2009年4月2日木曜日

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最初の目的である、ダイヤ改正から真相開業となった箱根湯本駅
を見に行くため、新宿からロマンスカーに揺られていく。

箱根湯本へは久々に温泉に漬かり行こうかと思い立ち、
ついでに新駅舎となった箱根湯本駅も見に行こうという
小さな小さな旅である。

夜勤明け、そのまま東京は有楽町でいつもの店で昼ご飯。
その足で新宿へ。そしてロマンスカー。
やはりいつの間にか、意識が飛んで目が覚めると、
終点箱根湯本のホームにロマンスカーは停まっていた。

見やすい大きな行先案内表示器も設置されている。
工事中はホームからそのまま、改札へ抜けて外に出る形だったが
改札を抜けると、階段とエスカレーターを降りて外に出る
橋上駅舎に変わっている。小田急の公式リリースにも出ているが
将来的に駅すぐ側を通っている国道1号線の上を歩道橋が設置され
歩行者が安全にこちらと道路の向こう側へ行き来できるように
なるようである。



駅から箱根登山鉄道のガードをくぐると、
これから向かう温泉施設へのかなり急な坂道が続いている。
駅前に無料の送迎バスが運行されているが、運動のために
急な坂を10分ほど登る。少々辛い。

体を流し、露天風呂にもなっている温泉は個人的に気に入り、
前に何度か訪れている。湯上りのビールとそれほど美味ではないが
ラーメンを食べながら、ぼんやりと過ごす。

帰りは一駅だけだが、塔ノ沢駅から箱根湯本まで箱根登山鉄道で。
噂の新塗装車両をこの目で見たかったのである。

海外の鉄道会社と姉妹提携している箱根登山鉄道が、提携30周年を
記念して、提携している会社のシンボルカラーとして使用している赤を
車両へ塗装した内容のポスターがホームに貼られている。


トンネルの奥からヘッドライトの光が見えると、反対のホームに
強羅行きの列車がやってきた。車体は濃い赤で塗装されている。
しばらくしてこちらのホームにもトンネルから箱根湯本行きの列車。
お互いの列車が単線のために、このホームで交換する。
向こうが発車して、こちらも発車するとトンネルをくぐりながら
下り坂の線路をゆっくりと進んでいく。



そして最後の目的は赤い1000形である。
車両そのものはすでに小田原駅でダイヤ改正初日の14日に見てるが
列車運用の関係で一部本厚木まで客扱いしているとの情報をwebで知り、
確認してみようと思ったのである。

見当をつけているのは2つ。
ひとつは小田原21:30発の各駅停車本厚木行き。
時刻表では4両編成となっており、webの情報でも小田原で21時台、
そして伊勢原でも夜見かけたとあり、該当する列車がこれになる。

もうひとつは本厚木始発で23:20発 各駅停車小田原行き。
これも本厚木に23時過ぎに見かけたとの情報がある。

小田原駅に戻ったが、ホームの時計では19時少し前。
時間をつぶすために駅前のネットカフェに潜る事にした。

21:15。ネットカフェから駅へと移動。どうやらダイヤ乱れていて
21:30発の列車は残念ながら赤い1000形ではなかった。
5000形の白地に青い帯4両編成が発車するのを見送った。

どうしたものかと少し考え、ひとまず本厚木まで行くことにする。
やってきた次の急行に乗り、すれ違う列車と車庫に停まっている
列車に注意して窓の外を観察する。
本厚木に着くまでに赤い1000形1編成とすれ違い、別の1編成は
新松田のホームから少し小田原寄りの留置線に居るのを確認。
全部で3編成なので、あと1編成が新松田以降に居ることになる。

本厚木に到着したが、ここまで残りの1編成を見かけない。
どうやら本厚木より先に居るようだ。

海老名だろうか。この間、海老名車庫の留置線に休んでいるのを
見かけたが、果たして海老名のホームに降りて確認してみたが
今回は居ないようであった。

海老名より先に居るようだ。相模大野だろうか。
赤い1000形に装いを変えたのは相模大野にある大野工場だ。
車両の点検のために大野工場に居るのかもしれない。
そうなら相模大野からこちらへの回送走行するシーンを拝みたい
ものだが、各駅の通過時刻について情報を持っていない。

少々時間を持て余す事になるが、本厚木のホームでやって来ると
思われる赤い1000形をじっと待つことにする。
時間にして約1時間くらいだろうか。じっとしていると寒いので
ホームの待合室へしばし逃げる。その間に列車が何本か発着する。
見ているとやっぱり回送列車が多すぎる気がする。

23時過ぎと見当をつけているが、もしかしたら違うかもしれない。
4両の各駅停車がやって来るときは注意して見ていたが、どれも
赤い1000形ではなかった。
23時を過ぎて、ホームの時刻表を改めて確認する。
可能性があるのはやっぱり本厚木始発の23:20発だけである。




そしてその見当ははずれていなかった。
ホームにゆっくりと赤い1000形が滑り込んできた。
今回初めて乗ることになったが、車内は今までと特に変わらない。
細かいところを見ると、箱根登山鉄道の車両にある路線図がある。
路線図は箱根登山鉄道だけでなく、その先のケーブルカーや
ロープウェイの駅までを案内しているくらいだろう。

自宅の最寄り駅へ降りると、赤い1000形は走り去った。
この23:20発は恐らく、新松田~箱根湯本間への車両返却を兼ね、
そこまで客扱いとする「スジ」(ダイヤ)になっているのだろう。

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