2008年2月28日木曜日

つくもノヲ”X="1≠ 314



来る3月14日から4日間にかけて、「東日本&北海道パス」と呼ばれる
JRが販売している格安きっぷを使って、札幌までの鈍行の旅へ出ようと
計画している。

仕事の関係で、仕事が退けた14日の夜から「ムーンライトえちご」に
乗ろうと先日みどりの窓口へ駆けつけたが、なぜか満席。まだ約1ヶ月前
というのにすでに満席。他の日は余裕で空席があるのに、なぜか14日
新宿発が満席。途中の高崎、大宮からも調べてみたが満席・・・。

どうやら原因は15日早朝に新潟駅、ほか2駅で販売される記念Suicaのようだ。
1枚2000円でおなじみのペンギンが稲穂を持っている絵柄。
新潟駅では6時から販売開始となっており、4時51分に新潟駅に到着する
この「えちご」はまさにうってつけの列車なのである。

個人的に興味のないイベントなので、鬱陶しい以外の何者でもないのだが
まだ諦めきれずに何度かみどりの窓口へ足を運ぶもいまだに満席・・・・。

今回計画している旅では、「えちご」に乗れなくても別に計画倒れには
ならない。手元にある3月号の時刻表を調べてみると、えちごに乗って
新潟経由で行こうが、14日夜をはずして15日の早朝から東北本線を行こうが
青森の到着はそれぞれ17時10分、18時44分と1時間ほどしか差はない。

蟹田と木古内相互発着に限り特急に乗車できるという特例があるが、
特例に該当する特急に乗っても、木古内から先に接続する普通列車がないため、
北海道に入って、いきなり木古内で足止めを食うことになる。

どちらのルートで行くにしても、その日の内に札幌へ向かうためには
22時42分青森発の「急行 はまなす」に乗るしかない。
青森に着いてから「はまなす」が発車するまでだいぶ時間が空くが
20時前後にはホームの自由席乗車口に並んだほうが良いらしい。
まだ乗ったことがないので、実際にどんな感じなのかよくわからないが
すぐに満席になることもあるようだ。座席夜行とはいえ、7時間あまりも
デッキで過ごすのは勘弁だ。

今回の旅で「えちご」にも乗ってみたいので、指定席のキャンセル待ちを
狙っているわけだが、今回は難しいだろう。
Suica販売イベントで満席になっているとしたら、通常とは違って払い戻し
は絶望的だろう。指定席が取れないことにはどうしようもない。

さて時刻表を調べたところ、次の2つのルートが浮上した。
だが当日は「えちごの指定席券がとれなかった」ルートで行くことに
なることだろう。でも当日まではわからないから、
「奇跡的に指定席券が取れた!」ルートでいけるかもしれない。

【奇跡的に「えちご」の指定席券が取れた!場合】

●3/14夜
(1日目) 

新宿  
23:10発
↓ ムーンライトえちご

●3/15
(2日目)

4:51着
新潟
4:54発
↓  (快速)
5:50着
村上
5:56発
↓ 
8:18着
酒田
9:38発

11:31着
秋田
13:12発

17:10着
青森

※このあと、急行はまなすで札幌へ
 それ以降は下と同じルート

【「ながら」の指定席券が取れなかった場合】

●3/14夜
(1日目) 

新宿 → 上野 → 宇都宮

※22時過ぎ出発のため、
 宇都宮から先には列車はないので、宇都宮で宿泊

●3/15
(2日目) 

5:24発
宇都宮

6:16着
黒磯
6:23発

8:25発
福島
9:00着
↓  (快速 仙台シティーラビット1号)
10:13発
仙台
10:40発

12:18着
一ノ関
13:26発

14:55着
盛岡
15:10発

16:57着
八戸
17:11発

18:44着
青森
22:42発


●3/16
(3日目)


6:07着
札幌

※札幌観光

札幌
22:00発

 
●3/17
(4日目)

5:39着
青森
6:10発

8:16着
八戸
8:52発

10:54着
盛岡
11:06発

12:35着
一ノ関
12:46発

13:33着
小牛田
13:38発

14:24着
仙台
15:02発

16:23着
福島
16:28発

18:32着
黒磯
18:35発

19:24着
宇都宮
19:26発

20:42着
大宮
21:17発

23:15着
国府津
23:38発

23:52着
松田


「えちご」で距離が稼げるかと思ったが、酒田、秋田で次の電車まで時間が
空いてしまう。この時間は昼飯を食べたり、休憩に使うのが良かろう。
まったくの乗り換え、乗り放しでは疲れてしまうから丁度よいかもしれない。

