2007年3月30日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 118









29日。LPIの試験を受けに品川へ出かけた。
LPIはLinuxの認定試験で、MicrosoftのMOUSに相当する
IT関連資格試験である。

今の仕事で必ず取得しないといけないわけではないが、
業務に関係する部分もあるので、そこからより広い知識を得ようと
思い、今年から業務の合間に勉強し始めたが集中力は今や学生の頃
よりだいぶ失っているようで、1時間も参考書を読んでいたら
眠くなるか、座っていられなくなる状態となる。

そんな感じで当日を迎えたわけだが、おそらく受からないだろう。
悪足掻きのつもりで、新宿までの小田急線1時間10分を使って
参考書を読み返すがやはり途中で眠ってしまった。

あまり参考書の文字が頭に入らないまま、
新宿に到着した。

ここから山手線に乗り換えて品川まで20分。
もはや参考書を読み返す気はない。

品川の高輪口は第一京浜が目の前を横切っていて、
道路に沿って5分ばかり歩いたマンションの一室が試験会場。

品川には予約の14時より少し早く着いたので、
時間を潰そうと入ったのが、喫茶店ルノアールであった。

アキハバラにもあったので、チェーン店だろうが、気になっていた
こともあり、広い店内に空いている席を見つけて座ると、

若い女性の店員が注文を訊きにテーブルへやって来た。

アキハバラの店は入ったことはないけど、ウェイターとは呼ばずに
メイドと呼ぶのだろうか。メイドの格好で注文を訊きに来るなら
行ってみたいと思う。私はいわゆるメイド喫茶は好きではない。
「ご主人様」の挨拶はいらないから、格好だけ見て楽しみたい人も
結構いるのではないだろうか。

さて頼んだものがテーブルに置かれた。

メロンソーダ 530円
ミックスサンド 490円

この量と味なら、同じものがコンビニエンスで120円くらいだ。
サンドも量が少ないだけでなく、三角形に切られて食べにくく
すごい美味しいというわけではなかった。

そういう意味ではメイド喫茶に来てしまったと言えなくもない(笑)

時間をみて、ぼったくり喫茶店を出て試験会場に向かった。

身分証明などの簡単な手続きを済ませて、
端末が横に何台か並ぶ試験室に入る。

端末のスタートボタンを押すと問題が表示され、クリックして
回答を選択していく。
70問90分。はっきり言って手応えはなし。

15時25分。試験室から出て結果を知らされる。不合格。
うむ、再度勉強し直さないといけない。
だが、がっかりしてはいない。勉強不足はわかっていたからだ。

どちらしろ、このまま帰るつもりはない。
品川駅に一旦戻ったが、お腹が空いてきたので銀座の例の
スパゲッティーを食べに第一京浜を銀座インズ3へ歩く。


新橋駅ガード下をくぐって、ゆりかもめ新橋駅の下あたりに
地下道への入口を発見。「営団地下鉄」、「国鉄」の文字が
看板に使われていたり、階段を下りてみると古いレンガの壁と
天井が続いていて、昭和がそのまま残っている感じだ。

レンガの通路はすぐに途切れて地下街に繋がっていた。
新橋駅前ビル1号館・2号館である。
この辺の写真も撮っておけばよかったな。あとで気づいた。

奥の狭い通路に面する形で呑み屋を中心に店が
集まっている。ここがおそらく新橋の呑み屋として
有名なところなのだろう。

しかし、私の目的は地下に降りることにある。
乗ったエレベーターの表示は地下2階までしかないのに
ボタンはB3まであった。押しても反応がない。
仕方ないので、その上のB2を押す。

地下2階は目の前がいきなり駐車場であった。

またエレベーターで元の地下1階に戻る。
階段がある。しかし「関係者以外立ち入り禁止」の
衝立が置いてあり、降りて行くには抵抗がある。

となりの1号館に行ってみる。ずっと奥に階段があった。
こちらは衝立自体は置かれているが、何も書かれていない。
なので、降りていくことにした。

地下2階は駐車場。地下3階も駐車場。さらに地下4階があった。
ここは前の大手町ビル探検でも書いたが、ビル管理の事務室や
ゴミ捨て場が近くにあるのだろう。階段脇にはゴミ袋が積んで
あったりした。

階段を降りてからちょっとのぞいた程度で
奥には行かなかったので、次回じっくりと観察することにする。

銀座インズ3に着く。毎度ジャポネでは注文するメニューは
決まっているのだ。

インディアンスパゲティー 650円
まきば牛乳 90円

先ほどの喫茶店がどれほど値段が高いかがわかると思う。
1000円で缶コーヒーが2本飲めるだけのおつりが返ってくる。



有楽町から大手町や東京や日比谷へは地下通路で繋がっている。
しかも一度も地上に出ることがないので、雨の日はかなり
便利なのだ。もちろん地下鉄への改札に直結している。
実はこの地下通路、googleの地図には載っているが、
東京メトロの路線図には載っていないのだ。

さてこの長い地下通路を端から端まで、歩いていこうと
思ったのだ。まずは銀座インズ3のすぐそばの有楽町駅
入口から歩いていく。歩いていくと気になるビルがあった。
「国際ビル」である。大手町ビルと同じような雰囲気が
あり、さっそく地下への階段を探した。

