2007年10月6日土曜日

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町田から江ノ島はこんなにも長いことを歩いた後の足の痛みが
物語っていた・・・行程30kmの境川ウォーキングをやってみた。

当初は相模大野か町田で借りた自転車で境川沿いに八王子から
江ノ島までの長距離サイクリングを計画。だが、相模大野にある
レンタサイクルは定期利用者対象であり、通勤・通学利用者を
メインにしているため、丸一日の利用は想定していないとのこと。

仕方なく、前回は町田駅から源流がある八王子まで3時間かけて
歩いてきた。復路に折り返す地点で左足の甲が痛み出し、
歩くのも少しだけしんどかった。だが、それも歩いていくうちに
何とか気にならなくなったが、すでに夜になった国道16号線は
歩いても歩いても、なかなか着かず同じ30分とは思えない長い
時間間隔に苦しんだ。

だが、それも相模大野駅前の銭湯に体を沈めたあの疲れたものが
溶けるようなあの気持ちいい瞬間を感じると、そんなことも
きれいさっぱりと汗ともに流れていった。

要は今回もその歩き終えた体で入る銭湯を楽しむために疲れを
求めるという一種の変態行為に近いものがある。


大量の汗を流すということは大量の塩分が失われる。
まずはラーメン花楽で最近の新メニュー「カレーらーめん」で
エネルギーと塩分補給しよう。
カレーうどんをらーめんにした。まさにイメージそのものの味。
でもこれが意外とうまかった。

スタートはJR町田駅から少し離れたこの境橋からだ。
時刻は12:30。しばらくは今までも歩いたことのあるルートを
しばし通ることになる。

10月に入ってもまだ暑さが残る今日、多少の雲があるくらいが
よい。あまりに日差しが強いとそれだけで体力は消耗する。

30分経過。少し先まで行くと国道16号線の下をくぐるあたり。
30分に一度の割合で小休憩と爽健美茶のミディーペットを口にする。

あとちょっとで1時間経過。
ここで第一の難関。横断歩道のない道幅の広い国道246号線を
なんとか「向こう岸」へ無事わたることができた。

さらに30分経過。
すこし前左側に野球場が見えてくる。ふと野球場の高い柵を
見上げると鳥たちも野球試合の観戦に参加している模様。

相鉄線が横切る第二の難関。
そのまま下をくぐるわけでない。ちょっと回り道をしないと
いけないのだ。

2時間経過。
無事に相鉄線をくぐりぬけると、住宅街が川沿いに並ぶ所に
出た。この辺は昔からの団地もひしめくベットタウン。

2時間30分経過。
しばらくは住宅街がつづき、新幹線の陸橋が見えてくる。
向こうに見えるのはカリン様のいる塔・・なわけない(笑)

3時間経過。
また川沿いの道に戻るが、このショベルカーの奥に
第三の難関が待ち受けていた。
実は工事で行き止まりになっていた・・・おかげで草を
かき分けて、ひざより少し高い工事用の柵を乗り越える羽目に。

子供たちよ。見世物ではないぞ・・・orz

これも無事にクリアすると、2本の陸橋が曲線を描きながら横切る。
相鉄いずみ野線、その左側が横浜市営地下鉄が走っている。
写真奥がともに終点の湘南台駅方面。

3時間30分経過。
名もなき道でとうとう、道をふさがれてしまった。
右へ曲がると国道467号線に出ると後で地図で知ることに。
第四の難関・・・ではないが、さすがに車が通るこの道の前にして
この柵を乗り越える勇気は・・・というより明らかにこの先は
工事中で道がない。

仕方ないので反対側の道へと進路を変える。
それまでの芝生だの、砂利だのとまったく舗装されていない道
ばかりで、2時間を過ぎた辺りから左足の甲から親指にかけて
鈍い痛みを感じはじめている足にとっては負担この上ない悪路
だったので、一気に楽になった。

4時間経過。
しかし、一気に歩きやすくなったために逆に悪路に転ばないよう
神経を使わなくなっただけ、忘れていた左足の痛みを強く意識
することになる。この舗装道はもうこの先ゴールまで続いている。

4時間半経過。
この川沿いの舗装道はウォーキングやサイクリング以外でも
ランニングにも活用されている。歩いている向こうから、
そして後ろから近くの中学生のサッカー部と思しき集団が
走り去っていった。
写真奥は国道1号線が横切り、この下をくぐるのだ。

5時間経過の少し前。
国道1号線をくぐってしばらく歩くと、この舗装道は細くなり
ついには行き止まりになってしまった。第五の難関。
すぐ右を走る国道467号線にしばし、進路を変更。
そして見えてきた藤沢駅周辺。東海道線のガードをくぐる。
標識では江ノ島まであと5km。ゴールはあと1時間先だ。
「潮騒の街」を「物騒の街」に見えてしまった(笑)


5時間半経過。
日は沈み始める時間。それまで明るかった空は徐々に夜へと
暗くなろうとしている。境川の川幅も海に近いらしく、かなり
広くなっている。岸に係留しているボードも多く見かける。
少しいくと、江ノ電がゆっくりと鉄橋を渡っていく明りが
流れる。写真右が腰越方面。のんびりと夕闇の中を走っていく。

6時間経過の少し前。
もう両足はまさに「棒」のように曲がらない。左足の甲の痛みを
かばうように右足に体重をかけながら引きずるように歩く。
だが、海に近い雰囲気がそのことを少しでも忘れさせてくれる。


6時間経過。18:30。
見覚えのある歩道橋が見えてくる。片瀬江ノ島駅へ続く橋だ。
すっかり夜の片瀬江ノ島駅。ようやく「龍宮城」に着いた。



せっかくなので、そのまま国道134号線に出て橋から江ノ島の海を
見てみる。沿岸の明りの向こうに江ノ島に建つ新展望台の明りと
その上の灯台の灯りが時折、差してくる。

ようやく6時間かけて、町田駅からの境川ウォーキングは終わった。
休憩しなければ5時間で行ける距離だが、私の体力では6時間が限界。
それ以上無理すれば、本当にその場から歩けなくなるかもしれない。

「龍宮城」周辺には風呂に入れる施設がない。探し歩く体力は残って
ないので、相模大野の例の銭湯で汗を流すことにした。
「龍宮城」には「砂」を落としてはいけないのだ。
まさに江ノ島の駅らしい注意書き。

銭湯で体をよく洗い、湯船に浸かるあの瞬間。それまでの疲れが少し
ずつ溶けていく感じが何物にも代えがたい。

湯上りのコーヒー牛乳よろしく、外の自動販売機で買ったカフェオレ
缶をのどに流し込む。最高にうまい。


長距離ウォーキングの注意点をあげてみた。

・1時間に5km進む計算で計画を。(20km以上は適度に休憩時間が必要)
・運動靴必須(トレッキングシューズが一番。でないと足を痛めてしまう)
・ミディペットのお茶(スポーツドリンクはすぐ喉が渇いてしまう)
・バス、電車沿線のコースを(いざ歩けなくなった場合に必要になる)
・できれば帰りに銭湯に寄れるコース(帰りがけの缶コーヒーは最高)
・汗拭きタオルは2枚。1枚を顔拭き用。もう1枚を銭湯用とか。


5時間という長いこと歩いてわかったが、偏った歩き方をしているらしい。
右足は足首が左足は甲から親指にかけて痛かったので、
どうやら右に体重をかけて、左足は親指で甲を伸ばすような変な歩き方に
なっていたようだ。なのでしばらく足が痛い・・・。

今日の歩行ルートは「JR町田駅前 境橋」の吹き出しから
kml勉強用

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