2010年2月11日木曜日

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【北海道&東日本パスの旅 5日目】 妄想とともに函館本線

旭川
8:10発

↓ 函館本線 2154M

9:49着
岩見沢
10:05発

↓ 函館本線 3162M
  区快 いしかりライナー

10:23着
江別
10:28発

↓ 函館本線 3424M
  区快 いしかりライナー

11:40着
小樽
12:20発

↓ 函館本線 2940D

15:21着
長万部
16:16発

↓ 函館本線 2846D

19:29着
函館
21:48発

↓ 江差線~海峡線~津軽線~
  東北本線~青い森鉄道~IGRいわて銀河鉄道~
  ~東北本線 2
  寝台特急 北斗星


無事7時に起床。目覚めは悪い。

目の奥というか、こめかみ辺りがズキズキする。
よく寝ないと調子が悪い。やはり私は良い子だからに違いない。
洗顔、剃刀、寝癖直し、そして歯磨き。
歯磨きをしながら、窓から白くなった駅前を見渡す。
しんしんと大粒の雪が降っているが、レールは2本の黒い線が
見えるだけ。架線柱にも雪が積もっているのがわかる。
こんな状態で関東圏住民としては列車が止まっていないか
少し不安になるが、気動車の1両編成が札幌方面へと
走っていくのが見えて安心する。

朝ごはんはニューデイズで買って、列車内で食べれば良かろう。
関東圏でこれほどの雪が降れば、下手したら運休なりそうである。
その意味で冬でもダイヤどおりの北海道の鉄道が頼もしい。






チェックアウトし、駅へ向かう。
遅れはなくダイヤ通りに運行されているようだ。
これから向かう岩見沢行きは、2番線にやってきた赤い3両編成。
乗り込んだ車両だけ見渡すと受験生だろうか、10代と思しき男女。
若い人たちだらけで車内はしばらく賑やかになる。
近文あたりまで、同じような若い客が白いホームで待っていた。
彼らから聞こえてくるおしゃべりでは、通常に比べると
どうやら車内は空いているらしい。ということはこの時間帯は
もっと学生で込むということなのかもしれない。



そんな彼らは途中の深川で一斉に下車。
急に車内には静けさが戻ってくる。乗っている最後尾車両は
私以外に誰もいないものだと思ったら、ロングシートを
ベットがわりに横になっているサラリーマン風の若い男性が1人。
上着を枕にして気持ちよさそうに眠っている。
東京のような数分に1度、駅を発着するような車内だったら
まず白い目で見られることは必至であろう。
誰だってロングシートでこんな風に横になりたいと心の中で
思っているに違いない。それが堂々とできるこの男性は
列車本数こそ恵まれないが、或る意味うらやましい。

江部乙でおばさまが1人乗車。
回ってきた車掌から美唄までの乗車券を購入していた。

滝川で6分停車。向かいの5番線から特急列車が停車して先に発車。

砂川では鼻息が少々荒いおじいさんが乗り込む。
赤い列車は雪煙を舞い上げながら走っていく。

豊沼。
黄色いヘルメットの作業員が20人がかりでホームの雪かき作業中。

茶志内あたりで乗り込んできた2人の男女。
最初はよくわからなかったが、聞こえてくる会話からどうやら
母親とその息子らしい。60代の母と30代の息子だろうか。
会話の内容は息子が友達との付き合い方についての悩みを
母親が聞いた上で諭しているようだ。

美唄に到着すると、その息子と思しき男性は「いってきます」と
言いながら、デッキからホームへと降りていった。
入れ替わり、地元のおばあさん方、子供連れで車内はにぎやかになる。
光珠内の2番線ホーム。線路が白く隠されてしまっている。
そこだけ見ると廃線されたように見えてしまう。





岩見沢定刻着。
次の小樽行きまでは40分ほど時間がある。朝ごはんにキヨスクで
パンとおにぎりを買って食べる。この岩見沢から小樽までは
「いしかりライナー」という名の区間快速が走っているが、
残念なことにロングシート車両。北海道の首都ともいうべき
札幌やその近郊区間を走るだけに、利用客がけっこう多い。
1両の気動車でまったりボックスシートというわけにはいかない。