マクドナルドをさらに奥へ行ったところに
階段はあった。地下1階、2階は飲食店などが並んでいる。

地下3階に降り立つ。写真は階段を出て、左に少し曲がった
ところである。左側は駐車場への出入り口となっている。
奥はいい雰囲気の通路になっている。さっそくこの通路を歩く。
この通路の途中には業務用のエレベーターがあった。
専用カードを差し込まないと利用できないようだ。

突き当たりの右側にはもうひとつ地下へ降りる階段があった。
こちらの階段は先ほどの階段と違って、いい感じにすべて
灰色一色である。

地下4階。出てみると通路の左右にはいくつか扉がある。






地下6階まで降りることができる。
地下4階と同じ構造になっていて、通路を歩いていくと
地下3階へ降りる時に使った白い階段に繋がっている。

こうして扉が並んでいるのを見ると、現代の地底人が住んでいる
アパートだったりしてと妄想してしまう。

扉によっては明かりがついていたり、人がいる気配があり
その前は通らないように気をつけながら、歩き回ってみた。
開いていて明かりがついていない扉もいくつかあって、
中をのぞいてみたが、どうやらここで仕事をしている人の
ロッカーか物置きか、この開いている扉の部屋への出入り口と
思われる扉があった。

明かりが消えていて閉まっている扉を幾つか試しにノブを
回そうとしてみたが、鍵が掛かっていて回らなかった。

白い階段に戻って、再び地下6階まで降りてみると
階段脇に気になる円形の蓋が見つけた。

足で踏んでみたが、踏んだときに浮いた感じに動いたので
この取っ手なら、思いっきり力を込めれば開けられそうだ。

ただ、階段を出た通路のすぐ近くの扉から明かりが漏れていて、
通路に工具類が置いてあり、明らかに人がいる様子なので、
見つかったらまずいので、止めておいた。

この白い階段を見て気づいたが、もともと灰色一色だった
さっきの階段を白くきれいに塗り替えたようである。
しかも構造も同じなら、灰色の階段にもあるのではと
行ってみると、やはり同じ蓋があった。

こちらには人がいる気配がないので、さっそく開けようと
取っ手を引き上げにかかる。しかし、片方は砂みたいのが
詰まっていて引き上げられそうになかったので、とりあえず
もう片方だけを引き上げて、指を入れて力を入れる。

しかし、持ち上げられない。
両方の取っ手で引き上げないと重過ぎて開けられないようだ。
こちらも足で踏んでみたが、さっきと違って動いた感じが
ないので、こちらは何か砂みたいのが詰まっているのかも
しれない。結局今回は諦めて帰ることにした。

しかし気になる蓋である。地図で見る限りは地下鉄が真下に
通っているわけではない。電気ケーブルなんかの設備が
あるのかもしれない。

はたまた、地下7階の秘密の地下通路で場所からして
皇居か、地下鉄の駅に通じているのではと想像だけは膨らむ。

白い階段から戻って、国際ビルを出て地下通路に戻った。
少しあるくと日比谷方面と大手町方面に分かれるT字路になる。
この上は日比谷通りである。




大手町方面に歩いてみる。
しばらくは延々と歩き続ける。距離にしたら2kmはあるだろう。
途中にスタジオジブリが協力したという絵画がいくつか壁に
描かれていた。この路面電車以外にもいくつかあった。

やっと通路の端まで来た。千代田線の大手町駅改札である。
今度は東京駅に向かうために、途中まで逆に戻って歩く。





途中で左折する。
こちらも先程の大手町方面に歩いたくらいの距離があって
結構長い。途中でかなり狭い通路があるが、かなり構造的に
無理しているのだろう。天井も神田の須田町ストアよりも低い。
やっと端に来た。左側はビルへの入口でエスカレーターと階段で
上れるようになっている。


東京駅へは少し戻ったところに通路がある。
その入口のところに大手町と書かれたプレートが柱に貼られている
のを見つけた。こうやってみると幻の大手町駅は実はここにあったの
ではないかとまた勝手に想像してみる。


東京駅一番街というそうだ。
東京駅八重洲口の地下に展開する大規模地下街という感じだ。
端まで歩いて、階段を昇ったところに改札はあった。

八重洲口の外は大通りになっていて、ネオンが輝いている。
これでわかったことだが、丸の内口ばかりを見てきたから
東京駅には何もないと思っていたが、八重洲口前周辺と
その地下に店が集まっていたのだ。


改札のところで右折してさらに進むと、さっき東京駅に行くときに
歩いた通路に戻る。千代田線で帰ろうと思ったが、トイレが改札内に
無いので、近くの半蔵門線の改札から入ってトイレにいく。

半蔵門線で帰るのは仕事で使っていることもあるので、
気分的に嫌だったので、違った路線で帰ろうと思い、
千代田線に乗って帰った。少し待っていると丁度小田急線直通の
多摩急行唐木田行きに乗ることができた。

新橋駅前ビル地下と地下通路の残りの部分については次の機会に
時間をとることにしよう。

今日の探索ポイントは「国際ビルチング」
ハキダメニッキ052

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