2009年3月14日土曜日

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小田急電鉄が公式でリリースしたダイヤ改正の中で、
少々話題になっていたのが、赤い1000形である。






かつては地下鉄千代田線直通の車両として活躍していた1000形だったが、
今はその座を新型の4000形に譲り、小田原線で活躍している。
そんな1000形が装いを新たに赤い電車として、新松田~箱根湯本間で運用に
就くことになった。

前回のダイヤ改正でロマンスカー以外は直通列車が小田原止まりとなり、
その先、箱根湯本へ行くには新松田か、小田原で乗り換える必要がある。
小田原~箱根湯本はかつて登山鉄道車両も走っていたが、その車両も
箱根湯本までとなり、小田急線車両しか走っていない現在でも、路線は
箱根登山線と名乗っている。

今回の赤い電車は、箱根湯本から強羅まで走っている登山鉄道車両と
同じ赤色にすることで、特に小田原からの乗り換えで登山線であることを
乗客にわかり易くする狙いがある。
しかし、1000形のうち、赤い電車としたのは4両3編成のみであり
新松田~箱根湯本の運用といっても、3編成だけでは運用に無理があるので
その意味で、赤くした意味が果たしてあるのかは個人的に疑問を感じるところだ。

そんな疑問を抱きながらもダイヤ改正実施された14日である今日、
早速小田原駅まで行き、箱根湯本からやってきた赤い電車を撮影してきた。
赤いのと白いのだけかと思ったが、よく見ると車両上部に細く黄色い帯もある。
リリースされていたイメージ写真では、なんとも違和感があったが
実車を見ると、まだ見慣れていないこともあるがそれほど違和感はない。


冒頭で箱根湯本への直通の普通列車はない、と書いたが、
実は朝に一本だけ、新宿から10両編成でやって来る急行小田原行きがあるが
途中の新松田で後ろの4両が切り離されて、各駅停車箱根湯本行きとして
そのまま行く隠れ直通列車の設定がある。
もし後ろ4両に赤い電車が使われるのなら、新宿に停車している赤い電車という場面を
ぜひとも期待したいところだ。

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