少し眠っておかないと目の奥の鈍いズキズキ感は収まりそうにない。
端っこの席ではないので、枕代わりになるものがなく、
うつらうつらであまり良く眠れない。札幌からも結構長いのかと
思ったが、それほど長くは感じなかった。
途中何駅か通過するというのもあるが、想像していたよりも
体感的に乗車時間は短かった。


小樽定刻着。
しばらく目を閉じていたためか、ズキズキは収まったようだ。
次の長万部行きまでは乗り換え時間は10分。この間に座席と
駅弁の心配をしないといけない。旅慣れていればまず席を
確保してから駅弁だろうが、駅弁がどのあたりで売っているのか
ホーム構造をつぶさに下調べしたわけではないので、
まずは駅弁、そして次の座席の心配をすることになる。




買った駅弁の袋をぶら下げ、各車両のボックスシートを一瞥。
考えることは一緒で、やはりすでに窓側だけが埋まっている。
ロングシートは空いていたが、それでは駅弁を楽しむどころか
景色も楽しめない。すでに人が座っているボックスシートに
ちょっとした勇気を出しながら、静かに座る。
初めはお互いの膝がぶつからない様に通路側に座るが、
発車間際になって人が乗り込んできたのを機会に席を詰める
風を装って、すでに座っているおじさんとお見合い。
これでちょっと窮屈だが、車窓の景色を楽しみながら、
駅弁を食べることができる。

気動車はゆっくりとホームを離れる。
車窓は一面の雪。雪見酒ならぬ、雪見駅弁。なんとも贅沢。
駅弁を食べている間に他のボックスシートが空かないかと
注意していたが、まだ空きそうにもない。




余市を出るとそれまで沿線に集まっていた家々が次第に
少なくなっていく。景色は通称「山線」と呼ばれているように
少し離れたところに山々が見え始めてくる。
それまでは密度はそれほどなくとも住宅街といえるところを
走っていたので、人が結構降りていくのかと思ったが
ほとんど客の入れ替わりがない。もしかしたら大半が長万部へ
向かう人たちなのかもしれない。

然別のホームは布団を十数枚も重ねたような厚さの雪が
積もっている。駅名標を見るからに膝下1メートルくらいか。
かなりの雪が降っていることになるが、今もしんしんと
降り続けている。根室本線も根室もあたり一面真っ白だったが
こちらも負けずと白い。白の世界である。白さだけで見れば
今見ている車窓からの景色が勝っている。雪が降り続けており、
あたりには白い平原以外何もないのか、もう少し吹雪けば
本当に窓は真っ白になる。雪の海を列車が走っている。

小沢を出て、倶知安へ向かう途中で雪の海に日の光が差す。
いつのまにか、雲の隙間から淡い青い空が覗いている。
しばし、青と白と黒(あるいは深緑)の世界が続く。






倶知安では20分停車するとの車内アナウンス。
ホームからはスキー場が見える。
改札を出ると、駅前のロータリーではブルドーザーのような
作業車がとめてあるダンプに掬った雪を落としている。
海外からの観光客らしい人たちも見かける。
この停車中に若い男女が少々乗り込んでくる。地元の高校生か。
女の子はスカートの下にジャージ。生足では寒いようだ。

すれ違いの列車が遅れているために発車が遅れるとの
アナウンスが流れたが、どうにか定刻に発車。
通路にはスカート・ジャージ組の女の子が4人立ち、車内は
ちょっと賑やかになるが、長万部まで乗っていくのだろうか。
女の子達はお互いしゃべないが、人数分のボックスシートが
空けば、すぐにでもおしゃべりしそうな気配がある。





通路を挟んだ1人掛けのクロスーシートは向かい合わせに
なっていて、相席になったおじさん同士が世間話をしている。
片方はずっと小樽から乗っている人だが、話している内容から
名古屋市がどうの、名古屋市長がどうのと聞こえてくるか
名古屋に住んでいるのかもしれない。

