2007年8月30日木曜日

つくもノヲ”X="1≠ 199



突然思い立ったのが、青春18きっぷを使った鉄道旅行である。

青春18きっぷを使うということは、普通列車か、快速列車だけを
使って目的の駅まで乗っていくことだ。

しかも、今回ターゲットにしようと考えたのは東海道本線。
小田原から新大阪まで走破してみようと考えた。

一部特急に乗れる特例区間が存在するが、東海道本線にはない。
新幹線も特急列車も使わずに、普通列車と快速列車だけで
乗り継いでいく旅である。

行程をつぎのように考えた。


【行き】

小田原  00:31

     ↓ ムーライトながら

大垣   06:55

     07:00

     ↓ 739T 普通

米原   07:34

     07:48

     ↓ 3423M 新快速

新大阪  09:09


【帰り】

新大阪  11:35

     ↓ 3448M 新快速

米原   12:51
 
     13:09

     ↓ 218F 普通

大垣   13:44

     13:55

     ↓ 2538F 普通

豊橋   15:17

     15:34

     ↓ 964M 普通

浜松   16:07

     16:17

     ↓ 452M 普通

熱海   18:44

     18:58

     ↓ 932M 普通

小田原  19:20


大垣方面のムーンライトながらは豊橋まで全席指定席。
そのため、小田原~豊橋の指定席が取れない場合は、
始発の小田急線に乗らなくてはならない。

しかも、ろくにスケジュールを考えもせずに組んでしまい
同級生の彼との飲み会の後に、その足でムーンライトながらに乗るか、
朝早くにおきて、始発で小田原に向かうか、いずれもあわただしい
スタートになってしまった。

29日。夜勤明けに少々、例のマネージャーと今後の自分の進路について
話をして渋谷で別れて、その電車で有楽町までに行く。
いつもの魔法のスパゲッティーを食べるためだ。

今回は無理せず、大盛りを食らうことにした。

お腹がこの魔法で満たされ、さっそく東京駅のみどりの窓口へと急ぐ。

まず、最初の窓口で青春18きっぷをゲット。
これがないと今回の計画もなにもなくなる。

そして行程を実行するために必要なムーンライトながらの指定席。
案の定、最初の窓口では端末で調べてもらったが、満席という結果に。

あきらめず、他の窓口にも当たってみる。
すると、当日のキャンセルが出やすいというwebの情報は確かであることを
確認することになった。キャンセル待ちがあったのだ。
こうして、行程を実行する準備は整ったのだ。

あとは当日、飲み会の後に無事に小田原に行き、ながらに乗れるかどうかだ。
ここでこけたら、元の木阿弥だからだ。

飲み会も本当は余裕を持って、23時半くらいにはお開きにするつもりが、
あまりに話が盛り上がってしまい、ぎりぎりに駅のホームに行くことになった。
なんとか小田原に向かう小田急線に乗ることができたので、一安心。


小田原に到着。ホームにはまだ、これから乗る列車の姿はない。
ホームに並んでいる人たちはこのシーズンだけに若い人たちが多い。
中には年配の人たちも見かける。

目当ての列車がホームに入ってきた。9両編成のムーンライトながらだ。

指定席に座る。しばらくして車掌の車内検札が始まった。
座ってしばらくすると、このリクライニングシートはあまり座り心地が良くない
ことを知る。背もたれはある程度倒れるが、安全上車内が明るいことも相まって
とても眠れる代物ではない。しかも十分に足も前に伸ばせないのもつらい。

ちゃんと寝たいなら、一本先を走っている寝台急行「銀河」に乗るべきだ。
横になって寝るのと、そうでないとでは雲泥の差だ。

時刻表によると、豊橋までは「快速」とあるだけに順調に駅を飛ばしていく。

運よく窓側の席がゲットできた。
見えないと思っていた満月が顔をのぞかせた。
まさにムーンライトである。

時刻表をさらによく見ると、3駅で20分~45分かけて、
長時間停車することになっている。
予想はしていたが、後続の貨物列車を先に行かせるために駅に長時間停車するのだ。

最初は静岡駅。21分停車。
1:55と2:08にそれぞれ、貨物列車が通過していった。

車内放送は小田原を出るとしばらくないが、この長時間停車については
車内放送がある。また、車内空調環境の保護のためにいったん扉が閉まる。
発車するまでは、そばの開閉ボタンで出入りができるようになっている。



