2009年6月21日日曜日

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東京
13:26着

↓ 1347T 中央本線
  快速

14:31着
高尾
14:46発

↓ 1446T 中央本線
  快速

15:55着
東京 ※急行ぶらり鎌倉号の
    急行券を何とか確保

16:33発

↓ 3767M 東海道本線

16:57着
横浜
17:26発

↓ 9708M 東海道本線~武蔵野線~常磐線
  急行 ぶらり鎌倉号

19:52着
土浦
20:06発

↓ 2456M 常磐線

20:39着
我孫子
20:46発

↓ 2064S 常磐線~東京メトロ 千代田線
  (綾瀬から2065S)

21:33着
新御茶ノ水
21:48発

↓ 都営新宿線

21:59着
新宿
22:20発

↓ 0991 小田急線
  特急 ホームウェイ91号

22:46着
相模大野





いつもの店でまずは有楽町へ。
お腹が満足したら、1分も乗りたくない山手線で東京へ。
そのまま中央線で新宿まで戻って、エプソンエプサイトギャラリー内
で無料展示中の「ゆる鉄」写真展を見に行こうと思っていたら、
やってきた列車がなんと古き中央線車両の201系。
ほとんどの車両が新型の231系に置き換わってしまい、見ることも珍しく
なってしまった全体がオレンジ色の通勤型車両だが、予定変更し、
このまま終点の高尾まで、運転室後ろで立ち見を決め込むことにした。





通過する駅、停車する駅で一眼レフやデジカメや携帯電話のカメラを
向ける人たち。わんさか走っているときはわざわざ写真など撮る気も
ないくせに、珍しくなるとカメラを構えてしまう人間の勝手さ。
そんな私もそんな彼らの反応を車内から見るのが楽しみだったりする。


高尾では折り返し、快速東京行きとして発車する。
今度こそ新宿で降りようと思ったが、ついに意識がなくなって
目が覚めると終点東京の少し前。高尾からの1時間ばかりをお昼寝
してしまったようだ。

先ほど有楽町から東京へ戻った時。
東京のみどりの窓口で確認してみたが、急行ぶらり鎌倉号は満席だった。
しかしダメ元で再度確認してみると、なんと1つ窓側の席が横浜から
空いているという。さっそく購入。
ということで横浜まで、東海道線の普通列車でゆっくりと横浜まで
戻ることにした。さっきの中央線みたいに運転室後ろの席へ向かうと
家族づれだろう、お父さんと思しき男性とその子供たちの先客。
半袖のTシャツとハーフパンツの楽な格好したその男性が運転士と
思しき乗務員に何やら抗議している。抗議というより文句だろう。
が、決着が着いた段階らしく運転士は客室への扉を閉めて運転席に座り、
発車を待つ体制に入った。どうやら遮光カーテンに対する抗議と感じた。


早朝や夕方、トンネル内など客室の照明が運転席の窓に反射すると
安全運行上よろしくないため、予めカーテンを閉める。
あのカーテンはすぐ後ろの客の視線を遮るためのものではないのだ。
カーテンが下されてしまうと運転士の背中越しに全面展望ができないため、
子供の(父親自身が見たいという場合もあり。今回は違ったようだ)
楽しみを奪うつもりなのか、それも客へのサービスなのではないかと
抗議していたように思える。もっとも始めからそばでやりとりを
聞いていたわけでないから、推測の域を出ないけれど。






横浜から急行「ぶらり鎌倉号」が来るまでしばし待つ。
17:25。鶴見で見たのと同じ車両が6両編成でやってきた。
車内の座席は通路から一段高くなっている。
前に上越線で乗った快速「シーハイル上越」と同じ車両だろうか。

みどりの窓口で当初満席と言われた通り、席も人で埋まっている。
実際に利用する観光客がほとんどということだろう。
臨時列車でありがちな私のような乗ることが目的の人たちや
コレクターや転売目的で急行券は購入して、購入者が実際には
乗車しないということがほとんどないようだ。