ニセコ。カタカタだけの駅名は珍しい。
あとは同じ北海道ならトマムか。
この駅で通路のスカート、ジャージ組の半分が下車していく。
降り際に同じように立っている男子に挨拶していたが、
特に親しくはなさそうだ。あるいは奥手な男子なのか。
イヤホンをしているが、どうも音楽を聴いている振りを
しているように見える。自分の世界に浸りきれず、
何か考え事をしているようにも見える。
そばの席が空いたが、なぜか座らない。
なんとなく座りたくない気分なのかもしれない。
座ればすぐそばの人に神経を使わないといけないからだろう。
余計な神経を使って、考え事が中断されるのが嫌なのかも
しれないと、勝手に想像してみる。

残った2人組の女の子は海側のクロスシートに座ると
しばらく何かしゃべった後にお互いに寝たふりを決め込む。
3人の親子と相席になりそうになったが、母親らしき女性が
気を利かせたのか、一旦は座ったものの、他の席へと移動。

トイレに立ったとき、トイレそばのロングシートに女の子が
1人座っている。ナイキのロゴが入ったスポーツウェアの
上下を着ている。着たまま、「アレ」で汚したい妄想が
また膨らんでくる。今、私は妄想という名の理性の壁を
隔てられている。この壁が破られた場合、その変態行為で
私は北海道から帰ることはできなくなるだろう。

蘭越で乗客のほとんどが降りていく。
入れ替わり、若い野郎数人が乗ってくる。
車窓に目を向ける。相変わらず白の世界が続いている。
晴れていたのは束の間、青い空はまた見えなくなった。

野郎3人組は空いていた海側の席に別れて座る。
3人の場合は、自然とそのなかでも話しやすい2人と
あと1人に別れるものだ。2人とは背中を向けて座る
1人は手持ち無沙汰に漫画を読み始める。
大して2人はしばらくおしゃべりをした後にPSPを取り出し、
ゲームに講じている。会話の内容からは格闘技か三国志か。
気を遣ったのか、2人のうちの1人がはぐれた形となった
1人に話しかけていたが、どことなく機嫌は悪そうだ。

川は凍っている。駅舎の屋根に長い氷柱、しかもその上に
雪が積もるほど気温が低いこの北海道なら驚くことでは
ない。だが川が凍っているのは関東圏ではまず見ないから
こんなことでも新鮮である。

熱郛。「ねっぷ」と読むが、難読駅として有名らしい。
3人は黒松内で降りていった。二股、そして終点長万部。











長万部では次の函館行きが来るまで1時間近くある。
といって、ちょっとお茶をするような店はなく
駅前にタクシーが4台寂しげに停車しているだけ。
そのまま直進してしばらく歩いていくと国道5号線に出る。
そして堤防の向こうに海が見える。風は冷たい。
砂浜に人がいた。同じように長万部で列車待ちで
時間を潰しているのかもしれない。

駅に戻り、ホームに行くと函館行きの1両が待っていた。
もうすっかり見慣れた白地に緑と青の帯の気動車。
それぞのボックスシートを1人で占有できるほど
車内は空いている。そんな状態で長万部を発車した。
函館まではあと100kmあまり。4時間かけて走っていく。
列車を待つためにしばし改札で待っていたが、
日本海側大雪のために、下記の列車が全区間で運休
と書かれたホワイトボートを見たときはドキリとしたが
座っていた駅員に尋ねたら、「北斗星」には特に影響は
ないとのこと。


中ノ沢でおばあさんと親子2人が下車していく。
右斜め向かいのボックスシートに女の子がひとり。
スーパーで買ったのか、レタスと紅茶家伝のペットボトルが
透明のレジ袋から透けて見えている。
学校の鞄と一緒に自分の体に寄せるように抱えている。
この普段の生活感が滲み出ている感じが好きだ。
公衆電話で電話する高校生の女の子のような新鮮さがある。
あれはレタスか。いやキャベツだったかもしれない。

車窓は先ほどの「山線」ほどではないが、地面は白い。
夕暮れは赤くない。ここでは白く、そして暗くなっていく。
国縫でレタスの女の子は降りていった。
迎えの車を待つのだろう。待合室で待っている姿。

