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優越感が体験できる青いロマンスカーMSE。
これで通算7回目の乗車となるが、ひしひしと感じるのは
停車駅と時間帯の不便さである。



車両新造に掛かった膨大な費用をいち早く回収しなくてはならないが
乗る度に気になるのは、内装ではなく平日のガラガラの車内だ。
休日は程ほどの乗車率とはいえ、今後増便できるのかは不安である。

仕事終わりに有楽町に寄る事が多い身分としては、EXE主体の「ホームウェイ」
までとは行かなくとも午後から毎時1本ペースで走らせてくれると非常に便利だ。
停車駅も代々木上原を加え、本厚木方面にも運行してくれるとグッと楽になる。
ただ千代田線の普通列車の利用者にしたら、今は物珍しさが先行しているが、
やがてそれも立ち消えてストレスとなることにもつながるだろう。

増便すればそれだけダイヤ乱れのリスクが増す。
配線上、普通列車を通過待ちできないため、一度ロマンスカーの発着が遅れれば
それは後発の普通列車も巻き込むことになるからだ。千代田線内だけでなく
それは小田急線にも連鎖的に影響する。




そうした状況を想定しても、増便は容易ではない。新宿発の「ホームウェイ」の
ように近いうちに誰でも実用的なダイヤになるのは複々線や地下化の工事状況から
見てもだいぶ先の話となるだろう。