2010年5月7日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 532



ようやく雨の呪縛から解き放たれた休日。起きたのは昼過ぎ。
予定では朝早くから起きてウォーキングする予定が遅くなった出発。
パソコンの筐体上でいつも笑顔の女の子は、どうやら前から渋谷に行きたがっていた
(という妄想)。いつも湿気が多目の部屋の中でお留守番をしているから、
たまにはこの子の要望に応えてあげるようと、我がカバンに入ってもらうことになった。

横浜から国道1号線。4時間くらいで行けるだろうと歩き出したが、品川へ向かうのとは
違って途中途中で正しい道を選択しないといけない。気をつけていないと全く見当違いの
道を歩いていることは時々ある。2時間近く歩いても渋谷に近づく気配はなく、
このまま歩いても渋谷に着く頃には終電近くになりそうな気配もちょっと感じる。
それではカバンに入っている子が望んでいる(という妄想)渋谷に連れて行くべく、
鶴見から京浜東北線で渋谷へ向かうことにした。

品川から山手線。渋谷に着いたら向かう場所は決めていた。有名なスクランブル交差点が
見下ろせるデートスポットでもあるスターバックス。個人的には持ち帰りに対応した
このコップスタイルが嫌いで、カップで出してくれる昔ながらのドトールだったら
最高なのにと心で小さく舌打ちしながら、地上から見上げる「展望席」が満席で
あることを承知しながら店に入る。


スクランブル交差点が見下ろせる正面が一番良かったが、待っても空きそうにない。
渋谷という土地柄、年齢的には若者が圧倒的である。特にカップルなら男女ともに
「イマドキ」の香水をつけてきている。匂いはしないが空気を感じる。いや圧倒される。
もちろんそんな香水はどの店にも売っていない。どうやって手に入れるのだろう。
今も昔も5人の小学生が集まれば、1人くらいは秀才的、天才的にゲームがうまい、
(巷で難しいとされるコマンドをいとも簡単に出せたり)子がいる。
この世に生まれてからもともとそんな能力が備わっていたのかと思いたくなる感覚に
似ている。「イマドキ」の空気も生まれてからずっと備わっていたのではと。

先天的な部分も少しあるかも知れないけれど、多くは生まれる時に備わっている
ものではなく、日々の日常で主に他人と触れ合うという環境で影響されて発現するところが
大きいだろうということは頭では理解しているつもり、ではある。
だが、その人の性格、空気(=雰囲気)は生まれる前に形成される遺伝子によってほとんどを
決定されていると今も信じていたりする。

自分が今のような自称鉄道オタクになった要因はなんだろうか。
エロ漫画やオ●ニーを覚えた要因はなんだろうか。

後者ははっきりしている。高校生の友達に教えられてエロ漫画の存在を知った。
それがオ●ニーと呼ばれている行為だとは知らなかったが、そうした行為に快楽を
覚えたのは小学4年生からだったと記憶している。


前者は後者のような友達などの他人との関わりによって目覚めた趣味ではない。
今も昔も他人と関わることがかなり苦手である私が同じ趣味を持った仲間と活動する
なんてことは到底考えられるはずもない。恐らく思いつく要因として、状況が落ち着いた
一時期、鉄道による初めての北海道旅行をしようと計画して実行したことだと思う。
その旅行で初めて乗った寝台特急「北斗星」のロビーカーで過ごした夜や
日本最東端の街、根室の景色を見たこと、名物のエスカロップを食べたことが
まだまだ見たことがない、知らない街の風景を見たい、名物を食べてみたいという欲求と
日本中に広がる路線図を乗り潰してみたいという欲求が一致して、
「線路の向こうに広がる世界を鉄道に乗って旅行したい」衝動に駆り立てているのだろう。

スクランブル交差点が見下ろせるスターバックスでそんなことは考えていなかった。
おもむろにかばんから出した例の女の子を渋谷の風景をバックにデジカメを構えるが、
その行動に至るまで、人目を気にすることに精一杯であった。一旦成し遂げてしまうと
それでも恥ずかしさがあるものの、それほど気になるものでなくなった。

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