沿線の作業員に列車接近を知らせる汽笛を何度も鳴らして
列車は函館に向けて走っている。
北豊津で特急列車の通過待ち。右手の窓から特急列車が
走り去っていく。列車は再び動き出す。

買っておいた缶ビールを窓辺に置き、ポテトチップスを
つまみにささやかな雪見酒。気動車のエンジン音を聞きながら
暗くなろうとしている中で白く光る雪、向こうに広がる海を
眺めるだけだが、理屈抜きで贅沢な時間である。
ゆっくりと進んでいく列車とともに徐々に夜を感じることが
できるのが妙にうれしい。
その海の向こうを良く見ると、白い山が二つ連なって見える。
駒ケ岳である。こんな見え方をするのは初めて知った。

八雲。特急の停車駅だけにここで乗客は総入れ歯安定剤。
客を構成するほとんどが若い男女。見るからに受験生だろう。
待合室の窓越しに列車に向かっている仲間の女の子。

列車は走る。
すっかりと窓の外は暗くなった。5日目の夜を迎えた。
予想はしていたが、北海道は夜が早いようだ。
朝日が早いのなら、当然暮れるのも早い。
海沿いを走る砂原ルートを列車が走っていてもそばに広がる
海すらよく見えないに違いない。

落部。
受験生は八雲の高校生か。時間帯から学校帰りだろう。
一斉に彼らが降りていき、車内は急に静かになる。

今私より後ろには誰も座っていない。
隣にも斜め前にも斜め後ろにも。
一つはさんだ前のボックスシートには女の子が通路側に座る。
窓には飲みかけのQooオレンジ味のペットボトル。
次の駅に着くまでにトイレに行かないものかと期待する。
ペットボトルにいたずらできるじゃないか。
本当にする気は70%くらいだったが、トイレに立つことはなく
そのまま列車は駅に停車していく。


森駅で部活帰りなのか、中学生の集団に後ろ半分が占有され
残念な車内環境に戻ってしまう。ホームでは顧問らしき女性が
見送りに来ていたようだが、その後車掌に列車の行先を尋ねて
いる感じでは終点函館までは彼らとは一緒らしい。

砂原ルートは勾配が急な駒ケ岳ルートを避けるために
大回りするルートだが、駒ケ岳ルートに比べるとスピードを
出しているので早く着くような気がする。

渡島砂原でそれまでビューラーを弄っていた
パーカーを来た女の子が降り、代わりに上下ジャージの上に
マチ付フードが付いた黒いレザージャケットを着た女の子が
乗ってくる。Qooの女の子とは知り合いらしく、声をかけない
のも感じが悪いからとりあえず挨拶しただけのようで、
同じボックスシートではなく、隣のボックスシートに座った
ところに彼女たちのお互いの距離感が見てとれる。

黒いジャケットの子は座るやいなや、ケータイを見つめる
のに夢中になっている。ケータイ以外でコミュニケーション
するなんて夢に思っていなくて、私はかわいいと思われるのが
当然、そんな雰囲気が伝わってくる。


流山温泉。
ホームの向こうに新幹線の車両が停まっている。
後で調べたらやはり、静態保存車両とのこと。
ちなみに駅名標は習字文字のような字体で書かれている。

大沼。
ここで一旦別れていた駒ケ岳ルートと線路が合流する。
函館はどうやら雪が降っているようだ。

Qooの女の子の一つ前のボックスシートに座っている
「バッカプル」はそれぞれ後頭部の上しか見えないが、
特に女が不自然に揺れるような動きをしている。
自分たちの前や隣に座っていない事をいいことに
まさか、ピンクサロンのような事をしているのでは
と思ったが、果たしてどうだったんだろうか。
その一部始終を盗み見ていた黒いレザージャケットの
女の子は七飯で降りていった。

