2007年11月26日月曜日

つくもノヲ”X="1≠ 252


小田急ユーザとして、乗り逃してならないのが、期間限定の「丹沢もみじ号」。
秦野から小田急線内は快速急行千代田線内も急行運転し、
綾瀬まで乗り換えなしのいわば「快速急行 綾瀬行き」、
または「快速急行 秦野行き」という今のところ幻の種別が予約なしで
乗れるとあれば、ますます乗らないわけにはいかない。

幸いにして、25日は夜勤明け。日本橋三越で開催中の「ALWAYS・続 三丁目
の夕日展」で昭和34年当時の雰囲気を味わってから、秦野に一旦戻ることに
した。※夕日展は撮影禁止





15:00には秦野駅に到着。すでにホームの新宿寄りには同じ目的で乗車すると
思われる者が数名群がって待っていた。

15:20過ぎ。1000形の予想に反して新型4000形が入線。
車内アナウンスもレアである。
「この電車は丹沢もみじ号 綾瀬行きです」


4000系にデカデカとヘッドマーク。そして行先表示LEDが「快速急行 綾瀬」
ホームの発車案内板にはご覧の通り、「臨時快速急行 綾瀬」。

イベント電車はみな同じようなものだろう。やはりカメラを構えて歩き回る
者がちらほらと見かける。



それはそうと、しばらくすると運転席は後ろには男3人が早速位置に着いた。
イベント電車だけに空席が目立つため、余計に異様な光景である。
駅間でも線路際でカメラを向ける者をちらほらと見かけるが、
停車する度にこの3人を軸にすぐ後ろに人が徐々に群がっていく。
つまりみんなこのレアな前方展望を楽しみたいのだ。

女性は車内に入っても運転席には見向きもしない。すべて野郎である。
こう集まってみると、あまりまともに見えなくなるから不思議なものである。

しばらくして車内の行先案内表示機も「快速急行 綾瀬ゆき」と表示された。

途中から小さな子供も見ようと群れに分け入ろうとするが、
メインの3人はまったく、そんな子供を寄せ付けないオーラを出している。
しばらくして子供は諦めて、母親(?)の方に戻ってしまった。
この人の群れを見ると、ある人は「私鉄編成表」と題された本が、
肩掛けかばんから覗いていた。またあるひとはニコンのカメラを手元に
構えていたり。

ガラガラの車内に運転席後ろのスペースに所狭しと人が群れるという
異様な光景のまま、もみじ号は綾瀬へと向かう。

結局メインの3人以外は、徐々に各々の駅へと降りていき
千代田線に入る頃には、メインの3人へとまた戻った。千代田線内はトンネル
になるため、真ん中の窓のカーテンが閉められる。そのため右側のドアに
平行に一列になって並ぶという光景に。

千代田線内も通過駅があるのは事前に知っていたが、普段は止まるはずの
代々木公園や二重橋前などがゆっくりと通過するのをドア越しに見ると
なんか新鮮だ。明らかに車内の客の反応もそんな感じだ。

実はこのイベント電車は、2008年運行が予定されている千代田線乗り入れ
ロマンスカーこと「MSE」(60000形)の擬似乗車体験にもなっていたりする。
やはり地下鉄だけにカーブが多いためにあまりスピードは出せないようだ。
おそらくMSEもそれほどスピードは出せないと思われる。

大手町で例の3人そのうちに一人が降りた。
終点綾瀬まで、結局2人が頑張って(笑)いた。

イベント電車に限らないで、ダイヤに組み込んで欲しいと
強く望んでいる。MSE運行が予定されているからおそらく実現は無理か・・・

0 件のコメント: