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有楽町
12:45発

↓　東海道本線～東北本線　1206G

12:54着
上野
13:00発

↓　東北本線　879M

13:25着
大宮
13:30発

↓　東北本線～山手線～東海道本線　3150Y
　　(小田原～熱海は9150Y)　
　　湘南新宿ライン　特別快速　熱海行き

15:36着
熱海
15:44発

↓　東海道本線～山手線～東北本線　9670E
　　(小田原～高崎は3670E)
　　湘南新宿ライン　特別快速　高崎行き

17:53着
大宮
19:19発

↓　東北本線～山手線　8544M
　　臨時快速　フェアーウェイ

19:50着
新宿
19:57発

↓　中央本線　1979T
　　快速

20:27着
国分寺
20:27発

↓　中央本線　1983T
　　中央特快

20:44着
八王子
20:54発

↓　横浜線　2042K

21:05着
橋本
21:10発

↓　相模線　2162F

21:35着
海老名　

「ホリデー・パス」で巡る9時間程の小さな列車旅。
今回は湘南新宿ラインが臨時で小田原から先の熱海まで
延長運転するとJRの公式サイトにある「小さな旅」の電子
パンフレットに記載されているのが目に留まった。

鉄道オタクの端くれとしては、それほどのネタ列車ではない。
運転日が休日に限定されているとはいえ、ある程度の
運転頻度があり、列車も通常使われているものと同じだ。
それでも「臨時」という文字を見ると気になる性分である。



有楽町でいつもの店で昼飯を済ませて、旅のはじまり。
まずは上野まで山手線で向かう。
上野では思わぬネタ列車に乗ることになった。
なんと運良く、車両の一部が荷物車として使用して
運転されている列車だったのだ。

普段は乗客が乗っている車両の一部を客が乗らないように
して、乗客の変わりに荷物、見たところでは新聞の束が
ロングシートや床に占拠しているのが、「荷物用」シートの
足元の隙間から観察することができた。
乗降ドアにも各々、白いシートで「荷物室」と張られていた。


そしてすぐに向かいのホームへ。
今回の旅の目的である特別快速 熱海行きに乗り込む。
やはり、列車そのものは通常と同じで退屈である。
滅多に見られない電光の行先表示機の表示にはちょっとだけ
興奮したが、乗ってからは退屈ゆえに長い長い居眠り乗車。




途中何度が目が覚めたが、それでも眠い。
何度か居眠りをして、ようやく熱海駅に到着。
熱海に用事があるわけではないため、乗ってきた同じ列車に
乗り込む。折り返し特別快速　高崎行きとして発車。

高崎まで行って意味もなく泊まっていこうかなどと考えたが
その考えは止めた。前から少し気になる列車を思い出したのだ。
臨時快速「フェアウーェイ」である。
車両は北海道方面ではお世話になっている「ムーンライトえちご」
と同じで、「えちご」では女性専用車となっている車両も
一般開放され、男性客が唯一女性専用車にも乗れる列車である。
そして「ムーンライトえちご」では通過となってしまった
赤羽駅にも停車するので、往年の「ムーンライトえちご」を
彷彿とさせる運行にもなっている。



「フェアーウェイ」の発車時間までに駅近くのラーメン屋で、
ビールを飲みながらゆっくりと夕食とすることにした。
大宮駅には鉄道博物館に行く際に乗換えで構内を素通りしただけで、
下車したのは今回が初めてである。
駅前を見渡す限り、居酒屋や飲食店がひしめいてかなり栄えている。
が、歩き回っても簡単にラーメン屋が見つからない。
やたらと居酒屋チェーンが目に付くが、なんとか路地奥の店を
発見した。食券購入方式であるのが、少々残念だ。
カウンター越しに注文する方式が好みだが、食券方式だとゆっくりと
メニューを考えている余裕があまりないから嫌いなのである。

「辛ラーメン」という、辛さを3段階から選べるラーメンだったが
もう一度食べてみたいという味ではなかった。スープが辛いという
印象が強い。ビールとの相性もイマイチ。
久々にキリンの一番搾りだったが、すっきりと飲みやすい。
すっきりさではアサヒのスーパードライには軍配があるが、
もったりと残る苦味がなくなったのはいい感じだ。






駅に戻り、ホームで「フェアウェイ」を待つ。
「フェアーウェイ」という名前のとおり、ゴルフ利用客のために
設定された全席指定の快速列車だが、実際に乗ってみると、
ゴルフバックを担いでいる客は見かけなかった。
他の車両にいたのか、シーズンではないのか、よくわからない。
途中、北斗星とすれ違う。乗ってまた北海道へ旅がしたい。


新宿に到着。すでに方向幕が「回送」表示となった列車は、
今夜の「ムーンライトえちご」としてまた新潟へと旅立つのだろう。