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3月16日から渋谷止まりの副都心線は東横線と直通運転開始。
その渋谷駅を見に出かけた。副都心線の渋谷駅開業当初にあった、
ホームとホームの間を跨ぐ仮の通路はすでに無くなっており、
(その方が行き来がとても楽だったのだが)線路を遮るものはなく、
代官山方面に目を向けるとトンネルの奥へと線路は続いている。
壁の駅名票も「代官山」の文字が追加されている。
カメラマンで賑やかかと思ったが、数える程だった。
より新しくなる駅もあれば、使われなくなる駅もある。
東横線の渋谷駅は地上2階にある頭端式の終着駅。
4本の線路にはそれぞれの電車がこれからの発車を待っている。
天井を見上げると、三角形の幾何学模様はカーブを描いている。
駅の外、そばの歩道橋から見るとかまぼこを幾つも隙間なく並べた
ようなデザインで、天井はそのドーム状にカーブしている。
東急はホームの天井にヨットの帆のような意匠をよく見かけるが、
その傾向からすると、珍しいデザインなのかもしれない。
85年の間、東横線渋谷駅のシンボルとして愛されて来たデザイン。
私も何度か利用したが、一度見たら忘れない駅だった。
それがあと20日で改札口も駅のホームも乗客の行き来がなくなる。
改札そばのドトールでガラス越しにコーヒー飲みながら眺めている。
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