その次が浜松駅。25分停車。
ここでは、3:14、3:20、3:22、3:27と立て続けに貨物列車が追加していった。

運転台を覗いてみる。さすがに外に出ないものの、これだけの長時間停車とあって、
運転士もこっそりと文庫本を開いていた。いろんな列車が走っている中で
夜通し朝まで運転するこのながらは激務なんだろうとは、これもこっそりと
あくびしていることが物語っている。(笑)

そして最後が豊橋駅。ここが一番長い45分停車。
浜松のようにかなりの本数が通過するかと思いきや、4:18に通過したきり
まったく貨物列車は通過しなかった。いったい何のためにこれだけ長く停車
しているのか?、それは謎だ。

東海道本線に沿うように作られたので、普段はなかなか見られない新幹線の
保守作業を間近に見ることができる。もちろん、走りながらだけれども。

豊橋を出ると、全車自由席に切り替わる。通勤通学用の普通列車としても
兼ねているためだ。だから私のような旅行者とスーツを着たサラリーマンが
並んで席に座るという特異な光景が見られることになる。

この時間帯に利用している地元からすれば、座れないストレスを少なからず
持っているだろう。

豊橋から名古屋の間で、ようやく空が明るくなり始める。
しかし、残念なことに今日も昨日と同じように天気は良くないようだ。

なんとか眠ろうと、指定席区間にいろいろと体勢を変えてみたが
あまり眠れなかった。少し興奮しているのもあったのかもしれない。
座っていると、足を前に投げ出したくなる。いや、布団に横になりたい気分だ。

ずっと座っていてもたいしたことない、と軽く見ていたが、想像以上に辛い。
隣にだれも座っていなければ気を遣うこともないが、自由席になったとたんに
私の隣に座る者が現れ、大垣終点までのこの間が、窮屈で一番疲れた。

739T 普通電車。
大垣から米原方面の電車に乗り換える。京都、大阪方面に直通電車が走っている
だけに旅行者だけでなく、通学通勤者も多数おり、ホームはにぎやかだ。



3423M 新快速。
列車は大垣から米原、米原からの新快速もクロスシート車両だった。
混んではいるが、少し探せば座れるくらいだ。新快速は京急張りにがんがん
飛ばしている。あまりのスピードでスリップしないかとちょっと心配になる。

かなりのスピードでときおり、左右に揺れる。
しかし、これだけのスピードでも次の駅までの距離が長い。
座れないと通勤通学者はかなり、辛いだろうと思われる。


新大阪に09:09。9時間近くを電車に乗り続けたことになる。
新幹線がいかに早いかを体で実感できた。

土産物を探すため、地下鉄への乗り換えなどを考えて
大阪で降りた。

まず、風呂に入りたい。カプセルホテルを駅前を
探してみようとインターネットカフェにいく。

駅から歩いて5分ばかり、とあるインターネットカフェを
見つけた。会員カードを作って席につく。
偶然にもシャワー室完備の店であり、無料で利用できると
あり、さっそく予約する。

先約がいるようで、約1時間後にスタッフがバスタオルや
ドライヤーなどの一式が入ったかごを手渡す。
シャワー室へ入る。シャワーだけかと思ったが、手で押すタイプの
ボディーソープとシャンプーも設置されていた。
かみそり、歯ブラシまで完備されていたが、体を洗うタオルまで
貸し出してくれるとありがたかった。

カプセルホテルを探す手間が思わぬ形で省けたところで、
道頓堀に行って、昼飯と土産物をさがしに行くため大阪駅に戻る。

最寄のJR難波駅へ行くため、大阪環状線を新今宮まで乗る。
新今宮のホームで待っていると、新快速が出たあとに鶯色の電車が
ホームにやってきた。

ここから一駅。終点のJR難波駅は地下ホーム。
なんばウォークを横切り、道頓堀を目指す。

出張の帰りで一度行ったことがあるが、シーズンもあってか
若い人たちも多い。食い倒れ人形も装いを新たにして、写真に収めようと
ちょっとした人だかりができていた。

またおこしとグリコの看板を象ったキーホルダをいくつか買う。

食い倒れ人形のすぐ奥は飲食店になっている。1階がその大阪名物「くいだおれ」。
ここで頼んでみたのが、その名も「くいだおれオムライス」(890円)
食べてみると結構な量があった。私の胃ではこれで十分だ。

