2007年10月20日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 230



この間の寝台特急による壮大な携帯電話のGPS実験は
自動取得を1分毎で実施した。
1分毎で思ったよりもよい結果が得られたので、ならばもっと
間隔を短くして、10秒ならどうか。

10秒よりもさらに短くしようと・・・思ったが、どうやら
GPS取得してから次のGPS取得まで、電波状況がよくても最低
10秒かかるようで、cgi側ではどうにもできない。

また寝台特急での実験で判明した、時折発生した「EZサーバから
応答がありません」エラー。
携帯電話のブラウザもPCと同様に同じページへアクセスする際に
すでに端末にキャッシュ(保存されたページ)がある場合はその
キャッシュを表示することがあるようだ。

エラーの原因になっているのかわからないが、
このキャッシュさえ端末に残るようにしなければということで
cgiには次のコードを追加してみた。(赤字部分。表示都合で改行あり。)


print<<EOM;

<wml>
<meta http-equiv="Cache-Control" content="no-cache" />

<onevent type="onenterforward">
<go href="device:gpsone?url=http://s1.muryo-de.etowns.net
/~ya570202/location_auto.cgi&ver=1&datum=0&unit=0&acry=0&number=0" />
</go>
</onevent>
</wml>

EOM

cgiによって表示されたページにアクセスした端末における
キュッシュの有効期限を無くすようにした。
これで端末側にこの表示されるページのキュッシュは
残らないようになるはずだ。

千代田線は小田急線の多摩線直通、多摩急行唐木田駅に乗る。
千代田線の顔ともいえる6000系が代々木公園を出発して
もうすぐ地上へ出ようとする地点から取得開始。

画像で一部直線部分になっているのは、EZサーバが応答せずに
取得できなかったところ。余りの睡魔に眠ってしまい
後で確認してみると、どうやら下北沢を出て次の世田谷代田
までは取得できているが、その次の梅が丘につく少し前で例の
直線になってだんだんと離れている。

ここで「EZサーバ応答せず」エラーが発生したのだが、
目が覚めたのは確か、多摩線の終点唐木田駅。
ここから折り返し各駅停車の新宿駅で新百合ヶ丘に戻るのだが、
ここでも途中で眠ってしまったようで、黒川から新百合ヶ丘も
例の直線になってしまっている。

新百合ヶ丘からは小田原線に乗り換えて、順調に取得できていたが
またあまりに眠くて結局、愛甲石田で実験は中止した次第。

この赤い軌跡をよく見てみると、所々に線路からだいぶ大きく
外れているところが見られる。停車中はそれが顕著になる。
GPS情報は同じ場所で何度取得しても必ず同じ一点になるのではなく、
取得するたびに「ぶれ」が生じている。
(この点を検証しているサイトは多数見かけた)

詳しくは知らないが、これはGPS電波を発信する人工衛星が常に同じ
位置にいないことが関係しているようだ。
衛星を使ったGPSシステムはその原理上、現在位置を把握するために
3つの衛星、そして位置を正確に割り出すために正確な時刻を使用する
ために1つ、最低4つの衛星を使う必要があるようだ。

どのように影響するのかはわからないが、赤い軌跡に「ずれ」が
見られるのはおそらく、4つのうち3つの衛星からしかGPS電波を
取得できなかったなどで発生したのかもしれない。

というわけで、時間間隔を狭めればよりよい軌跡が描けるかといえば
そうとも限らない。1分毎では見られなかった「ずれ」が多く見られる
ために、より汚い軌跡になる。





小田急つながりで。小田急は開業80周年とうことで公式サイトで
「小田急バーチャル鉄道博物館」を公開している。
特に面白かったのは、車両展示館で現在のロマンスカーが昔の開業当時
(1927年)の多摩川橋梁を走るところを、逆に廃止されたロマンスカーが
現在の複々線区間を走るところを動画で再現している。
走行中の影、そのサウンド、結構力が入っていて驚いた。

個人的に「クイズ・デ・オダキュー」もなかなか素晴らしい。
(オリジナルのスクリーンセーバーはGETした)

そして「地下鉄ロマンスカー」こと60000形(通称MSE)、現1000形が
担当している千代田線直通車両の後継車になる4000形の活躍によって
5000形の併結している風景もやがて見られなくなるだろう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

auGPS携帯でWMLタイマーによる自動更新連続測位を2年間ほど実験していますが、携帯の機種と衛星の捕捉状態によって反応速度が異なるので更新間隔は2分以上が望ましいと思います。遅い機種は条件が悪いと測位に1分ちょっとかかりるようです。電波無しや測位失敗のエラーが出ると手動復帰が必要ですので、位置取得に失敗する機会を減らすために更新間隔を伸ばすと良いです。当方では3分でやっています。電波無しへの対処は不可能ですが、エラーの頻度はかなり減ります。

GoogleMapの地図切り出りは"ここギコ!"さんや"Digital Life Innovator"さんの「ここらで」を参考にすると良いでしょう。

ya さんのコメント...

早速のコメントありがとうございます!!

キャッシュとか携帯とEZサーバ
間の問題かなと思って、ここをどうにか
できないかなと悩んでいましたが・・・

なるほど!あまり更新間隔は短くしない方が
良いということですね。


実は当方が借りているレンタルサーバは
処理時間が30秒と制限されていて
つまるところ、最大1分までしか間隔を
設定できない(爆)・・・orz

いつぞやのニッキでも書いたのですが、
寝台特急に乗車しながらに実験では
1分更新でやったのですが、
しばらくしてエラーが発生して
手動測位になってしまったという経緯がありました・・・orz


>GoogleMapの地図切り出りは"ここギ
>コ!"さんや"Digital Life
>Innovator"さんの「ここらで」を参考にす>ると良いでしょう。

情報ご提供、ありがとうございます!

地図表示については、匿名さんが書かれているようにGooglemapsAPIを考えました。
(地図遊びもこれが最初の出会い(笑)
ハキダメニッキ052をご覧下さい)

この点に関しては携帯用表示のgooglemap
のURLに渡されているパラーメータから
あっさりと表示することができたので
解決しております。