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【ダイヤモンドクロス】
観音寺
10:29発
↓ 1009M 予讃線
特急 いしづち9号
12:11着
松山 ※ダイヤモンドクロスの撮影 おみやげと駅弁購入
14:26着
↓ 22D 予讃線~本四備讃線~宇野線
特急 しおかぜ22号
17:11着
岡山 ※休憩 お土産購入
18:01発
↓ 1330M 山陽本線
19:26着
姫路
19:27発
↓ 3306M 山陽本線~東海道本線
新快速
21:53着
米原
21:54発
↓ 5368F 東海道本線
新快速
22:24着
大垣 ※コンビニ弁当で夕飯
23:19発
↓ 390M 東海道本線
快速 ムーンライトながら
5:05着
東京
5:20発
↓ 321M 東海道本線
6:16着
茅ヶ崎
6:26発
↓ 665F 相模線
6:59着
厚木
朝早く起きれば、特急に乗らなくても済んだ。
ホテルに着いたら、夕飯を食べてすぐ寝ればいいだろうが、
コンビニ弁当で済ますのは何とも味気ない。
知らない街を歩き回りながら、ラーメン屋を探すのは
なかなか楽しい。歩き回るからどんな雰囲気だが、
駅周辺だけだけど知ることができる。
それに4日目の夜はホテルではなく、夜行列車で
そのまま東京へ向かうことにしている。
座席夜行ゆえにベットのようにぐっすり眠れるわけでは
ないので、体力温存のためにここは奮発して特急列車で
松山まで乗ってみることにした。
10:29発なので、チェックアウトぎりぎりまでゆっくりする。
駅で松山までの乗車券、特急券を購入してホームで待つ。
特急列車がやってきた。狙ったわけではないけれど
偶然にも前面展望ができる一番前の席だった。
パソコンテーブルがあり、横にコンセントもあるので
携帯電話やデジカメの電池の充電もできる。
天気予報では雨となっていたが、途中から窓ガラスに
雨粒が付いて来た。どうやら松山では雨の観光となりそうだ。
松山駅へ到着すると早速、「ダイヤモンドクロス」に向かう。
松山には伊予鉄道の列車が走っており、市内電車と郊外電車が
線路で直角に交差する「ダイヤモンドクロス」と呼ばれ、
踏切で市内電車が待つ珍しい光景が見られる。
この線路と線路が交差するところにはそれぞれ大手町駅があり
お互いの乗り換え駅として案内されている。
鉄道オタクの端くれ、これはぜひ見ておきたかったのだ。
しかしダイヤモンドクロスの前に来てもすぐに列車が
踏み切りで待つタイミングは訪れそうにない。
ずっと待っていても時間が勿体無いので、昼ごはんを食べる店を
探すついでに市内電車に乗ってみようと、松山駅で一日乗車券を
購入しようとするが、受付の人がいない。
しばらく待って戻ってきそうにないので、駅2階でお土産に
四国の銘菓「一六タルト」を購入。また1階へ降りていくと
受付の人がいたので、早速購入して列車に乗り込む。
終点の道後温泉まで20分ほど。
「坊ちゃん列車」で有名な道後温泉には人目で観光客とわかる
人たちが、駅の前で記念撮影を楽しんでいる。
特徴的な駅舎のすぐ向かいには奥へとアーケードが続き、
左右にはお土産を並べた店が続いている。
道後温泉で一泊して帰ってくるのもありだが、時間的に厳しい。
アーケードの一つの店でお土産を買い、また市内電車に乗り込み
松山駅まで戻る。帰りの特急列車の時間を気にしながら、
ぎりぎりまでダイヤモンドクロスで踏切で列車が待つタイミングを
狙う。そろそろ駅に戻ろうと背中を向け、歩き始めた瞬間
郊外電車の踏切が鳴り出す。そしてしばらくして郊外電車が
踏み切りを渡り、駅へと停車する。もうダメか・・・
しかし駅から反対方向の電車が発車しようとしている。
すると松山駅から市内電車がやって来た。踏み切りで停止した。
ようやく踏み切りで待つ電車を撮影することができた。
踏切が鳴り終えると同時に駅へと駆け出す。
急いで駅弁を買い、改札すぐ奥に停車している特急列車に飛び乗る。
席に落ち着いたところで、駅弁の包みを開ける。
この列車、時刻表には「アンパンマン列車」とあったが、
なるほど天井にはアンパンマンに出てくるキャラクターが描かれ
車内アナウンスの冒頭で、アンパンマンの声が聞こえた。
そのすぐ後に通常の案内に戻ったそのギャップが少し面白かったが。