胃が満足したところで、蓮向かいの店で「生八つ橋」とたこ焼きに見立てたお菓子を
一箱ずつ買って、帰途へ急ぐ。

歩いている途中から、JR難波がどこにあるかわからなくなり、
そのまま大阪駅まで四つ橋筋を30分ほど歩くことにした。

当初の炎天下はなくなったが、まだ暑い。
その中の30分はけっこう体に来る。
せっかくシャワー室で流した汗もまったくの意味を成さなくなった(笑)

15時少し前に大阪駅に到着。遅くとも、15:05新大阪着の新快速に乗ろうと
考えていたが、その1本前の快速電車がもうすぐ来るところだった。
もうすこし遅かったら、乗り継ぎで大変なことになるのだ。
(18きっぷで東海道線を旅行した人ならこの意味がわかると思う)

3476M 新快速。
快速電車を見送ったあと、お目当ての新快速には座ることができた。
米原まで1時間20分。やがて一眠りする。

2346F 新快速。
米原から16:44発の新快速に乗る。ここでもなんとか座ることができた。

岐阜まで各駅停車。流れる景色にふと見上げると、夏もそろそろ終わろうと
しているかのような雲が夕焼け空に流れている。
新幹線が横を通り過ぎていく。時折下りの線路が少し離れるとき、
架線と架線柱がシルエットになって、流れていく。

この瞬間、18きっぷで鉄道旅行していると強く感じる瞬間だ。

豊橋に18:48着。ここからは小田原まで各駅停車をずっと乗り継ぐ。
つまり、小田原まですべての駅に停まることになる。


980M 普通電車。
その1本目が浜松までの普通電車。ロングシートかとひやひやしたが、
かなり古い車両だが、全席クロスシート。40分ばかり揺られる。
各駅停車だが、駅間はけっこう長い。



854M 普通電車。
浜松19:30着。向かいのホームから静岡ゆきに乗り換える。
ここまで順調にクロスシートだったのに、なんということだ。
ロングシート・・・・orz。しかも全車。
おまけにトイレがないため、乗る前にトイレは必須だ。

行きにも普通電車を使っていたら、もっと挫けていたかも。


1474M 普通電車。
静岡20:50着。ようやく静岡。向かいのホームで熱海ゆきに
乗り換える。なぜかクロスシートとロングシートの混合タイプ。
熱海まで1時間ちょっとと長い。

954M 普通電車。
熱海22:04着。この辺からは東京から直通とあって、通勤電車として
用途があるので、ロングシート。

小田原にも定刻22:29着。こうしてひどく時間がかかる往復18時間の旅は
終わったのである。

旅を振り返ると失敗点は2つある。

ひとつは行きの「ムーンライトながら」だ。
明けでほとんど眠らずにそのまま旅行したということもあったが、
一眠りはできるだろうと軽く考えていたが、まったく眠れず。

大阪でひと休みでもすればよいが、時間的にゆっくりしているとその日の
うちに帰れなくなってしまう。新幹線を使ってもいいが、
今回の「青春18きっぷ」を使った鈍行列車の旅の意味はなくなる。

次に大阪での行動計画だ。土産物を買って帰ると決めていたが、
どこに行くかを決めていなかった。インターネットカフェでwebを見て、
道頓堀と決めたのだ。それに後で書けばよいこの記事も実はそのカフェで
書いたがために、無駄に時間を過ごしてしまったのだ。

道頓堀の帰りにJR難波の行き方がわからなくなり、大阪駅まで歩くことに
なることは想定外だった。これでよけいに疲れた上に時間がかかってしまった。

そんなわけで、だいぶ疲れる鉄道旅であった。
このあと、家で爆睡は言うまでもなく・・・

2007年8月27日月曜日

つくもノヲ”X="1≠ 198





仕事帰りに鶴間で一杯・・・ではなく、900枚。
久々に運を試してみようと思った。メダルゲームだ。
鶴間駅から歩いて5分のところにイミグランテがある。そこは
1000円300枚でメダルを貸し出してくれる。他のゲームセンター
より安いだろう。高いところは1000円で70枚というところもある。