さてじっくりと普段は見れらない貨物線の景色でも楽しもうと
買っておいたおつまみやビールをスタンバイしていたところで
早速隣に座っていたおじいさんに話しかけられた。
それからほとんどはこのおじいさんと談笑タイムとなる。

時折、窓の方に目を向けたがまだ武蔵野線ではないようだ。
鶴見から貨物線へと入り、長い長いトンネルを抜けた後に
武蔵野線へと走っていくが、トンネルの中を走っていく。

おじいさんは鎌倉へ観光した帰り。地元である石岡駅まで
乗っていくそうだ。鎌倉も江ノ電も人でいっぱいで
写真をゆっくりと撮影することもままならないまま、
帰りのこの列車に追われる感じだったと笑いながら話してくる。
湘南の海にはすでに、波乗りの人々が楽しんでいるとのこと。

ちらっと見た乗車券には「びゅう」のログマーク。
後ろを振り向き、すぐ後ろの奥さんらしき女性と時折話して
いたようなので、夫婦でパック旅行でも申し込んだのかと思ったが、
席が離れてしまった他の仲間たちも一緒とのこと。
愚問ではあったが、普段の移動は車とのこと。
最近では箱根の芦ノ湖へと出かけたそうだが、そのときに
箱根登山電車に乗ってスイッチバックを見たが、対して感動は
なさそうであった。それはそうだ。私が鉄道オタクとして乗り込み、
貨物線を経由して武蔵野線へ走る珍しい列車だと話したところで
車の移動が早いと思っている人には楽しい話ではない。
だから、こちらがおじいさんの地元である常磐線の話で
なんとか場を繋がなくてはとなる。といっても鉄道以外の話題のネタが
なくて結局常磐線そのものの話になってしまう。
席に座って話しかけられた時から、鉄道オタクとは明かして
いるので、まあいいかという気持ちもあったが。
やはり常磐線が地元だけに原ノ町という駅名を口にすると
当然食いつきは良かった。駅弁の立ち売りをまだやっている貴重な
駅なんですと話すと、おじいさんからは常磐線ではないけれど、
別名「常磐新線」と呼ばれているつくばエクスプレスができる前は
つくばの人たちはバスや車で常磐線の土浦まで出なくてはならなかった
と話してくれた。少々運賃が高くてもつくばエクスプレスが
できたことで列車一本で東京まで行くことができることは住民に
とっては願ってもないことだったかもしれない。

なんとかそんな話をしている途中に列車は武蔵野線の武蔵浦和など
浦和の付く駅名を通り過ぎていく。
そろそろ武蔵野線から常磐線へと渡るために貨物線へと走る頃だが
初めてのことだからここからは車窓をじっくりと眺めたい。
と、うまい具合に仲間と思しき男性がやって来て、おじいさんと
奥さんと思しき女性は私に挨拶してから他の車両へと移っていった。


時間はすでに19時過ぎ。デジカメで写真を撮影するにしても
外は暗すぎる。撮影を諦めて自作の携帯電話から呼び出したGPSを
使ったcgiで位置情報を記録しておく。


どうやら貨物線を渡ったようで、少し離れた向こうを常磐線の
各駅停車として走っている地下鉄千代田線の車両が横切っていく。
すぐ隣の線路を特急車両の白い車体が猛スピードですれ違う。


そして土浦までの旅は終わってしまった。


帰りの特急ロマンスカー。
展望席がある車両だが、先頭車の一番後ろの通路側の席でも
展望席から少し床が高くなっているハイデッカーなので
何とか前が見える。運転先は展望席の真上にあり、狭い運転台には
天井の蓋をあけて、専用の梯子で登って入る方式になっている。
運転士が展望席付近の席に座っていた男の子に声をかけて
サービスなのだろう、梯子を登らせて運転台を覗かせていた。
ああ、男の子よ。なんと羨ましい!!。おじさんは子供に戻りたいぞ。

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