2009年8月30日日曜日

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私鉄の往復乗車券と東京メトロ線全線が1日乗り放題となっている「東京メトロパス」。
JRの「ぐるり北海道フリーきっぷ」の首都圏1日版のような割引きっぷである。

その小田急線板が「小田急東京メトロパス」である。相模大野発であれば、1170円。
一回行って、帰ってくるだけなら定期で乗り越したほうが安いが、
東京メトロ線内を廻ってくるならこのきっぷを買ったほうが少し安くなる。
小田急線の場合は、さらに東京メトロ千代田線との乗換駅である代々木上原から
小田急線の終点新宿までも乗り放題エリアになっている。

例として、代々木上原から千代田線に乗っていき、東京メトロ線内で色んな場所で
遊びにいったり、食事をしたりして代々木上原に戻り、
さらに小田急線で新宿まで戻って飲んで、相模大野まで帰ってくるという場合は
本来の代々木上原~新宿の往復運賃分が浮くので、かなりお得なきっぷである。
ただし、小田急らしくロマンスカーの特急料金は別料金だけれど。

ということで、鉄道オタクの端くれな私が思いついたコースは
リニューアルオープンした東武博物館へ行き、有楽町で昼ごはんを食べて
アキハバラで買い物して、そのまま居酒屋で飲んで最後はロマンスカーで
帰ってくるというコースである。




代々木上原まで小田急線に乗っている途中、新百合ヶ丘の多摩線ホームに
停車していた千代田線の6000系車両。側面の方向表示は「試運転」。
急いで下車して、そのホームまでダッシュ。
撮影していると、しばらくして唐木田方面へと列車は動き出した。久々に良いものを見た。


代々木上原から千代田線、表参道から半蔵門線、永田町から有楽町に乗換えて
有楽町のいつもの店、「ジャポネ」でインディアンを頂く。いつ食べても飽きない魔法の味。
夏季限定メニューとしてボートに案内があるためか、インディアンの注文数が目立つ。
なおキムチスパは通常、「普通」と「辛口」ともうひとつ「激辛」が選べるが、
注文数が多くなっているのか、「激辛」は選べないらしい。
インディアンは横綱を頼んだ場合にカレーソースおかわりの権利がオプションで
付いてくるが、辛さは従来通り選べない。










東武博物館は半蔵門線直通の東武伊勢崎線の東向島にある。
押上~東向島の乗り越し料金がかかるが、約300円だから目をつぶろう。
入場料金200円を払い、7/22にリニューアルオープンしたこの博物館の印象として
新しく展示車両が少し増えたかなという程度。駅名キーホルダーを購入。500円


東武博物館を出て、向かいの喫茶店「ブラジル」は本当のネットカフェだった。
喫茶店の各テーブルでインターネットが追加料金なしで使えるのだ。
店主はおじいさんだけ、家族らしい若い男性がなにやら鉄パイプを切断して
店の外に行ったり、中に入って座ったりと忙しい。
そのおじいさんもパソコンが大好きらしく、入り口近くにパソコンを置いて
暇さえあれば動画を見ている。そして奥の同年代の常連客たちとパソコンの
特にハードウェア談義に花を咲かせている。
家族と思しき若い男性は、そのおじいさんと会話からラジコンヘリが好きらしい。

使用時間は1時間くらいまでと、使ってみたパソコンの壁紙にあったが、
これが常連さんになると、このあたりのルールも解除されるのだろう。そんな雰囲気だ。
会計時、おじいさんはまだ常連客とのお話で楽しそうだが、水を差すのも悪かろうと
そばのカウンターで座っていた例の若い男性に会計を頼むが、おじいさんの家族であった。
メニュー表がなかったのでアイスコーヒーの料金を尋ねても知らないようであった。

---君が家族だろうが、常連客でない私にはどうでもよいことだ!

とは心の中に仕舞っておいた。
どうやらこの喫茶店はおじいさんだけが切り盛りをしているらしい。


ある意味で「純喫茶」を後にして、今度はアキハバラへと向かう。
アキハバラでブラブラしながらちょっとお買い物。
例の事件が起きてから歩行者天国は中止されたままとなっているが、
それでもこの不景気でも人々の流れはそれほど減っていないように見える。


「万世橋酒場」。万世橋近くにある肉の万世は、肉だけでなくラーメンも食べられる。
昼間はラーメン屋となる中央線ガード沿いにある店は17時以降になると
落ち着いた雰囲気の酒場も営業する。ラーメンを食べるオープンキッチン形式の
カウンターの奥に別にこれも酒場用のオープンキッチン形式のカウンターがあり
狭いながらも落ち着いてまったりと飲めるが個人的に素晴らしい。
アキハバラでまた飲む機会があれば、この店を覚えておいて損はないと思われる。




そして大手町まで戻る。今はすっかり定着した感がある青いロマンスカー。
ベイリゾート91号で帰る。そんな日帰り旅。

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