貸出機に1000円札を入れると、カップが出てきてそこに300枚が
どっさりと入る。

「ファンタジックフィーバー2」
もう無くなったかと思ったら、グランドクロスの隣でまだ稼動していた。
派手な演出が続く隣だけに、余計に地味に見える。
昔のようにメインで稼動している雰囲気はなく、撤去を待っているだけ
という感じ。私以外誰もプレイする人はいなかった。

これまでプレイしてきて、見たことがなかった花火リーチから
「DIRECT Super FANTASIC CHANCE」、つまりいきなりJACKPOT抽選が
始まった。これはもしやと思ったが、期待は裏切れられ100枚。
しかし、出てきた100枚。本来はちゃんと動く板まで落ちてくるはずだが、
耐用年数が迫っているためか、メンテナンスが行き届いていないためか、
勢いがなく、パネルのあたりに溜まってしまう。

これを見た瞬間、このマシンに余命幾ばくのご老体を連想した。

「フォーチュン・オーブ3」
ファンタジックフィーバー2よりは歴史は浅いが、それでも大分長いこと
稼動している。こちらはまだ多少の輝きがある。
だが400枚近くを使ってもスロットは揃わず、オーブ(赤い玉)も一向に
落ちることはなく、JACKPOTチャンスすら拝めなかった。
それどころか、他のステーションでJACKPOTが当たり、さらに惨めになった。

久々に来たからには、あのとき体験したJACKPOTをもう一度味わいたいと思う。
あの瞬間は何度体験しても、うれしいものだ。
ピークの頃は1度に3回、最高枚数は4915枚。あの瞬間をもう一度体験したい。

3000円。昔からこの額で止めることだけは体が覚えているようだ(笑)

2007年8月25日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 197


このブログを書いて1年が経過した。
たまに過去のニッキを振り返ってみると、写真が多すぎる。
絵日記を書くように、写真を所狭しと並べているだけだと気づいた。

携帯電話ででかいシャッター音に人目を憚りながら撮っていた時期から
デジタルカメラを手にして、そういうことも気にせずにマシンガンのように
撮りまくっている。今でもそうだ。シャッターチャンスはいつ来るかわからない。
仕事に行く時も鞄に潜ませているくらいだ。

見る人によっては、説明下手を隠すために写真を多く載せているのだろう、
と思われても仕方はない。

デジカメにして、暗いところも撮れるようになった。
シャッター音を気にせずに撮れるようになった。そして見たことない場所の写真を
撮りたい欲が出て、いろいろなところに出かけるようにもなった。

例えば根室本線に鉄道旅行したときの写真。数十枚の写真を並べているが、
これほどの数を載せる必要はあっただろうか。

ブログの画像容量の問題もある。それは新たにブログを作成すれば解決するだろう。

いろいろと知らない場所へ行くことは、それだけ写真を撮る楽しみも増える。
しかし、そればかりにこだわってはせっかくの旅も愉しみは半減してしまう。

ばしばしと撮るのはいいかもしれない。しかし、せめてブログに載せる写真を選ぶ
余裕は持ってみようと思ったのだ。

撮った写真を全て載せよう、そればかり考えていた。
写真を吟味することを忘れていた。

2007年8月24日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 196






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  週刊新潮new
  1957年8月19日号
  秘録と戦記の総決算(つわものの夢果てて12年)
    原爆スパイ第146号
    風船爆弾は成功だった
    私はアメリカを裏切ったか
  日比谷商店街倒産始末記
  ストリップ珍騒動記
  不正外車はなぜ走る
  少女という名の女性歌劇
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幻の日比谷商店街を調査するべく、webで検索してヒットした
情報を頼りに、国会図書館へ出向いた。

週刊新潮の1957年8月19日号。いろいろと近くを探し回るより
は早いだろうと、永田町まで電車に揺られること、2時間近く。

今回初めて来た。
どの図書館よりも厳重なセキュリティー体制になっている。
まず、入館手続きからすでに利用者登録したカードでないと
入館できない。自動改札のようなゲートにそのカードをかざして
入館できる。しかも昨今のテロを警戒してか、B5サイズの透明な
ビニール袋に入る量でしか手荷物の持込は許されない。

