2013年1月2日水曜日

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その世界にハマるきっかけはここから始まった。
ローソンがキャンペーンとして展開していた抽選で当たる景品だ。

「魔法少女 まどかマギカ」。
ネットサーフィンしていると嫌でもその話題は目にした。
DVDのパッケージやオープニングで描かれるその可愛い絵柄に
皆騙される・・・それが密かに話題になった。

脚本がエロゲームのシナリオも書いた人物で有名で
ストーリーが途中から鬱展開になる事を予想した人たちもいたようだ。

冒頭のローソンキャンペーンでぺたん娘まどかのローソン制服verが
当選しなければ、DVDを借りてアニメ本作を観なかっただろう。

本作を見て、今までに放映された魔法少女と冠したアニメがことごとく
子ども騙しであった事を感じ、その芸術的で哲学的な作風に衝撃を
受けた。アニメはまず「萌え」から。いや確かにキャラクターに
惹かれる要素としては欠かせない。でもそれだけなら私はここまで
この世界にハマらない。誰かに語りたくなるような余白がいっぱい
あってスルメのように何度でも楽しめるからだ。

その余白は妄想にもつながる。このキャラクターがもしも違う
時間軸ならこういう展開になっていただろう、二次創作物が次々に
生まれるエネルギーにもなっている。

個人的なアニメ鑑賞史で言わせてもらうと、
小学校時代に観た「エヴァンゲヲン」や「カウボーイビバップ」が
歳をとって味が分かるようにコーヒーやビールだとしたら、
「まどかマギカ」はアップルジュースだろうか。

誰でもすぐ飲める。でも飽きることはない。
飲めば飲むほど、喉が乾いてくる。その不思議な魔力。

こうしてまどかマギカ信者になってしまったのだ。

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