「バッカプル」の男がトイレに向かった。
済ませた後始末をしているのかと妄想してしまう。

オレンジウェアの集団は終点函館の手前、
五稜郭で一斉に降りていった。
この列車の終点、函館定刻着。
雪国仕様の列車に頼もしさ、強く感じる一瞬でもある。


旅最後は「動くホテル」こと、寝台特急「北斗星」で
上野まで一気に向かう。北海道には何度か行っているのに
北海道から北斗星に乗ったことがない。

当日では埋まりそうな気がしたので、旅行前にJR東海の窓口で
乗車券と寝台券を購入しておいた。結果嫌がらせとなったが、
仕事帰りに町田駅で近くで営業しているみどりの窓口を
訊ねたら、新横浜のJR東海窓口を教えられたのだ。
新幹線の切符ならものの数分で出せるだろうが、
案の定、寝台券を発行するのに手間取った。



動くホテルは2時間後の発車。

お風呂と食事を兼ねた函館市電の散策へ。
乗る方向を間違え、次の電停で降りる。
運賃払った後に18時以降が乗り放題になる
「トワイライトパス」を運転士から購入。
どうやら運賃入れる前に「トワイライトパス」
を購入した方がよかったらしい。

谷地頭温泉というのが前から気になっていたので
十字街から分岐する終点、谷地頭から歩いて5分。
分類からすれば銭湯なのだろうが、北海道入りしてすぐに
入った五稜郭そばの亀田温泉に比べると、近所同士の
コミュニケーション密度は低いような感じだ。
単に面積が狭い、広いの違いだけかもしれないが。

食事の時間を考えると、ゆっくりと浸かるわけにはいかぬ。
市電でぶらり途中下車しながら、食事する時間はなさそう。
ひとまず21時少し前の市電に乗り込み、函館駅に戻る。

21時過ぎ。発車までは30分あまり。
しかし駅前にはすぐの場所にラーメン屋はなさそうだ。
駅2階のレストランはすでに営業が終わっている。
仕方なく、キヨスクで買った弁当が今晩の夕飯。

それでは旅の最後はあまりにもわびしい。
明日の朝まで困らない程度のビールやおつまみ、朝ご飯の
パンなどを買い込んだ袋をぶら下げて改札を待つ。








21:35。改札が始まった。
札幌から5時間ほど牽引してきた青きディーゼル機関車を
ここで電気機関車に付け替える作業があり、7分停車する。
重連の青い機関車が開放されるころには発車時間間際。
乗り遅れないように自分の個室に潜り込む。





Bソロ上段は思ったよりも広かった。
「あけぼの」のBソロをイメージしていたから、これなら
天井に頭をぶつけるような心配はなさそうだ。
荷物を降ろしてしばらくすると車掌の車内検札があった。

暗証番号式ロックの扉があるので、安心して荷物を置けるし
B寝台のように人の目を気にすることなく、ビールを
飲みながら夜の車窓を楽しむことができる。
旅のはじめなら、むしろB寝台の方が知らない人と
ちょっとしたおしゃべりをする楽しみがあるが、
さすがにもうそんな気力はない。ビールを飲みながら
おつまみを食べながら、寝転んでいたい。

ふとアイスクリームが食べたいと思った。
車内探検ついでに食堂車へと向かう。丁度パブタイムである。
予約制の夕食が終わった後に1時間ほどアルコールと軽食を
楽しむことができる。こちらは予約なしで大丈夫だが
朝食ならともかく、どうも一人で食堂車で夕食や
パブタイムを楽しむ勇気がない。




アイスクリームは品切れかと思ったが、まだあるという。
朝使うかどうかは決めかねていたが、乗車記念として
シャワーカードも一緒に購入した。
その場でシャワーカードについての説明を受ける。
お湯は6分間。ドアの鍵は一度開けたらリセットされ、
残り時間があっても無効になる。裏技はないのか。
シャワールームはAとB、2部屋あるらしい。

部屋に戻り、買ってきたアイスクリームを食べる。
函館のキヨスクで買ってみた「大沼ビール」は渋い味。
おつまみを食べながら、だらだらと飲む。
札苅。木古内。もうすぐ青函トンネル。
トンネル。トンネル。知内の小さなホームを過ぎた後に
青函トンネルへ。

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