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4/1には確認できずに終わった小田原始発の赤い1000形。
小田急は今回のダイヤ改正で、箱根登山線への乗換え客に
利便性の一環として、箱根登山鉄道の車両と同じ赤色を
元地下鉄直通としても使われた通勤型車両、1000形3編成に
塗装を施した。小田急の公式リリースにもあるように、
小田原~箱根湯本の登山鉄道線を含めた新松田~箱根湯本間の
封じ込め運用と発表しているが、海老名車庫などへの定期的な
検査回送のスジとしても使われているのか、
本厚木まで直通運転する赤い1000形があるらしいとの情報が
webにあり、この目で確認しようと再度小田原へ向かうことに
したのである。
4/1では本厚木始発の各駅停車 小田原行きは赤い1000形で
あることを確認できたが、ダイヤ乱れのためであろう、
小田原始発は確認できなかったのである。
今日は運良く、ダイヤ乱れはない。
小田原駅に着くと、少し離れたJRの小田原駅ホームには
「ムーンライトながら」にも使用されているJR東海の車両が
東京行きとして発車しようとするところだった。
今回のダイヤ改正で「ムーンライトながら」も臨時快速へと
格落ちしてしまい、期間限定の運転となってしまった。
JR時刻表の3月号では、東京発は3/14~4/9までの運転と
記載されている。
この静岡から普通列車としてやってきた東海の車両が
折り返し東京から「ムーンライトながら」として再び
静岡、そして名古屋を経て終点大垣までを6時間ほどで
結ぶ全席指定席の快速列車として出発する。
「ムーンライトながら」が臨時列車となったので、
てっきりこの静岡からの列車もそれにあわせて臨時列車と
なるのかと思ったが、時刻表を見る限りはこちらは
どうやら今までと変わらず、毎日運転されているようだ。
そして私を含めた鉄道オタクにとっては東海道本線では
いちばん長距離を走る普通列車としても有名である。
時刻表を見ている方なら今更の話だが、東海道本線の
ページを見ると、たいていの普通列車はどんなに長くても
せいぜい沼津までで、そこから先は乗り換えとなる。
この静岡発19:30の東京行きともう1本、東京発5:20の
静岡行きは東京~静岡間を乗り換えなしで乗っていける
唯一の直通列車なのである。
しかも「ムーンライトながら」として使われるこの車両は
元特急車両のために、全席クロスシートとなっている。
普通列車なのに特急料金不要で乗っていける快適な列車で、
「青春18きっぷ」など普通列車だけで乗り継いで行く
旅行者にとってもありがたい存在だ。
乗換えはより少なく快適にと誰も彼も考えることは同じで
「青春18きっぷ」の利用期間中はこうした旅行者で
この2列車は混雑するらしい。「らしい」としているのは
実は普通列車としてこの車両で静岡まで乗ったことがない
ので、実際にこの目で確認したわけではないのだ。
そんなことを思い出しながら、そのままホームで待つ。
電光の行先表示機には「21:30 各停本厚木 4両」の文字。
今回こそはと祈りながら、箱根湯本方面をを見ていると
向こうの暗がりからゆっくりとホームへ近づいくる1000形。
ようやく小田原始発についても確認できた。
他にもこうした運用があるのだろうか?
しばらくは楽しめそうな小田急ネタである。
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