そして折りしも3/14はダイヤ改正で廃止される急行「銀河」最後の運転日。
この旅に出る前に、東京に寄ってこの「銀河」を見納めることもできるが
あえてそういうことはしないつもりだ。

おかしいだろう。いつも乗らないのに「廃止」と決まった途端に群がる人々。
どこかで言われていることだと思うが、廃止に至るのはこうした人々が利用
しなくなってしまったからだ。廃止の状況に導いておきながら、廃止を惜しむ
という流れ。「死んで」から大切されても意味はない。「生きている」間に
大切にしてほしい。それが大切だと感じる。鉄道好きの端くれとして、
前から感じていた違和感をここに記しておく。

2008年2月22日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 313


朝から高カロリーの小旅行。
新宿→有楽町→新宿→箱根湯本→宮ノ下→小田原。

地元のミスタードーナッツで朝食。
ドーナッツ2個とメロンソーダ。

小田急線で快速急行があれば、新宿まで乗っていこうと
思ったが、急行だったので田園都市線で行こうと思ったが、
途中でロマンスカーに接続していたので、ロマンスカーで
新宿まで乗っていく。

新宿から丸ノ内線で赤坂見附まで。ここから永田町までの
階段アスレチックコースを経て、有楽町線で有楽町まで。
いつもの店でインディアンを食らう。

有楽町から山手線で東京へ。東京から中央線で新宿へ。





新宿からは15時40分発のロマンスカー、はこね号で箱根湯本まで。
久々の展望席。座っていると、通過する、停車するホームで
待っている人たちの視線を嫌でも感じる。この優越感が堪らない。
新宿で買った、チョコレート味のマックシェイクを飲みながら、
マックフルーリーのダブルショコラを食べながら。





途中の入生田あたりから上り坂、嘗て小田原から走っていた
登山電車の名残である、三本レールが見える。
今後この光景も見られなくなるだろう。

スピードを落として、単線区間を走る終点、箱根湯本が近づく。
ホーム右側に1日1本の準急新宿行きが待っている。
17時09分、この車両はしばらくしてホームを離れていった。





登山電車で宮ノ下まで30分ほど。青色塗装の電車と従来の赤色電車
の4両編成は時速20kmほどのゆっくりと登っていく。




宮ノ下から徒歩10分ほど国道1号線を彫刻の森方面へ歩いていくと
道の途中にある日帰り温泉で体を流す。湯上りの三ツ矢サイダーは
美味しい。綺麗な満月を見上げながら、帰りの登山電車を待つ。


小田原では構内の喫茶店に寄って、一服。
高カロリーな日帰り旅。

2008年2月20日水曜日

つくもノヲ”X="1≠ 312






御殿場線は松田まで。未だにPASM0圏外とは思わなかった。
小田急に乗り換えるために松田で現金払いと引き換えに
駅員から白い紙を渡される。
簡易改札機が無い限り、国府津で松田までのきっぷを
PASMOで買って乗車するしかない。

22時ごろの新宿行きの小田急線は先頭車両に自分以外、
誰もいない。普段は人の目があって撮れないアングルで
写真を撮ってみる。

夜勤明けに有楽町のいつもの店で、インディアンを食らう。
食後に缶コーヒーを飲みながら、久々の地下探検に
新宿辺りを歩き回ってみようと、丸ノ内線の車中を想う。



その前に新宿御苑に行ってみた。
歩き回っているうちに小人が住んでいそうな世界があった。
上に尖っているのはラクウショウの気根と呼ばれる。



有楽町線を小竹向原で降りる。
ここから新線池袋駅にも行ってみた。6/14に開業する副都心線の
線路がこの新線池袋駅の端から見える。

2008年2月15日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 311


今回は弟くんを連れて。
地元から有楽町→新宿→箱根湯本という日帰り強行プラン。
兼ねてからの彼の希望で、何度か一緒に行っている有楽町の
例の店でいつもの通りにインディアンを注文。
彼は今回、チャイナしょうゆ味を注文。大変ご満足頂けた様で。





