2007年8月2日木曜日

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30日から8月2日まで、山登りで連休を希望をしていたのだが、
月単位でスケジュールが出るので、希望が通るか保証はない。
それで山登りの約束はキャンセルしておいたが、
7月の最終週になって、希望が通ったことがわかったため
4日間(正確には3日と半日だが)の暇ができてしまった。

それで思いつきで北海道の旅行に行くことにしたのだ。
以前から行ってみたいとは思っていたが、ついこの間
webを見てまわったら、偶然にも根室本線の線路がまっすぐに青空に
向かって伸びていく写真を見た。

周りは緑。それ以外に何も邪魔するものがない光景を見ている
うちに実際に自分の目で見たいと思い始めるようになった。

旅行の交通手段。飛行機を使えば楽に北海道入りができるが、
飛行機代は高い。そこで電車の旅にしようと決めた。

幸いにも30日は夜勤明け。また日曜からの明けなので、
定時にあがることができるだろう。家に帰って少し休んでから
出かけることも可能だ。

JRの「えきねっと」で時刻をいろいろと検索してみる。
目的地は根室。すると次の結果が出た。


【行き】

30日 上野  17:17発

      ↓ 北斗星81号(車中泊)

(ここから北海道)

31日 南千歳 9:10着   

       9:33発
 
      ↓ スーパーおおぞら3号

   釧路  13:03着

       13:11発

      ↓ 根室本線  

   根室  15:28着

【帰り】

1日
   根室  6:00発

      ↓ 根室本線  

   釧路  8:24着

       8:39発

      ↓ スーパーおおぞら4号

   南千歳 11:47着 
        
       12:48発

      ↓ スーパー北斗12号

    函館 15:31着
      
       15:42発

      ↓ スーパー白鳥32号

(ここから本州)

    八戸 18:40着

       18:56発

      ↓ はやて32号

    東京 22:08着


初めての寝台特急で、北海道へ行くことに決めた。

26日。仕事の後に東京駅のみどりの窓口へ向かう。
特に寝台特急、特急、帰りの新幹線指定席が取れなければ
このプランは御陀仏になってしまう。

えきねっとで出た結果を印刷したものを窓口の人に見せながら、
きっぷを発行してもらう。シーズンだけに心配したが、
ぐるり北海道フリーきっぷと共に、ゆき、かえりとすべての席を
取ることができた。
(コンピュータ化されているとはいえ、キーボードを打って
指定のきっぷを発行する窓口の人、大変そうだった)

「ぐるり北海道フリーきっぷ」。利用期間が限定されており、
販売期間でシーズンのためか、一番値段が高い45200円。
だが、往復の運賃でこの値段なのだ。

飛行機の往復代や、普通にJRの乗車券、指定席券、寝台券を
往復で買う代金に比べれば、かなり格安である。

注意点としては、

・本州の中小国まではJR東日本のエリアであるため、
 往復共に途中下車はできない。
 また、往復経路は東北本線(東北新幹線)。 

・往復経路で新幹線と寝台列車の乗り継ぎは不可

・寝台列車はB寝台(ソロも含む)のみ利用可

・指定した5日間で、JR北海道内の電車・特急指定席
 乗り降り自由。


ほかにも条件があるが、大まかにこの点を念頭にあれば問題ない。

行き、帰りと実質選択肢は新幹線か寝台特急の2つのルートになる。  
行きの新幹線を調べてみたら、朝一の新幹線なら根室にはその日の夜遅くに
たどり着く。明るいうちに根室本線の写真を撮ることには一泊して、
次の日に持ち越すことになるが、写真に撮ってその日のうちに帰ることは
できない。根室本線の本数が2~3時間おきに一本と少ないからだ。
どこかで一泊するか、寝台特急に乗るならやはり、始発か次の根室本線に
乗らないと間に合わない。のんびりと写真撮影というわけにはいかない。

しかも距離も釧路から135kmあり、歩いてはいけない。
沿線のバスを使う手もあるが、それではせっかくのフリーきっぷの
意味がなくなってしまう。それに時間的にうまいバスがあれば結構だが、
計画するのはかなり苦労するだろう。

そんなわけで仕事で明けたその日の夕方、上野始発の寝台特急北斗星81号
に乗り込むことになった。今からなんかワクワクしてきた。

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