2007年10月25日木曜日

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10/14開館した話題の「鉄道博物館」へ行ってきた。
大宮駅からはさらにニューシャトルに乗り換えて一駅、
この開催に合わせて、大成(おおなり)から名称を変えた
鉄道博物館駅で下車。

改札を出ると、そのまま鉄道博物館に直結している。
鉄道博物館というだけに以前の交通博物館よりも
かなり鉄道に凝っている。
まず博物館入り口へいく途中の足元を見ると、
こんな時刻表が歓迎してくれる。

博物館入り口。ここでは入館券を購入するが
チャージされているsuica、pasmoであれば専用の機械に
読み込めば、1000円が引き落とされると同時に入館情報が
登録されるので、入り口の自動改札機にタッチすれば
入館できる。まだオープン間もないため、案内の人が
丁寧に教えてくれる。

自動改札を「入場」すると、正面の大きなガラス張りの
向こうは電車が走る線路だ。こういうところも交通博物館
にはないこだわりを感じる。しばらくして東海道線の
普通電車が横切っていった。

左へ曲がるとお土産コーナー、催し物開催ホール、交通博物館
からおなじみの鉄道シミュレーターがある。





右へ曲がると、実物の鉄道車両展示とともに黎明期から特急、
そして新幹線の誕生までを歩き回りながら、また車両によっては
実際に乗車して、座席に座ることもできる。またうれしいことに
中で飲食可能な展示車両もある。
ここがこの鉄道博物館の目玉である「ヒストリーゾーン」である。









今はオレンジ色の車両が活躍する立川まで走っていた昔の車両、
銀河鉄道999のような客車、国鉄色のボンネット車両、
0系や200系新幹線、今も現役の赤い電気機関車、そして青い
電気機関車と、一同に展示されているのは壮観である。




この間、熊本までの旅行の帰りで使った寝台特急「富士」と
同じ名称で走っていた昭和の特急電車「富士」にはまさに外に
出られる後方展望に見たことない当時の風景を想像してみる。
電気機関車はじっくりと見る機会などほぼないだろうと思われる
車内内部をじっくりと外から見ることができる。

また車両だけでなく、線路も本物というこだわりよう。
だからポイント部に車輪が通過するところをすぐ傍で屈んで観察
するなんてことができる。

規模でいえば交通博物館よりは小さくなったが、その代わり
鉄道と銘打っているだけに、交通博物館では体験できなかった
よく見ることができなかったものが見られる。


新幹線のパンタグラフ操作。階段の踊り場に操作台がある。
個人的に新幹線のパンダグラフ操作台がある階段の踊り場からの
風景が気に入った。


碓氷峠越えで有名なラック式レールに車両が載っている状態で
真下から観察できるようになっているので、ラックが歯車にどのように
噛み合っているのかがよくわかる。



オレンジの車両のロングシート。座席をめくるなんてこともできる(笑)
蓋を開けたら非常コックまでも忠実に再現されている細かさ。
試しにコックを手前に引いてみたが、目の前のドアは開かなかった(笑)
しかし実際にできない貴重な体験なので、一度お試しあれ。
また気になる床下設備も余すことなく見せてくれている。
ここもまったく妥協がない・・・




閉館30分程まえに新幹線200系に乗り込んで、座席に座ってみる。
あの車内に入ったときの独特の匂いまで再現されていてびっくり。
新幹線を語る上で、その偉業の礎ともなった小田急ロマンスカー
3000形の歴史もしっかりと映像で紹介されている。

検測車に乗る作業員でもない限り、間近で見ることはほぼない架線の
パンタグラフが触れる銅線の実物も展示されている。
古くなったものと一緒に見られる貴重な資料。


そして西村京太郎ののようにあたかも本物の電車に
乗ったときのようなアリバイ写真が撮れる(笑)

1000円と料金を取るだけあるとその一切手を抜かない内容に納得。
宣伝するわけではないけれど、一度だまされたと思って行かれることを
お勧めしたい。


展示だけでなく、こんな体験コーナーも。運転シミュレーター
だけでなく、ブレーキーとマスコンを操作することで車両の
車輪やブレーキーがどのように動くかを目の前で見ることができる。
意外とやってみると、これは楽しかった。




歩き回って疲れてきたら、3階にあるレストランTDで休憩しよう。
あまり種類はないけれど、ドーナツとプリンアラモード(250円)と
ドリンクバー(200円)を注文してみた(計690円)
ドリンクバーはおかわり自由。ドーナツを食べながらすぐ外を
走る電車を眺めることができるのだ。すばらしい。

店に入るときに渡されるプレートは注文する前に自分が
座るテーブルに置くためのものだが、「かいじ」と特急の名称。
他の客のプレートも見ると「カシオペア」、「北斗星」などなど。
テーブルもよく見ると、ダイヤグラムがプリントされているのだ。
まったく妥協を感じさせないところにむしろ好感を持てる。

帰りがけ、関連グッズを販売しているコーナーを覗いてみる。
やはりここも鉄道一色でその品揃えにも妥協がない。
案の定、KATO製のNケージ鉄道模型も販売されている。
TOMIX派としては、簡単に始められるスタートセットくらいしか
売っていないのはいささか残念ではあるが。
ちょうど欲しかったので、北斗星のヘッドマークを掲げた赤い
機関車がプリントされている、パスケース(1890円)を購入。
pasmoを入れて、さっそく首にぶらさげて鉄道博物館を後にする。


自動改札機を通るたびに財布から取り出していたpasmoも首に
ぶらさげたパスケースごとタッチできる。これはいいなと
今更ながら感心した帰りの湘南新宿ライン。
埼京線がなぜか好きになれないので、埼京線ホームに来たものの
湘南新宿ラインに変更。
鉄道博物館で鉄道のいろんな所に一気に触れたり、見たせいか
載っている電車に少し愛おしさみたいなものがあったりして。

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