2010年7月20日火曜日

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東京
11:16発

↓ 1111A 京葉線
  快速
  
11:58着
蘇我
12:07発

↓ 171M 内房線

13:55着
館山
15:39発

↓ 9123M 外房線~総武本線
  快速 白い砂2号
  
19:10着
両国


世間では3連休の最後となる19日。
本日も夏らしい強い日差しを浴びる事になりそうである。

夜勤明けにそのまま渋谷へ向かう。
運賃を調べた結果、JRの運賃は2210円が一番安いようだ。
途中までは私鉄を組み合わせようとしたが、
逆に少し高くなってしまう事がわかったからだ。

渋谷~館山くらいの距離であれば、素直にJRを使った方が良いようだ。

渋谷から山手線で品川へ。京浜東北線に乗り換えの必要は無いのだが、
なるべく山手線を使いたくないのである。


東京からは京葉線の地下ホームまでは10分近くを歩いていく。
例の連接台車だったらと期待したが、乗ったのは古参の205系。
この車両ももうすぐ京葉線の高架を走る姿が見られなくなるだろう。
その意味ではちょうど良い機会だったかもしれない。

武蔵野線は臨時列車や甲種輸送、回送列車のメッカだが、
こちらは別の理由で通り過ぎる各ホームにはカメラマンが
レンズを向けているようである。

連休とあって、親子連れの姿が目立つ。
子供のはしゃぐ姿を見ると、こちらも何だか楽しくなってくる。

蘇我からは安房鴨川行きの普通列車に乗り換え。
車両がボックスシートなのはいいのだが、残念ながら駅弁はなく
ニューデイズの弁当で昼ご飯となった。
向かいに人が座っている前で食事するのは少し気が引けるが
おそらく隣のじいさんはそれ程長くは乗っていかないだろうと読んだ。
その読み通り、次の駅に降りていった。

窓側に座れれば、落ち着いて景色を眺めながらご飯が食べられる。
ゆっくりと時間をかけて食べれば、少ない量でも腹持ちが良い事は
この間の北海道旅行で学習した事である。
また消化も良いので、栄養もそれだけ体内に浸透しやすくなる。
良く噛んで食べるとは単に顎や歯を丈夫にするだけではない昔からの
知恵なのだと今更ながら理解出来た今日この頃なのである。

お腹が満足すれば当然、睡魔もやって来る。
まるで最初から隣の席に座っていたかのように・・・

ふと目が覚めたが、大丈夫乗り過ごしてないようだ。



館山で下車。
まさにこの季節に良く似合う南国風の駅舎を背に海まで歩く。
徒歩で5分くらいだろう。たちまち強い日差しで焼けそうだ。
避難するべく、営業していた海の家のような休憩所で
冷えた缶ビールとイチゴ味のみぞれアイスを買って食べる。




よく冷えたビールが気持ちよく喉を通っていく。
この思考は半分強がおっさん思考になっているようだ(笑)
店員のおばさんによると、今日は風が吹いて気持ちよいが
昨日までは風が吹いてなくて暑さを非常に暑さを感じたようだ。

風が吹いていると、遠泳にも影響する。
波が立って思うように進めず、本日は遠泳が中止になったようだ。
先ほどまではこの店もその若い人たちで賑やかだったとのこと。
おかげで、店の売り上げにも貢献したようである。
シーズンでもやはり節約志向の客ばかりで売り上げが減っている
のかもしれない。



汗が引いたところで再び駅に戻る。
すでにホームには青い113系の6両編成が待っていた。
館山から外房線方面で千葉、そして東京の両国まで戻るルートを走る。
安房鴨川を境に内房線、外房線となっているため、安房鴨川を直通するという
点だけでもこの列車は大変珍しい存在である。





すでにブログなどで取り上げられているように
113系にとってヘッドマーク付で運転される最後の表舞台と
噂されている。新聞輸送列車が廃止されてからその姿は見られない
ものと思っていたが、今回の臨時列車の運転で再び、両国の臨時ホーム
に入線する姿を見る機会が訪れたのである。

始発の館山では指定席車両はガラガラであった。
途中からの乗車が多いのか、まだ運転する回数があるからか。







九重。館山方面の普通列車との待ち合わせ。15:51。

安房鴨川は空調関連と思われる点検で5分遅れで発車。
向かいの千葉行き113系に一瞥をくれながらホームを離れていく。

御宿でまとまった客が乗り込み、安房鴨川でどっと乗り込んで来る
という予想は外れた。
大原でも指定席券を持たない客が車掌に案内されていたが、
注意して調べて居なければ、私でも知らずに乗ってしまうだろう。
大原では数分の停車時間を使い、定刻で発車した。

渋谷のみどりの窓口で購入したが、海側の窓側を希望すると
すぐには分からなかったようで係の若い女性は奥に引っ込んだ。
詳しい者に確認出来たようで無事発券して貰った指定席なのだが
山側の席であった。こうしたケースはニッチな需要かもしれないけれど、
みどりの窓口に並ぶ客の中には指定席券売機では解決出来ない要望を
抱えて並んでいるという前提で接して欲しいものである。
席配置の確認などに時間を取られて他の客を待たせない工夫の一つも
欲しかったと感じた場面である。

東浪見。普通列車の到着待ちの為に12分停車。
17:50。普通列車がホームに停車してしばらくして発車。


茂原へ向かう途中、よく見ると沿線にカメラマンがいた。
列車は左手から夕日を浴びながらひた走る。

天気に恵まれ、日が長くなって来ているので
両国に到着しても携帯電話でも何とか撮影出来そうである。





船橋から錦糸町の長い区間を走り抜け、次は終点の両国。
これが東京の地下ホームが終点だったらがっかりしたかもしれない。
113系が活躍していた当時の横須賀線を偲ぶ事になるのだろうが、
当時を知らない私にとっては一通り撮影して去るだけになる。

ダイヤ的に東京を終点にした方が良さそうなものだが、
敢えて両国止まりにしたのは113系さよなら運転を兼ねた
ファンサービスだろうか。






両国の3番線ホームは普段は閉鎖されている臨時ホームである。
今回はそのホームに堂々と降り立つ事が許される貴重な機会である。
列車はすぐに回送として発車させたいところなのだろうが、
記念撮影が十分できる時間を折り込んでいるらしい。






それだけでは無かった。方向幕を回転させ、何と普段は見る事が
出来ない「通勤快速」や「両国」、「急行」、「試運転」など
表示するサービスをしてくれた。
(携帯電話では方向幕が白飛びして撮影できず・・・orz)

やはりこれが実質、両国で見られる最後の勇姿なのだろうと思うと
妙に感慨深くなってしまう。

ホームも一通り眺めてから、赤いカーペットが敷かれている階段を
降りて出口への通路を歩くと両側の壁には当時、湘南電車として
活躍していた80系などの走行風景などの古い写真が飾られている。






ゆっくりと鑑賞したいところだが、もうすぐシャッターを閉める様子。
名残惜しいが仕方ない。出てからしばらくして駅員さん達によって
通路へのシャッターは閉じられた。

往復5000円の小さな旅だが、大変満足した旅であった。

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