貴重品等、その他の荷物はゲート外の返却式コインロッカーに
預けることになっている。

そばの検索端末で週刊新潮のバックナンバーがあるらしいことは
わかったが、実際にどこでどう手続きすればよいかわからない。

しかも資料の複写は18:00まで。あと30分もない。
奥のカウンターに雑誌を取り扱っている新館を教えてもらう。

新館の端末で検索するが、仕方ないのでその辺を歩き回っている
案内の人に資料受け取りの手順を聞く。

まず、検索端末で閲覧したい資料を申し込む。
混んでいなければ、20分ほどで申し込みが受理される。
手元の利用者カードの番号がカウンターの前の大画面に表示されたら
カウンターにカードを渡して、資料を受け取るスタイルだ。

書架がずらっとあって、そこで本を選んでカウンターに持っていくと
思っていたから、このスタイルにだいぶ戸惑った。

複写もコピー機があるのではなくて、どこを複写してほしいかを
専用の申込書に記入したものを専用のカウンターに持っていき、
同じように10分ほど待って、カウンターで複写物を受け取るように
なっている。

同じ階にあれば便利だが、複写カウンターと雑誌を受け取る
雑誌カウンターは1階と2階に分かれている。
だから2階で請求した雑誌を受け取り、複写したもらうために
1階に下りないといけないのだ。

勝手に持ち出してしまうとか、ページを破いてしまうなどの被害が
後を絶たないこともあって、それを防止するためには有効な形式だと
思うが、利用者が気軽には利用できない。

本を手にするために、検索端末を利用する必要があるため
あらかじめ調査したい本のタイトルなどの情報を持っている必要がある。

本棚に並んだたくさんの本から、タイトルを見ながら、また手にとって
何ページか読んでみたりしてという選ぶ楽しみはまるで削がれている。
そして、極め付けが18歳未満入館禁止である。
ここにポルノでも置いてあるのかと。

お目当ての週刊新潮のバックナンバーは難なく見つかり、
複写も受付ぎりぎりになんとかできた。
複写手続きも面倒で専用端末で申込書を印刷し、印刷したその申込書に
複写するページ数を記入して、カウンターに出す。しかもここでも10分ほど
待たされるのだ。

このコピーも、著作権法に基づいて、申込み1件あたり100ページ以内。
環境問題に考慮して、無駄な紙の使用を抑えるということだろうか。

ならば、カウンター前にある専用端末機で複写申込書を紙にして印刷
する形式も廃止したらいかがだろうか?

※コピーした資料、後でよく見たら「日比谷商店」の倒産始末記であって
 期待していた「日比谷商店街」の内容ではなかった・・・
 参照したwebページの誤植だったというオチ・・・・orz

 おかげで国会図書館の利用方法はわかったから、これはこれでいいか(笑)

2007年8月23日木曜日

つくもノヲ”X="1≠ 195



仕事帰りのスパゲッティー。
町田駅前にあるDONAにて。無難な味のナポリタン。
22時半を回ってしまうと、さすがにラーメン屋も閉まってしまい、
たどり着いたのがこの店。

夜のとある駅。(地元なら写真ですぐわかるけれども・・・)
仕事帰りの電車で乗り過ごしてしまった。このまま先の駅なら
間違いなく終電に間に合わず、タクシーになるところだった。
いや、あぶない。あぶない。





そして、今日23日は夜勤明けの日。そして気まぐれ鉄道旅行の日。
昼飯は例のインディアンを喰らいに、有楽町まで電車に乗っていく。
その途中で、ふと見上げると路線図があった。押上から先、
東武動物公園、そしてさらに先、東武日光、さらに先には鬼怒川・・・

日帰りでどこまでいけるだろうか?気になっていたけれど、思い切って
(切る必要はないけれど・・・)遠くまで揺られてみようと。

インディアン、あまり腹の空き具合はよろしくないけれど、
久々に横綱を注文。案の定、最後の方はやばかったが、なんとか完食。
店を出て、しばらくはこの異常な満腹感に支配される。