有楽町から新宿へ戻り、白いロマンスカーVSEで箱根湯本へ向かうため
発車までしばしの時間をヨドバシカメラで液晶テレビの値段を見たり、
ロマンスカー内で食べたりするケーキや飲み物を買ったりした。





13時40分発の「スーパーはこね」はその白い優美な車体をホームに
横たえて、発車をゆっくりと待っていた。
栄光のノンストップ電車は新宿を出たら、小田原まで停車しない。
そのため所要時間は1時間と少しであっという間に箱根湯本である。

前にも一度町田まで乗ったことがあったが、座席は前の座席との間隔が
広めに取ってあり、足も楽に組めて、伸ばすこともできる。
また窓側に気持ち向いているので、無理なく車窓の景色を楽しむことが
できる。

自動ドアも従来の自動感知ではなく、ドアに手を触れて開く方式なので
無駄に開くことがない。またモザイクのようになっているので、
デッキからもこちらからも見えないので、落ち着いて過ごせる。





遅れることなく、箱根湯本までのロマンスカーのひととき。

箱根湯本からは箱根登山鉄道に乗り換え。次の塔ノ沢駅が今回行こうと
している温泉施設、ひめしゃらの湯の最寄り駅なのだ。

塔ノ沢の簡易改札機を抜けると、奥へ整備された歩道が続いている。
この歩道を5分ほど歩いていくと、途中から上り坂になり
登りきったところにその「ひめしゃらの湯」がある。

おとな一人1050円。フェイスタオル300円。貸しバスタオル300円。

ベコニア園と共通の入口を奥へ進んでいくと、受付に突き当たる。
ここで現金と引き換えに入湯券となるレシートが発行される。
これを隣の「ひめしゃらの湯」の受付で見せることで、
入湯することができるシステムだ。ならば、ここで受付すれば
よいような気がするけれども・・・。

丹念に体を洗い流し、ゆっくりと時間をかけて湯船に身を任せる。



無料の休憩場で飲んだメロンソーダは格別である。(300円。高いけれど)
ソフトクリーム(300円)、フライドポテト(300円)、ウィンナーの盛り合わせ
(350円)。そして新宿で買ってまだ食べていなかったケーキも食べた。
久々にちょっぴり贅沢した気分である。

帰りも塔ノ沢から登山電車に揺られて。PASMOを持っていないと乗車券を
車内の車掌から購入することになる。すると普段見慣れない白い紙に
発駅、着駅に鋏でパンチ穴を開けて渡される。

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小田急線についてwebでなんとはなく漁っていたら、種別について少し興味が
沸いたので、各駅停車について調べてみた。
路線図では新宿から箱根湯本まで、各駅停車の青い線が延びているが、
新宿から通しで、箱根湯本まで行く列車はない。
一番長いのは各駅停車小田原行きで、これは8時と17時の2本しか設定がない。

では箱根湯本からはどうか。今回の小旅行ではロマンスカーで箱根湯本に
降り立ち、ふとホーム上部に掲げられた時刻表を見た。
すると17時台にひとつだけ、緑の数字で準急新宿行きの記載があるのに気づいた。
17時09分発、準急新宿行きである。

塔ノ沢から帰りに時間があれば、その列車を撮ろうかと思ったが
箱根湯本に戻ったのは18時過ぎ。すでに列車は発車した後だった。

一日にひとつだけの準急という設定もそれだけで鉄オタの端くれとしては、
注目すべきところだが、それだけではない。

小田急電鉄のホームページに行き、「各駅時刻表」に行ってみてほしい。
プルダウン式で駅を選択できるようになっているが、小田原から先、箱根湯本まで
がない。恐らく登山電車がもう走っていない今でも箱根登山線扱いとされている為
だと思われるが、「乗り継ぎ・運賃検索」でも検索しても例の準急は結果に
表示されない。

箱根登山電車のホームページに行き、「全駅時刻表」にあるPDFファイルで
ようやく箱根湯本17時09分発、準急新宿行きの存在が判明する。
個人的に「隠れ準急」と名づけたい。

※私鉄時刻表には載っていることだから、大袈裟に言う話でもないが・・・

小田急電鉄のホームページの問いあわせフォームから、この旨を送信したが
果たして回答はあるのだろうか?