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10時35分。銀座インズ3。
銀座のジャポネは10時半から開店するが、開店時間から
5分のうちに空席はあと2つを残すのみで、11時近くになると
もう何人か後ろの壁に並んでいる状況になる。
勢いでインディアンの横綱を頼んでしまい、
途中でカレーが足りなくなってしまって、かけてもらって
のが、危うい事態を招くことになってしまった・・・・
出来立ては麺の香ばしさが、カレーに勝っているので
なんとも思わなかったが、時間が経つにつれてカレーの味が
勝つようになる。食べ初めて30分では麺もすっかり冷えて、
カレーの濃い味が目立つことになる。
今回初めてカレーをかけてもらったが、これほど濃い味だと
は思わなかった・・・・
この濃いカレーに悪戦苦闘し、最後の3口ばかりの量を残す頃
にはこれ以上食べられないかもと思いはじめて動かしていた
フォークも休み休み動く程度になってしまった。
しかし、それでも時々お茶を含みながらなんとか頑張って
食べきるといつも最後に頼むまきば牛乳を頼む余裕もないまま、
早々と店を後にした。
そのままジェットコースターに乗ったら、間違えなく「逆流」
の危険がある状態にあったのだ。だから腹が落ち着くまで
有楽町駅のベンチで30分ばかり、目を閉じていた。
というより、いつのまにか眠っていたというのが正確だ。
永田町から半蔵門線に乗ったが、あまりに眠くて
熟睡から目覚めたとき、青山一丁目駅をもう一度見ることに
なったのだ。(つまり終点の中央林間から折り返し戻ってきた)
表参道から千代田線に乗り換えて、代々木上原で小田急線。
こちらもなんと乗り過ごしてしまった。目が覚めたときには
今にもドアが閉まりそうになるところでなんとか降りる。
まるでパチンコ玉が、左右に揺れながらなかなか目的の穴に
入っていかないようなそんなイメージを思い浮かべてしまった。
最寄駅から家に向かって歩いている途中に、アインシュタイン
の相対性理論で扱っている「時間」について、急に自分なりに
納得できようになった。
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一言で言えば、「速いほど遅くなる」。
横軸を現在まで流れている時間、そして縦軸を
移動距離として、折れ線グラフを現したもの、
これが「世界線」と呼ばれているものだ。
世界線は人の数だけ描けるわけだが、時間の流れる
速さは平等である、と思われている。
学問上では光速以上の速度は存在しないことに
なっているが、仮に光速以上の速度で移動できると
しよう。世界線の傾きはきつくなり、さらに速度を
上げれば、まるでジェットコースターのループを
描く形になるだろう。
つまり移動速度が速いほど、経過時間は遅くなる。
だから一定の速度に達したとき、まるで時間が
止まったように見えるかもしれない。
さらに速度を上げれば、世界線では(本当は描けない
だろうが)ループを描き、その間は過去の時間に戻る
ことも可能かもしれない。(タイムリープ)
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実現するのかわからないが、タイムリープは無理でも
時間を止める(ように見せる)ことは可能になるかも
しれない。よりよい有意義な時間を過ごすために
そんな技術が開発されてもよいのではないだろうか。
前回のニッキで書いた「時をかける少女」のヒロインの
時間を止める、過去に戻る(タイムリープ)は科学的
(?)にこう説明できるのかなと考えてみたのだ。
所詮、これくらいの考えなら先人がすでに空想している
こともしれないけれど、こうした発想がまだできることが
なぜか少しうれしかったりするのだ。
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