2007年5月2日水曜日

つくもノヲ”X="1≠ 144


前のニッキでインターネット回顧録を書いていたら、
無性に昔落としたツールとかが気になって、バックアップして
あったCD-RWを開いてみた。
このCD-RWも円盤の端っこのアルミが剥がれてきていて
あと何年もしないうちにやがてデータを読み込めなくなるだろう。

こういうツールの正式な呼び名は知らないが、パスワード覗き見ツール
とでも呼ぶのだろうか。「passenger」もそのひとつ。
この手のマウスドラッグ型のツールは今もその辺にごろごろ転がっている。
マウスドラッグ型ではないものも、ここ近年存在を知ったのだが
使うこともない故に名前を忘れてしまった。

これもウィルス作成者にとっては最強のツールといえる(笑)
Windowsの脊髄ともいうべき、「レジストリエディタ」だが、
設定しだいで、Windowsを物故することも可能なのだ。

コマンドプロンプトを知っていれば、次のコマンドを書いて
保存したバッチファイルをスタートアップに登録することで
EXCELのマクロセキュリティーを「低」にできてしまう。
(ちなみにVBscriptでも可能だったり)

前述の「Melissa」は、自動実行マクロにこのコードを書いていたが
セキュリティーが施されて、実行はできなくなった。
しかし、EXCELの外からならこの方法は有効だったりする。


reg add "HKCU\Software\Microsoft\Office\10.0\Excel\Security"
/v Level /t reg_dword /d 1 /f


「Melissa」の時は、セキュリティーを「低」にしたままだったが
ウィルス作成の賢者なら、気づかれないようにバッチファイルなんかで
「高」に戻しておくとか考えるのだろう。

ツールは何もソフトウェアの形とは限らない。
VBScriptのウィルスを作ろうと、何度も参考にしたのがこのリファレンスだ。
関連書籍も読んでは見たが、やはり開発本家だけによく纏まっている(笑)

HTMLを覚えると、埋め込んで使うスクリプトにも興味が出てきて
やがてActiveXの存在を知った。ブラウザからローカルにファイル操作や
アプリケーションのコントロールをするためにマイクロソフトが
提供している技術だ。今から思うに、不要で全く使うことはなかった。
ウィルス作成のために提供している機能としか思えない(笑)

NUMBERSの抽選結果をテキストファイルで保存できないかと探して
いるときにこの技術を知り、ならばスタートアップに悪意ある
ファイルをと考えたのは当然の成り行きであった。

アングラとはあまり関係ないけど、怪しいフラッシュもよく見ていた。
有名なものだと「Hatten ar din」とか。奇妙な歌とともに流れる
意味不明な映像はかなりインパクトがあった。今でも覚えている。
このページの管理人はどこかで開催された検索大会で優勝した経歴を
お持ちのようで、どうしたら世界規模でこうした面白い情報を探せるのか
知りたいと思ったことがあった。今でも少し思っていたりする。

奇怪なフラッシュもあれば、サイトもあるわけで。
何年か前に本屋に行ったときには裏ツールを紹介しているページの
後ろのコーナーにいくかのサイトのひとつに紹介されていた。
どこに飛ぶのかわからない張り巡らされた数々のリンクにウサギが
飛び跳ねたり、サイケな背景がさらに謎を呼ぶ・・・・と当時の
雑誌では紹介されていたが、確かに作られた目的は謎だし、
あまり見ているのは精神的によろしくないとも思われる。
最も謎なのはこうしたページは真っ先に無くなるものなのに
6年たった今もこうして残っていることだ。

こんなところだろうか。振り返ってみると6年もインターネットに
触れているにも拘らず、大した収穫はないことがわかった。
あとのほとんどは毎夜毎夜エロ画像を探してオナニーに明け暮れて
いたんだと思う(笑)。

DTMLを使って、携帯電話から表示できるページを作れると知って
動作確認できる開発環境のソフトを携帯電話会社のサイトから
落として、アクセスしたら有無を言わさず無作為の電話番号に
かけさせるという昔のアダルトサイト並みに凶悪なページを
つくろうと考えたこともあったが、結局ただ「Hello!!World」
と表示されるページを作っただけで終わった。

なぜそんなページを作ろうとしたかといえば、昔アダルトサイト
のリンクをクリックしたら、いきなり国際電話にダイヤル中の
ホップアップがいくつも上がり、何を押しても反応がないため
焦ってマシンの電源を落とした経験があったからだ。

幸いにして、ダイヤルアップではなくADSLだったので
高額な通話料を請求されることはなかったが、あのときは本当に
焦ったものだ。

その経験が生きたのかはわからないが、同人誌が見られるリンク
くらいはわかるようになった(笑)

他にお世話になったToolのダウンロードリンクがあるサイトや
ウィルスがダウンロードできるサイトなんかもあったが、
今はもうすでにリンクは切れている。

こうしてみると、結構無駄な事に時間を費やしていたんだと
改めて感じる。それはそれで結構楽しい時間ではあったが、
ひとつわかったのは、彼ら伝説のハッカーにはもうなれない
ということだ。