親子連れしか乗れない子供向けの列車だったらと心配だったが
それは杞憂だった。安心して駅弁を食べていると特急列車は
ぐんぐんと加速していく。かなりのスピードなのだろう、左右に
よく揺れるが、いつかの北海道への旅で乗った特急列車のような
乗り心地の悪さは無かった。
駅弁を食べ終えてふと目の前にあった広告を見ると
ここにも萌えるキャラ「あじ子」。
良く見ると広告の左下には運行する列車の写真と並んだ「牛」。
鳥取駅で見つけたノボリの萌えキャラといい、JR四国は
遊び心があるようだ。いやオタクがいるのか。
昨日は夜通ったので良く見えなかったが、昼間なら瀬戸大橋と
鉄柱の隙間から見える島と瀬戸内海が良く見える。
できればこの時間帯に普通列車でゆっくりと眺めて行きたい。
特急列車でも橋の両端の駅には停車するので、普通列車と
橋を渡り終える時間は変わらない。
岡山では次の列車まで時間がある。
列車が遅延することも考えて、松山からの帰りも特急列車で
岡山まで行き、乗り換えに余裕を持たせることにしたのだ。
定刻どおり岡山へ到着したので、お土産を見ながら
コーヒーを飲みながらしばしの休憩。
岡山からも1本か2本後の列車でも乗り継ぎに問題ないが
大垣でぎりぎりになっても嫌だからだ。
幸い、岡山から米原までの列車は途中の遅延もなく定刻に到着。
米原では次の大垣へ向かう新快速と乗り換えが1分しかないが
向かいのホームで接続するので特に問題なかった。
毎度この東海カラーを見ると、ようやく本州へ戻ってきたという
実感がある。今回は前のような豊橋までの長い長い距離を
乗っていくわけではないので、気分的にだいぶ楽である。
米原で宿泊してもよかったが、最後のネタ列車に乗るために
あえて夜行列車で帰る事にしたのだ。
大垣も定刻に到着。空いた時間に駅前で晩御飯でもと
考えていたが、駅から10分歩いたところにビジネスホテル、
さらに奥にコンビニエンスが1軒開いているだけで、
ラーメン屋はおろか飲食店は閉まっている。
仕方ないので、そのコンビニエンスで塩焼きそばを買い、
ホームで食べながら、夜行列車が来るのを待つことに。
塩焼きそばを半分食べ終える頃に、
「ムーンライトながら」はホームへ入線してきた。
「ムーンライトながら」の今回はコンパートメント席に
乗ることになっている。デッキそばに設けられた固定式の
ボックスシートでテーブルが付いている。
「3人+1人の悲劇」のリスクがあるので、本当は一般席が
良かったが、購入したときはこのコンパートメント席しか
なかった。でもなかなか乗る機会もないので、ネタとして
乗っていこうと決めたのだ。
今回は「3人+1人の悲劇」ということはなく、
途中から一人乗ってきて3人となったので、
終点まで窮屈となるかと思ったが、雰囲気から途中で
降りる人かなと思っていたら、案の定豊橋で降りていった。
停車駅ならどこからでも乗ってくる可能性があるが、
浜松から先は乗ってくる人はいないだろうと読んで、
指定席であった窓側とは向かいの席に移動して、
向かいの席へ足を乗せた状態で、一眠りする。
今回は結局終点まで、私ともう一人の2人だけだったが
満席の時は結構窮屈だろう。
そんな夜行列車も今年3月からは臨時列車化するのである。
さてここまでも遅れはなく、東京に定刻へ到着。
本当は途中の横浜で降りれば、もっと早く自宅へ帰れるが
あえて東京まで乗っていったのは、この列車が折り返し
静岡行きの普通列車として発車するからだ。
東京始発の東海道本線を走る普通列車では最長距離の列車で、
JR東海へ返却するための回送も兼ねているためだ。
車内清掃と点検で一旦列車から降りることになるが
そのままホームで待っていれば、静岡までコンパートメント席
で座っていけることになる。静岡から先、その日の夜大垣始発の
「ムーンライトながら」として運行されるまでどんな車輌運用
となっているかは時刻表からは読み取れないが、それを
調べる旅というのも面白いかもしれない。
茅ヶ崎に到着するまでの間、特急列車のコンパートメント席で
手付かずのおにぎり2個を食べて朝飯とした。
そして自宅に帰ってすぐしたこと、それは睡眠である(笑)
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