。
連日の30度を軽く超える中、今日も朝から暑い。

昼間はピークで雨戸も玄関の扉も熱くなっている。
このピークを外して、少しでも日差しが弱くなる
時間帯と考えて、14時半に家を出た。
20kmをあまり休憩せずに歩き続けた場合の所要時間は
4時間。この間に西日へ傾き、日差しも弱くなるだろうと
考えていたが、やはり甘かった。






長ズボン、首にタオル、そして帽子を被っても
歩いているうちに絶え間なく流れてくる汗。
買っておいたお茶のペットボトルを定期的に飲んでも
しばらくすると喉が渇いてくる。
これで帽子を被らずに歩いていたら、もうアウトだろう。
それぐらい暑い。

国道246号線をひたすら小田急線沿いに歩くコースだが、
歩き慣れている距離であっても、この激しい暑さが
容赦なく中途でリタイアさせようと目論む。
この暑さで、短時間のうちに汗びっしょりとなり
私のエネルギーを奪っていく。

奥多摩の旅でもそうだったが、暑さこそ敵である。


しかも暑さも昼間や夕方までで終わるわけでなく、
長く長く尾を引くように続くので、歩いているうちは
汗が引くことが全くないのである。
ゴールの本厚木駅に近づく頃にはようやく日が沈もうと
するところで半分夜になった。それでもじめっと暑い。

途中途中で休憩を入れたが、ペース配分は良かった。
予定通り、19時には本厚木駅前に到着。


本厚木駅へ向かう直前、西の空に入道雲。
それも夕日に照らされた入道雲を見ると、少しの間
疲れを忘れてつい、デジカメを構えてしまった。
私にとっての頑張ったご褒美としておこう(笑)

立秋となり、暦上では秋の始まりとなっているが、
この連日の倒れそうな猛暑は真夏を思わせる。
ここしばらくはこの暑さゆえ、運動される方は
熱中症などで倒れぬよう、無理せずにこまめに水分
補給をするように気をつけて頂きたい。


帰りはロマンスカーで。
絶妙なタイミングでロマンスカーが来た。
本当に助かった。
急行しかなかったら、心が折れているところ・・・

2008年8月2日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 389


地元から小田急線で20分ほど。
本厚木駅を降りると、近くに相模川が流れている。
厚木では最大のイベント、あつぎ鮎まつりの
花火大会が行われる。

8/1は前夜祭。2日には花火大会。
1日は、祭り見物も兼ねて地元の友達と飲んだ。
中学校の同窓会で久々に意気投合し、彼からよく飲みの
誘いがあり、月一度の割合で会っている。

そんな彼は仕事が朝早くても、時間があれば夜は
よく飲む、いわば飲み友達であり、遊び人でもある。

彼が知り合いの女の子を呼ぶというので、
高校生以来、女の子としゃべる事がなかった私は
その女の子に期待しながら、二つ返事で誘いに乗った。

18時地元の駅で彼と待ち合わせ。
そう約束していたが、夜勤明けでつい家で寝過ごして
しまい、起きたのは19時半。大遅刻である。

携帯を開くと、彼からメールや電話がひっきりなしに
掛かっていた。先に女の子と向こうで楽しんでいるらしい。
このまま行っては初対面の女の子にはかなり印象が悪い。
ダメ男確定である。
遅刻した責めての侘びとして、行きがけのコンビニで
ビールと酔い覚まし用にお茶やサイダーのペットボトルを
買い、駅へと急ぐ。
ホームに降り立つと丁度来た電車に乗り込む。

1日目の前夜祭は21時で終わりである。
今20時過ぎ。向こうについても30分しか祭りを楽しめない。
模擬店で飲み物が買えなくなるかもしれない。

21時の20分前。何とか祭りの会場で彼とその女の子と合流。
遅刻したことを誤り、自己紹介も簡単に済ませたところで
もうすぐ祭りは終わるところである。
ビールを買ってきたのはやはり正解であった。
女の子もそれほど嫌な顔はしていなったと思う(多分)

缶ビールを飲みながら、酔いの勢いも手伝ってか
初対面にも拘らず、女の子とは他愛のない話で盛り上がった。
もちろん素面ではこうはいかない。

女の子は夜遅くても大丈夫と言ってくれたが、
あまり遅いのもよくないので、22時過ぎ一緒に電車に乗り
帰ることにした。その女の子は途中の最寄駅で降りたところで
お別れ。後で彼の携帯にその女の子からメールが来たところに
よると、印象は良かったらしい。ひとまず面目は保たれた(笑)

