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Firefox ver1.5。
mozillaより、無料でダウンロード提供しているタブブラウザだ。
仕事仲間からこのブラウザの存在を知り、
早速ダウンロードして使っている。
IE7のように突然強制終了する不安がないこと。
ページ検索がサイドバーに表示されるので使いやすいこと。
見ているページ外のリンクは別タブで開くこと。
Firefoxを終了時に、履歴、一時ファイルも設定で消去できること
これらの点で、すばらしいブラウザだ。
他のブラウザ、Operaも使ったことがあるのだが、
スクリプトエラーが多くて、しばらくして使うのはやめた。
IE7にはリンクを別タブで開く設定ができず、いちいちリンクを
右クリックしないと別タブで開かないので面倒なのだ。
またこのブログは家族を含めて、周辺の人たちには誰にも
見られたくないのだ。
そのため、IE7ではブラウザを終了するたびにオプションを
開いて削除ボタンを押して、履歴を消していた。
(一時ファイルはブラウザ終了時に消去できるように設定可能)
これで、別タブと履歴消去の問題に神経を使うことがなくなるのだ。
この点を一番評価したい。
これこそがユーザにやさしいインターフェースだと感じるのだ。
なにも操作しやすいだけに限らないなと考えさせられた。
・・・・・・・・・・・・・・・
余談だが、HTMLを勉強してホームページを作っていたころは
ユーザインターフェースを考えるどころか、いたずらなページを
作ることに夢中になっていた。(笑)
買った参考書や関連のwebサイトを見ながら
スクリプト(VBscript、jscript)で特にActiveXを悪用して、
ページを閲覧すると、スタートアップにディスクフォーマットを
実行するパッチファイルを作成するようなコードを書いていた。
これは失敗に終わってしまったが・・・(笑)
もちろん、今は作っていない(笑)
ブログというものが出てきて、HTMLの知識がなくても自分のページが
作れるからだ。だからHTMLをいじる機会も無くなっていく。
HTMLをいじることが無くなれば、そこにソースを埋め込んで使っていた
スクリプトも触れることは無くなるのだ。
それに悪意あるコードを書いても、最新のブラウザなら警告を発して
ブロックするだろうから、実行することはできないだろう。
インターネットを始めて間もない当初はブラウザといえばIEしかないと
思っていた頃が懐かしい。
パソコンを買ったのが、高校3年の頃だから6年ほど前になる。
前のニッキにも書いた「街の灯」を皮切りにアングラサイトと
エロ画像探しばかりしていた。夜になってから、誰もが寝静まるのを
待って暗い部屋のなかで、光るモニターを見つめながら
気づいたら、窓の外が明るくなり始めていた日が続いた。
インターネットによる夜型人間の始まりでもあったのだ。
また、コンピュータウィルスを作ろうと躍起になっていた時期でもある。
Windowsの使い方が一通りわかるようになって、レジストリやスタート
アップを悪用すれば、ログインした直後に自動でウィルスを起動できる
ことがわかったときには、さっそく手軽な言語から作成してみた。
最初はVBscriptだったと思う。
これはWindowsだけで動作するWSH(Windows Script Hosting)
エンジンを呼び出すコードを書けば、WORD、EXCEL、IEなどの
アプリケーションを開いたり、処理を自動化できるスクリプトだ。
後から思えば、こんな機能があるスクリプトはウィルス作成者には
格好の開発言語の何でもないのだが、やはりこれを悪用したウィルスは
出現した。世界的に感染して話題にもなった「Loveletterウィルス」だ。
後々でwebや書籍に出回ったソースコードを見るとわかるが、
メールソフトであるOutlookを開いて、アドレス帳に登録されている宛先に
自身のコピーを添付して送信してしまうのだ。
添付されたスクリプトのアイコンも、知らない人が見れば
巻物を広げたみたいに見えるので、テキストファイルだと思って
クリックしたことだろう。
ファイル名も「Loveletter.vbs」とはよく考えられていたものだ。
ちなみにVBscriptの拡張子はvbs、テキストファイルはtxtだが、
別のウィルスではこれを悪用したものもあった。
次に手を出したのは、WORDやEXCELのマクロ。
簡単にいえば、VBscriptのWORD、EXCEL限定版といったところだ。
(ACCESSにもマクロがあるが、よくわからず手を出さなかった。
もちろん、こちらのマクロを使ったウィルスも存在する)
WORDのマクロ機能を悪用したウィルスで有名なのは「Melissa」だ。
感染しているWORD文書ファイルを開くと、WORDのマクロに
新たなマクロが登録されるが、自動実行マクロとして登録されるため、
開くと同時にマクロ編集画面にアクセスできなくなる。
そして、その感染したWORD文書をOutlookのアドレス帳に登録された
先頭50人までに添付してメールを送信してしまう。
「Loveletter」同様にかなりの感染被害がニュースになった。
当然ウィルス検知ソフトによっては見つかってしまうので、
Melissaを改変したマクロコードを書いても実行されない。
オリジナルのマクロを作ろうと、MicrosoftのVBA(Visual Basic for
Applications)のサイトやWORD、EXCELのヘルプを漁ったりして
作ってみようとしたことがあった。
