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3月16日に続き、今度は23日にも地下に移転する駅があった。
小田急線下北沢。電車は地下3階へ潜ってしまうので、改札からも
井の頭線との乗り換えもこれまでよりも時間がかかる。

22日。仕事帰りで混む電車を横目にホームから撮影。
ちょうど千代田線からの10000系急行唐木田行きが入線してきた。
さらに待っていると、今度は上りホームにはFトレイン。
車両がパステルカラーでカラフルな通称「ドラえもんカー」も
今日で見納め。これも目当てに撮影する人は多かっただろう。

改札の上には「22日をもって営業終了」の文字だけ。
東急の「永らくのご利用ありがとうございました」とはえらく違う。
東急は営業終了した渋谷駅をイベントスペースに活用する予定だが
小田急は下北沢には何も愛着がないのか、いや私自身もないのだけど
特にイベントなど開催せずにさらっと地下化を進める塩梅らしい。

下北沢駅周辺では地上駅とのさよならと地下駅営業を記念して
イベントをやるようだが、特に関心はない。

ふらっと寄った靴屋で安いなと思って買った合成皮革の靴の片方が
履いてみると違和感あって見てみたら、中敷がよれて接着していた。
靴の片方しか試し履きさせなかったクソ店員に騙された思い出しかない
そんな街には特に関心はないのだ。

踏切を通過する小田急線にカメラを向ける。
こんな時でないと、おそらく降りることはない街だ。
日本人は鉄道の他に桜も愛してやまない。道端の桜はライトアップ。

南口へ回ってみると、新しい改札口が中を覗かせていた。
渋谷駅の取り外された自動改札とは対照的にビニールが掛かった
自動改札はこれから門出を迎えようとしている。