が、ここで終われば楽しい夏のひとときだったが
そう簡単には終わらなかった。

この後彼とふたりで地元に戻り、スナックで焼酎をカブ飲み。
祭りでビールを飲んで酔いが抜けてないのと、ボトルキープ
として出してもらった吉四六(きっちょむ)が飲みやすくて
つい調子に乗り、二人で一瓶空けてしまうハイペースが
良くなかった。

彼もグロッキーだったが、問題は私の方だった。

学生の頃のバイト仲間での飲み会など、何度か飲み会をした
機会で気をつけているつもりだったが、スナックを出て、
そばのコンビニ前の駐車場でぶっ倒れてしまった。
最初は吐いていたが、ほとんど何も食べていなかったため
胃液ばかりが出て、胃のムカムカが最高潮に。

そう、急性アルコール中毒である。

彼が必死に呼びかけてくれたのは聞こえていたが、
胃のムカムカと血の上るような火照りでとても返事をする
余裕はなかった。
しばらくそのまま様子をみていた彼がヤバイと判断し
すぐに私の両親に連絡してもらい、救急車も呼んでもらった。

後で彼と駆けつけてくれた両親の話では、触れると体が
冷たかったようで、かなり危険な状態だったらしい。

救急車も来たが、その場から運び出せなかったらしく
救急車には彼が、私は両親の車で病院へ運ばれることになった。

それから5時間ほど昏睡。
気づいたら白いベットの上で、右腕に点滴の針が刺さっていた。

私が目を覚ますまで、点滴の袋は一袋では足りず
二袋を使い切ったようで、治療代は5000円。
自業自得だが、痛い出費であった。

心配をかけてしまった彼とそのご両親、そして私のご両親には
本当に迷惑をかけてしまった。

そのお詫びとして、彼には近々家でバーベキューをやろうと
話をして、私の両親には8月2日の花火大会に見物がてら
寿司でもごちそうすることになった。

この時ほど、甚平を着た彼が格好よいと思ったことがなかった。
甚平を着た男はまさに命の恩人であった。
酔い、良い友人とはこういうことかと実感した事件でもあった。

彼には2日いっぱい自宅謹慎するとは話したが、
鮎祭りの花火だけはどうしても見たい。
両親には自宅謹慎を命じられたが、お詫びとして寿司をご馳走する
条件で出かけてもよい許可を頂いた(笑)

本厚木へ向かう小田急線の車内はどんどん混んでくる。
夏色に染まった若い男女、特に女性の浴衣姿が目立つ。
みな、鮎祭りの花火大会だろう。案の定、本厚木で浴衣姿や甚平姿
の男女たちがどっと降りていく。



いつもはない、熱気が改札口からずっと外まで続いている。
駅の外に出ると、駅前の高い建物の向こうに花火の打ち上げる音が
聞こえてくる。すでに始まっている。
大通りの両側は露天がずらっと並び、たこ焼きややきそば、生ビール
そしてお好み焼きなど店員の掛け声にも熱が入る。
各店も食べ物や飲み物を店の前に出し、この掻きいれ時を逃しまいと
負け時に声を張り上げ、祭りムードを一層高めている。

昨日の飲み会でぶっ倒れてから何も食べていないので、
まず露天で買ったやきそばで腹を満たす。

打ち上げされている相模川まで行ってみたかったが、
すでに河川敷には動けないほどの人で埋まっているだろう。
なので、両親ともに露天が並ぶ大通りの花火が見えるところまで
移動することにした。






見えるところでは花火に向けてデジカメや携帯のカメラを構える
人だかりができていた。

私も持参のデジカメで何枚か撮ってみたが、いまいち写りは悪い。
手ぶれ防止にセルフタイマーを使ってシャッターを切っているため
打ちあがるタイミングをうまく図らないと、なかなか花が開いた
瞬間を収めるのは難しいのである。

何とか収め、しばらく見てから帰ることにした。
地元へ戻る小田急線も途中まで祭り帰りの人たちのにぎやかな
雰囲気を乗せていく。

地元では約束どおり、駅前の居酒屋で両親にビールと寿司を
ご馳走した。そして家路についた。