2008年4月4日金曜日

つくもノヲ”X="1≠ 330


前回のニッキで書いた青いロマンスカーの連絡線への入り方、出方について。

営業線図

参考にした営業線図は古かった。
霞ヶ関の連絡線に続くあたりにY字線があるだけになっている。
しかし後でwebの情報を探っていると、霞ヶ関を過ぎて北千住寄りにもX字線が
あるらしいことがわかった。「亘り線」と呼ばれているものだ。

そこで霞ヶ関まで行って実地調査をすることにした。

代々木上原で千代田線に乗り換え。運悪くいちばん外の景色が見づらい
6000系が来てしまった。ロングシートから窓を開けて写真を撮ることは
さすがに憚られ、ドア際に立って小さな四角い窓から確認することに。


霞ヶ関に停車する少し前にY字線を確認。すぐにホームへと入線。
ここで問題のX字線を確認するべく、下車してホームを北千住寄りの端へ歩く。
すると少し先に確認できた。やはりX字線があった。

あとは連絡線をこの目で確認したいため、代々木上原方面の電車を待つ。
しかし、厄介なことに一番来てほしい小田急4000形がやってこない。
停車するのは202系か、6000系ばかり。どちらも遮光カーテンが閉じられて
前面展望は不可能である。

こうなったら霞ヶ関に向かう電車の後方展望を狙うしかないと今度も
赤坂で4000系を待っていると、ようやくやってきた。
車椅子の人が占拠していたので、これは乗り直しかなと思ったが、
運よく次の国家議事堂で降りてくれたので、さっそくデジカメを構えて
撮影体制に入る。

国会議事堂を出てしばらくすると霞ヶ関に到着するが、その少し前から
ゆるやかに右側から線路が合流してくる。連絡線である。
新木場へ行く「ベイリゾート90号」は花火大会で設定された臨時列車
「ドラゴン号」のように霞ヶ関で一旦停車して、スイッチバックのように
方向転換して、連絡線へ向かうことになるだろう。

問題は新木場から連絡線を通ってくる「ベイリゾート91号」である。



連絡線は単線だが、有楽町線側に出ると桜田門駅の手前で分かれて
新木場方向、池袋方向のどちらの線路にも接続されている配線なので、
スイッチバックのような方向転換は不要でスムーズに入出線ができる。
しかし、千代田線側は綾瀬方向の線路だけにしか接続されていない。
しかも前述のように綾瀬方向へ合流する配線なので、そのまま走ると
北千住・綾瀬へ行ってしまうので代々木上原方面の線路に移る必要がある。

実地調査前は例の営業線図を鵜呑みしていたので、Y字線しかないと思い
このY字線を使って、代々木上原方面の線路に移るものと考えていた。
だが、現実には北千住寄りにもX字線がある。

「X」か?「Y」か?

もし「X」を利用するとしたら、霞ヶ関をゆっくりと通過して「X」を通り過ぎた
辺りで一旦停車。「X」を通って、代々木上原方面ホームへ入線する形でゆっくりと
通過して、そのまま本厚木へ向かうことになるのだろうか?と想像してみた。

連絡線は「ドラゴン号」でも使われたが、それは有楽町線側に出る運行だけ。
千代田線側に出る運行はなかったので、その意味ではかなり珍しい光景が5月から
青いロマンスカーによって見られることになりそうだ。

これはぜひ乗車して前面展望で拝みたいものだ。





帰りに青いロマンスカーでも連絡線を前面展望で確認しようと新宿駅の窓口で
席を予約した。なんと1号車1A。かなりウキウキして乗車までの時間を潰して
そして乗り込んだが・・・・こちら側は遮光カーテンが閉められていた・・orz

あれ??webの情報では取材を受けた東京メトロの広報部が、デザインの関係で
客室内の照明が運転席には映りこまないから、遮光カーテンを閉めないとあった
のを読んだが・・。それとも今日の運転士がいつも通勤車両で閉めている癖で、
閉めてしまっただけなのか?それとも開けていたのはサービスであり、本来は
閉めて運行することになっているのか?






結局地上に出て、代々木上原で小田急の運転士に交代しても、遮光カーテンが
開かれることはなかった・・・。

今後、前面展望を楽しみたいのであれば1Cか1Dを狙ったほうが良さそうだ。
最悪でも2C、2Dくらいか。「遮光カーテンは閉めずに運行」という言葉を信じて
安心していたが、迂闊だった。連絡線もDの窓側でないと確認すらできない。

1 件のコメント:

ya さんのコメント...

「X字線」って、「シーサス」とか
「ダブルクロッシング」と呼ばれているようだ。

webでちょっと検索したみたところ、
この北千住寄りのシーサスを使って
「ベイリゾート91号」は折り返し、
代々木上原方面ホームへと入線する
というのが有力らしい。

考えたら「Y字線」でちまちま
折り返している余裕は普通電車の
合間を縫ったダイヤからもそれは
ないか。

シーサスを使った折り返しとなれば
「ベイリゾート91号」は霞ヶ関駅を
2回通過することになる。
年間30日程度しか見られない光景
だけにちょっとワクワクする。

黴臭いイメージ(失礼)の霞ヶ関駅が
こんな楽しい舞台になるとは
想像もできなかった。