その状態でひとまず久喜行きに乗り込むが、途中の北千住でやばくなり
ひとまず電車を降りて、ベンチでしばらく休む。

腹がだいぶ落ち着いてくると、すぐそばには特急のりばがある。
券売機の後ろから発車する特急は東武鉄道が誇る「スペーシア」、
「りょうもう号」、「きぬ号」だ。

12:41発のスペーシアに乗ろうかと思ったが、腹の調子がもとに
戻っていなかったので、見送った。

しばらく休んで13時少し前。次に来る電車は区間快速 東武日光ゆき。
東武日光には15:32に着くようだ。どうやら日光までなら日帰りできそう。

果たしてこの電車に2時間半、揺られることにした。
途中で夜勤明けだけに眠くなり、ひろげたテーブルにつっぷしてしばし、
眠りに落ちた。

最初は6両編成の電車も途中で前2両だけが切り離されて、東武日光ゆきに。


定刻に東武日光に到着。ホームでは折り返しに備えて連結作業が始まって
いた。6両になってまた帰っていくのだろう。

改札を出て、時刻表を見上げる。御殿場線よろしく1時間に3本しかない。
しかも終電は10時前に終わる。

駅前はバス・タクシー乗り場になっている。ひとまず風呂につかりたいと
あたりを見渡すと、湯元温泉へ行くバスを発見。このバスに乗り込む。

バスは路線バスのそれではなく、観光バスのような座席だ。
けれども路線バスというなんとも奇妙な感じだ。
座ってしばらくすると、バスは有名ないろは坂を目指して走っていく。

終点の湯元温泉まで行こうかと思ったが、時間がかかるようで
途中の中禅寺温泉で下車。降りたがいいが、あたりに温泉の看板はない。
少し歩いてみやげ物を買いつつ、店の人に尋ねる。

サルがみやげ物の白い袋に反応して、奪われることがあるから
早く鞄に仕舞いなさいと親切に教えてくれながら、その方も入りに行って
いるというホテルの場所を教えてもらった。


「日光レイクサイドホテル」にある「湖畔の湯」である。

入湯料1000円、バスタオル200円。ホテルからは離れの形で小屋が建っていて
その入り口に受付がある。そこで支払い、入れるようになっている。

温泉でないと店の人は言っていたが、普段と違う場所であれば
それはどちらでもかまわない。ただ、入れないほど熱かったら少しがっかり
するが、この温度は適温だった。おかげでゆっくりと時間をかけて
疲れがほぐれていく。とても気持ちよかった。

と、のんびりと着替えを済まして休憩室へ行く。すこし休んでから帰ろうと
壁の時計を見ると、次のバスまであと10分もない。しかもそのバスを逃すと
あと1時間は来ないのだ。

急いでホテルを後にして、バスターミナルまで小走りで急ぐ。
近くまで来ると、まさにバスが今のりばへ入ってこようとしていたところ
だった。なんとか間に合った。

おかげでせっかく流した汗をまた、ここで掻くというお粗末な状況に。
幸いこの路線バス、窓を開けられるので、しばらく外の風で涼んだ。


行きとは別のいろは坂から今度は下っていく。
まさに絵に描いたようなヘアピンカーブ。さすがのバスもまるで棒を回転
するような感じで走る。


しばらくこの超急カーブが続いて、40分ほどで東武日光駅に到着。
次の電車は18:42発の下今市ゆき。ここで特急きぬ134号(スペーシア)浅草ゆき
に接続する。

特急券を買う。個室券もあるようで、ためしに買ってみようと思ったが
なんと4000円。特急料金1000円に個室料金3000円といったところか。
北千住まで買った。

すこし時間があったので、特急で食べるおやつと飲み物を仕入れて、
下今市ゆきに乗り込む。




下今市までは10分ほど。向かいのホームにスペーシアが待っていた。
2分してすぐに走り出した。さっそくおやつを食べ始める。

しばらくして車内販売のワゴンが来たので、チョコアイス(300円)を
買って食べてみた。さすがに市販品より濃厚なチョコ味だ。

途中で先頭車にある個室へ行ってみた。ドア越しに覗いただけだが、
前に北海道旅行で乗った寝台特急の個室よりもつくりが豪華そうな
感じでいい。

ゆきの区間快速ではやたら長く感じたが、さすがに特急は速い。
乗り継ぎしても日光から1時間40分ほどで北千住に着いてしまう。

日光には学生のころに、社会科見学なんかでバスで行っただけなので
距離感がつかめなかったが、電車でも確かに時間がかかるけれど、
イメージしたよりもそれほど遠くは感じなかった。
むしろ、日光くらいまでなら、気軽に行けるなとわかった。

1万円札を1枚持って出かければ、日光で風呂に入って
帰りに特急スペーシアで快適に帰ってくる旅ができるわけだ。