2010年2月11日木曜日

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【北海道&東日本パスの旅 6日目】 甲種輸送と山菜うどん

↓ 江差線~海峡線~津軽線~
  東北本線~青い森鉄道~IGRいわて銀河鉄道~
  ~東北本線 2
  寝台特急 北斗星

(9:50着) ※12分遅れ
上野

※昼ご飯

新宿
14:00

↓ 19M 中央本線
  特急 スーパーあずさ19号

15:23着
甲府
15:43発

↓ 441M 中央本線

16:21着
小淵沢  ※甲種輸送の撮影
17:12発

↓ 350M 中央本線

17:51着
甲府
18:08発

↓ 560M 中央本線

18:56着
大月
19:11発

↓ 1916M 中央本線
  (高尾から1916T)

19:55着
八王子
20:15発

↓ 2014K 横浜線

20:41着
町田

快調に轟音が響く。
しばらくしてから減速しはじめた。北斗星は見学駅である
竜飛海底に停車しない。原則減速しないからこれは何だろう。
と、ゆっくりと流れてい窓をじっと見下ろしていると
トンネルの壁に設けられた退避スペースに作業員が数人
固まってこちらを見つめている。
おそらく北海道へ開通する予定になっている新幹線工事だろう。
下り、上りともに1本ずつ「北斗星」が通り過ぎるのを
確認してから毎夜こうして工事を進めているのだろう。

期間限定の見学駅である竜飛海底もゆっくりと通過し、
ホームに立っている作業員の姿を確認することができた。
再びスピードを上げ、いつもの轟音が響いてくる。
青函トンネルを抜け、トンネルを出たり、入ったりする。
本州に抜けたことを確認してから意識が無くなった。

再び目が覚めると、すでに青森は通り過ぎ
東北本線のどこかを一路上野に向けて飛ばしている。
時間は2時半。あと6時間少しでこの旅は終わる。
本州側も日本海だけでなく、しばらくは白い地面が見える。
北海道や日本海ほどではないが、少しは降ったようだ。
それも水沢を過ぎた辺りで、白さが途端に少なくなってくる。
沿線の街灯に目をやると、粉雪が降っているが見える。

一ノ関で運転停車。
仙台までを特急らしいスピードで列車は飛ばしていく。

余計に買ったことを少々後悔しながら、
2本目のビール缶を開ける。飲んでいると仙台に到着。
本州に入ってから最初の停車駅だが、今乗っている
列車を除けば、列車は動いていないためか、ホームには
人の姿は確認できなかった。静かな内にホームを離れる。
このあたりから線路は白くなくなった。
もう一度目を閉じる。今度はしばらく起きないだろう。

次に目が覚めたのは6時。シャワールームに行って
それから食堂車で朝食と考えていたが、眠さに負けて
なかなか寝台から起き上がれなかった。
次第に面倒になり、そのまま部屋でのんびりと上野まで
過ごすことにした。
6時半になると食堂車営業開始の車内アナウンスが流れる。
朝ご飯用にとうっかりとパンを買ってしまったので、
それを食べながら、しばらくは窓の外を眺めて寝転ぶ。


移動しながら寝られる時間。
寝ながら缶ビールが飲める時間。
景色を眺めながら、オナ・・じゃなかった食事が出来る時間。

北海道新幹線が開通しはじめたら、この貴重な時間を
提供してくれる青い列車は廃止になるのかもしれない。

大宮直前で個室の鍵を回収し、個室内の軽音楽を停止する
車掌のアナウンスが流れてきた。日常から離れていた夢から
そろそろ覚めないといけないらしい。

大宮は定刻より10分遅れ。
青函トンネルでの減速は作業員のためではなく、
何かしらの原因で遅れていたためらしい。

ここから遅れを取り戻すのは難しい。
左や右を見れば、それまで1時間に1本という割合の北海道や
東北本線に比べて、格段と運転密度が高い通勤列車が次々と
首都圏に向け、または首都圏から走っている。
高崎方面への列車とすれ違いながら、ふと窓を見ると、
少し離れたところを湘南新宿ラインが併走している。
特急らしく最後くらいはその快速小田原行きを抜かすのかと
思ったが、しばらくして追いつかれ、追い抜かれてしまった。

快速に特急が抜かされる。時代だなとつぶやいてしまう。
熱い視線を送るのはカメラを向けている鉄道ファンだけ。

それとも20年以上のベテラン故か、そんなことでがむしゃらに
なっても仕方ない、こちらはこちらのペースでと無理やりに
解釈できなくもないか。
ともあれ、隣を飛ばしていく通勤列車には関せず
上野の地平ホームへとゆっくりと入線していく。







終点上野。定刻より12分遅れで到着。
車止め側へ向かうと、ここまで牽引してきたのはカシオペヤ色
に塗装された電気機関車。しかしこの電気機関車もあと少しで
新しい形式の電気機関車に置換えの予定になっている。
JR東日本では初となる電気機関車EF510はブルートレインと同じ
青地に側面に流れ星と銀色の帯が描かれたデザイン。
車体そのものはJR貨物で活躍する電気機関車EF510と同じである。

塗装は合わせたのはよいが、重量感が従来のEF81に比べると
小さいように感じるのは気のせいだろうか。
そのためか、なんとなくバランスが悪いような気がするが
見慣れてくれば、そんな事も気にならなくかもしれない。