結局できたのは「WORDOVER」、「EXCELOVER」と名づけたマクロだ。
WORDを開くと無限にWORDが開くだけのマクロを作って実行すると、
ウィルス検知ソフトが「WORDOVER」の名で検知した。
EXCELでも同じようにマクロを作ったが、なぜか検知しなかった。
EXCELだから「EXCELOVER」と名づけた。
当時はこれができたくらいで喜んでいたのだ。
その後も、他の言語ではどうかなと思っていろいろとかじってみた。
Java、perl、C言語、VisualBasicと参考書も買ってやってみたが、
長くは続かなかった。
Javaのクラスファイルやオブジェクト指向、サンドボックスモデル
はよく理解できなかったし、perlに関しては、VBscriptみたいに
Windowsのみで動かせる実行ファイルは作れないし、
VisualBasicにしても、GUIベースなので、とっつきやすいが
逆にソースコードが見えにくいので、作りたいものが作りづらい。
C言語にしても、Windowsで動くプログラムを作ろうとしたときに
ポインタの概念に引っかかり、手放していたが
参考になる書籍やwebを発見して、もう一度ポインタから
学習しなおそうとやっている最中だ。
ウィルスはもう作るつもりはないが、Windowsで動くキーロガーを
つくろうと思っている。
ウィルス以外の話だと、エミュレータやリッピングソフトくらいか。
リッピングソフトだと、プロテクトをはずしてDVDの中身を
吸いだせるVobdecを持っている。吸い出されたvobファイルから
音声ファイルを分離するソフトDVD2AVIで、d2vファイルを作成する。
d2vファイルはvobファイルとwavファイルに分離した状態なので
aviutilにdv2ファイルを読み込ませて、映像と音声を合体させる。
エヴァンゲリオンやカウボーイビパップの劇場版のDVDを借りてきて、
吸い出したけど、見られるようになるまでかなり時間がかかることが
わかって、これなら普通に買ったほうがいいと気づいたのは後の事(笑)
エミュレータは、BioNESを使ってスーパーマリオブラザーズと
スーパーマリオブラザーズ3を遊んだ。ただ、ゲームパットの存在も
後になって知ったので、このときはキーボードからマリオをジャンプ
させるのにだいぶ苦労した。
ソフト(ファミコンならカセット)はROMと呼ばれるが、
このROMをエミュレータに読み込ませることで遊ぶことができるのだ。
当時はわんさとあっただろうが、今は探してもなかなか見つからない
かもしれない。
今はニンテンドー Wiiの登場で、エミュレータでマリオブラザーズ
を遊ぶ必要はなくなったけど。
私とインターネットを結んできたものは、こうしたアングラな部分だ。
だからハッカーやクラッカーとその響きに憧れて、パソコンから何でも
できるものだと信じていた。
ハッカーの追跡ドキュメントとしてクリフォード・ストールが書いた
「カッコウはコンピュータに卵を産む」という本があるが、
まさにこの中に出てくるハッカーに憧れたのだ。
(ハッカーはクラッカーと呼び名を区別すべきだとは聞くけど
どちらでもいいと思う)
そうした本を探しによく町田のBOOKOFFに通っていた。
Windowsユーザの目でこうした本を読んでいたわけだけど
Windows以外のOSについてはほぼ知識ゼロ。
AppleのMacOSの存在くらいしか知らなかったのだ。
彼らハッカーが攻撃していたのは、Windowsではない。
サーバに使われているUnix、そこから派生したLinuxといった
CUIペースのOSをいろいろと試行錯誤しながらセキュリティーの
隙をついて攻撃していたのだ。当時はちゃんとした参考書籍が
あるわけでもなく、ゴミ箱に捨てられた説明書を拾い集めたり
その企業の関係者になりすまして電話でパスワードを聴いたり
彼らがお互いに情報交換しながら、好奇心だけで知識を広めて
いったその姿に憧れていた。
結局自分ができたのは、他人の使っているADSLモデムの管理画面を
覗いたくらい。パスワード破りのスキルは残念ながら今もない。(笑)
私にとってのインターネットは当初ほど強く感じてはいないけど
「街の灯」のトップページに使われいた月と街の灯であり、
クーロン黒沢やMr.TBX、東京イソターネット、マハポージャがあった
アキハバラなどを紹介していた「オトナのハッカー読本」であり、
「ウォー・ゲーム」であり、電話システムに魅せられて、
電話のタダがけを覚えたPhreakであり、ブルーボックスであり、
ハッカーであり、クラッカーであり、コンピュータウィルスを広める
試験場であり、アダルトサイトであり、パスワードクラックや、
ポートスキャンなどのアングラツールであり、多段プロキシであり、
そういうものを夜になってから朝になるまでモニター越しに
楽しむところだと思っている。
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タブブラウザの話から、インターネット回顧録になってしまったが
最近はじめた、東京の地下探検もつながりはインターネットとの
こうした接し方にあるのかもしれないなと思った。
なんとなく、私が持っているインターネットのイメージと
東京の地下が似ているのだ。
C言語の勉強をし直しているのは、まだ消えぬ最強のコンピュータ
ウィルスを作る野望のためだったりして(笑)
あとしばらくしたら、そんなことをしている精神的な余裕も
なくなるとは思うが・・・・それまでは・・・・・
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