2007年10月13日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 226




GPS情報取得実験の集大成。誰かがもうすでにやっているのかもしれないが、
10/9~10、11~12と寝台特急に乗って実行してみた。

ゆきは京都から熊本へ行く「なは」、かえりは熊本から東京までの
「はやぶさ」に乗っての実験である。

GPS受信の専用端末ではなく、前までのニッキで書いてあるように
携帯電話を使う。EZwebに接続した状態を維持していれば、
数時間もしないうちに電池が無くなって使用不能になるため、
長距離を移動しながらして常に充電できる環境、
つまり寝台特急も専用のコンセントがあるソロ・個室である必要がある。

ゆきの「なは」、B寝台ソロは上下2段式の個室になっており、
狭いながらも電子ロックキーのドアつきでプライバシーは保てる。
もちろんコンセントもついている。

かえりの「はやぶさ」はA寝台シングルデラックス。
「なは」のB寝台ソロよりも断然広い上、実験中は寝ていても充電器の
コードが邪魔にならず、この上ないすばらしい実験環境であった。

このように書くと、こんな実験のために合計5万2千円近くの大金を
払ったように思われるが、そうではない。
今回の大阪会議の後に連休の希望が通ったため、せっかくだから
廃止までそう遠くないと噂される寝台特急、乗る機会も最初で最後と
思われるそのソロ、個室に乗っていこうと思い立ったのである。

そして駄目モトで、東京駅のみどりの窓口に行ってみたが
あっさりと「なは」も「はやぶさ」もそれぞれソロ、個室が取れた。

この実験は実際に乗車してから思いついたのだ。

取得更新頻度は1分に1回、ただし、電波受信が圏外(防府~徳山間など)
何らかの具合でEZサーバが応答しなかった場合、現在確認不可エラー、
または私が応答しなかった場合(つまり寝ていた)は取得できていない

ゆきはほとんど起きていたので、線路に沿った軌跡を描いている。
それでもやはり完全に1分に1回の取得とはいかない。
下関を出てすぐ潜る「関門トンネル」は門司に出るまで、約4分間
海の下を走る。そのため、入って数十秒で電波は圏外になってしまい、
門司側へ出てしばらくしないと電波受信ができない。

そうでなくても、ふと確認してみるとEZサーバからの応答がなかったり、
現在地確認不可エラーだったりが何度もあり、そのたびに手動で接続
するということが度々発生した。

それに下関と門司はそれぞれこの寝台特急に乗った人なら誰でも
知っている「イベント」がある。だからそれを見に行っている間など
私が応答できない(笑)場合も含まれる。

そのため、特にかえりの「はやぶさ」の赤い軌跡を見てみると
岡山あたりから名古屋の間が直線になっている。
実際の線路はこんな直線になってはいない。
つまり、私が応答していなかった(笑)区間だ。

取得した緯度、経度を記載したkmlファイルを作成して
GoogleEarthで開いたのが上の画像だ。
それぞれ「なは」、「はやぶさ」の取得したGPSの軌跡である。

これでは細部がわからないので、作成したkmlファイルの
リンクを用意しておく。表示されたコードをテキストファイルに
貼り付け、拡張子「kml」で保存。GoogleEarthを開いて、この
保存したkmlファイルを開けば、見ることができる。

ゆきの「なは」GPS軌跡kml
かえりの「はやぶさ」GPS軌跡kml

1 件のコメント:

ya さんのコメント...

軌跡のkmlは
余分な「+」、「-」を取り除いてから
保存。さもないとエラーとなって
見られないので注意。