上野についてもすぐには回送として発車しない。
2号車個室の鍵が閉まったままになっているようで、
簡単な点検作業などができないようだ。
開錠依頼の構内アナウンスが流れる。
交換用のリネン類についても、回送先ではなく
この地平ホームで積み込むようだ。中ほどの車両で作業員が
発車までの僅かな時間でカートから積み込んでいる。

9時間後に発車することを思えば、優雅に見える寝台特急は
他の車両と代替が利かない点から車両、車内点検や清掃
リネン交換、食料類積み込み、厨房などの設備点など、
乗客に見えないところで一番忙しい身分だろう。

青い列車が回送としてホームをゆっくりと離れるのを
見送り、6日間の旅はここで終わったのである。

時刻は10時過ぎ。
これから行けば、有楽町のいつもの店に
開店時間に丁度間に合いそうだ。
銀座インズ3のいつもの店の区画は開店時間にあわせて
10時半にならないと入ることができない。

開店時間から間もないというのに全15席はあっという間に
満席になってしまう。もう少し遅かったら、一人後ろで
並ぶところだ。常連としては開店時間直後に行くのは
別の意味でリスクが伴う。行列が絶えない店なので、
もちろん並ぶことは覚悟できているが、稼動中の場合は
座っている客の誰かがもうすぐ食べ終える事が多いので、
行列の先頭に来れば、すぐに座れることがほとんど。
(誰もが注文したばかりというケースがまれにあるが)

しかし、開店時間直後はまだどの客も注文を受けたばかり
稼動中に比べれば調理時間も少し長くなる。
最初の客が皿を受け取り、食べ終えて席を離れる時間は
稼動中に比べると長いのである。
自分が行列の先頭ならともかく、すでに何人か並んでいたら
一番最悪のパターンである。

こんな事を考えるなら、会社員が昼休みで最も混雑する
時間帯の方が状況的に諦めがつくというものだ。
すでに十数人の行列に後ろに並ばないといけないことが
想像できているからだ。
しかし、開店時間直後は誰もが並ばずにすぐ座れる事を
かなり期待しているので、その期待が裏切られると
当然失望感も心の中で大きくなる。リスキーである。

お腹が満足したら、そのまま素直に帰ればよいものの、
そのまま帰ると芸がないというか、まだ例のきっぷが
今日いっぱいまで有効なので、有効に使いたいという
貧乏性が出てきてしまう。

旅の計画では上野についてからは特に考えておらず
臨時列車などの情報は特に調べていなかった。
東京駅地下街である「東京駅一番街」にある本屋で
「鉄道ダイヤ情報」を立ち読み。甲府方面への甲種輸送が
あるらしい。(他社車両の甲種輸送はともかく、
JRの車両輸送は変更になることがあるらしい。
後日だが昼過ぎに武蔵野線を通過する予定だった
甲種輸送が、ホームで1時間ほど待っても現れない
ということがあった。)



ケータイで乗換え検索をすると、新宿から特急列車に
乗っていけば何とか間に合いそうだ。
新宿で甲府までの自由席特急券を購入。
14:00発のスーパーあずさで甲府まで飛ばす。
自由席特急券を買わずに不正乗車する輩が多いのか、
しっかりと車内検札があった。
ケータイで表示される時刻表と結局は購入した
「鉄道ダイヤ情報」にある甲種輸送の運行予定時刻を
見比べると、韮崎で間に合う計算だが目的の甲種輸送が
発車まで5分を切っている。慌しい撮影になりそうだ。

その先の小淵沢ならしっかりと構えた上で撮影できそう。
韮崎とは違って通過らしいので、判別できる写真が
撮影できるかはわからないが。


小淵沢に到着。
ホームの時刻表に見ると、17:12発の普通列車で帰ることが
できるようだ。

16:39少し前。松本方面のホームである1番線に列車通過の
アナウンスが流れるが、予定時間を過ぎても現れない。
と、しばらくして白と青で塗り分けられた電気機関車とともに
事業車両だけの短い編成でゆっくりとホームを走ってきた。




先頭、最後尾。デジカメとは違い、私のケータイでは
撮影データを勝手に保存できないので、連続で撮影するのは
ちょっと忙しない。連写モードだと画像サイズが小さくなり
とてもPCで見られる代物でなくなってしまうからだ。
それでもなんとか撮影は成功した。

帰りの列車まではあと30分ほど待てばよいのだが、
北海道ほどではないにしても、ホームでじっとしていると
手が冷たくなってくる。

改札を出て、すぐに目に付いた「お食事」の看板。
店に入り、ビールと山菜うどんと注文。
ふと壁を見ると、サインがされた白い皿が壁一面に
飾られている。有名人、芸能人のサインである。
「レストハウス よしの」というこの店は結構有名なのか
と、後でwebで調べてみるとどうもロケやプライベートで
訪問する有名人、芸能人が書き残していったものらしい。
都内から日帰りできることもあって話題のネタとして
訪問する人がいるのかもしれない。

寒い日に食べる山菜うどんのありがたさ。
水上で帰りの臨時快速「シーハイル上越」の到着を
待っている間に食べたおっ切り込みうどんを思い出す。

17:12発の甲府行きに乗り込む。
おそらく高校生の集団でにぎやかな車内。
青春ってこんな感じなのかなと少々おっさん目線で
車内のそんなにぎやかな雰囲気を一瞥する。
「スカ色」の6両編成は夜の各駅に若者を降ろしていく。

甲府からは「長野色」の高尾行きに乗り込むが、
学生は見かけるものの、先程とは違って静かな車内。
これでようやく満足して旅を終えることができそうだ。

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