2008年7月26日土曜日

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【多摩川の旅 1日目】

来る18日。待ちに待った運動会・・ではなく、ウォーキング。
メインは多摩川の河口(川崎大師線の産業道路駅)から
3泊4日かけて、奥多摩まで多摩川沿いを歩こうという計画である。

今振り返るとこの炎天下で長時間歩くことが如何に無謀かを
あとで身をもって思い知らされることになることは出発前の夜
には想定する由もなかった。




出発は友人宅から朝早い京急川崎大師線に乗るところから。

出発前に計画では未定だった、1日目のゴールである立川の
宿を探して予約。ネットで見た限りではちょっと洒落た感じの
グランドホテル。到着が楽しみになってきた。

前日まで勤務だったので、勤務が終わってそのまま川崎の
友人宅へ泊まることにした。
寝起きとともに18日朝は京急川崎駅へと向かう。
産業道路まで約7分。ホームは工事中、駅を出てすぐに多摩川へ
橋を渡る広い道路にはトラックが絶え間なくすれ違う。





この大師橋を渡ると多摩川の東京側。
多摩川が丁度神奈川県と県境になっているのだ。
まだ雲が多目のために、出ている日差しはやわらかであり
風も適度に吹いてきていて、体力的にも精神的にもまだまだ余裕。
この大師橋をスタートとして10kmほど整備されたサイクリング
ロードを歩くことになる。





整備されている故、途中途中に休憩所やトイレ、水飲み場が
あるので運動環境は申し分ない。心配なのは天気予報の雨。



空を見上げると、すぐに降りそうな灰色の雨雲は見えないが
風に吹かれて流されたと思われる雨がしばし頬に感じたくらい。
幸いに降られることなく、順調に道を進んでいく。





奥多摩への旅初日は立川を目指すことになっている。
体力と相談して、決して無理はしないことにした。
立川が1日目のゴール、予約した宿でゆっくり身体を休めるのだ。






立川がゴールなら、その中間地点は登戸である。
登戸駅前で昼飯と十分な休憩で体力回復を図り、立川まで歩く計画。
登戸駅までは行ったことがあるという友人にナビゲートを任せる。


















幾つか鉄道や道路の鉄橋を潜り、今度は東京から神奈川県へ入る
県境にある橋を渡ると新丸子を左側に見るあたりになる。
橋を渡り、多摩川の左岸をゆっくりと歩くころには雲で遮られていた
柔らかな日差しは所々に入道雲の隙間から直接強い日差しと受ける。
気づけば半袖半ズボン、そして首から上の肌が露になったところは
火傷したように赤く焼けており、田園都市線が横切る二子玉川駅が
ある鉄橋の下を潜るころにはかなりペースダウン。







登戸まで5kmを残す地点。水飲み場とトイレ、ベンチがあったので
休憩しながら初日の予定を確認しあうことにした。
立川には予約している関係で、遅くても19時にはホテルに到着したい。
遅くなれば連絡すればいいが、風呂で汗を流したり、夕ご飯や
楽しみにしているビールを飲んだりしてゆっくりする時間がなく、
ホテルに着いたら風呂に入り、ご飯を食べてすぐにベットに入る
では旅初日としては寂しい。

手元の時計は12時少し前。登戸には13時に到着するとして昼飯と
休憩を挟んで14時に出発しても、やはり立川には19時到着は
体力的に厳しい。新調したランニングシューズの力は偉大で、
6時間に及ぶウォーキングで、薬指のマメも少し出来てはいたが
いつものように水ぶくれのようにはなっていない。

しかし登戸から先を歩けるかといえば、歩けそうにない。
体力的にこの炎天下でだいぶ奪われたのに加えて、
火傷したように腕や足の日焼けが痛い。

登戸から先は交通機関を使って立川へ向かうことにして、
登戸までの1時間30分は頑張って歩いていくことになった。

登戸駅に近づいたかは、多摩川に架かる黄緑色のアーチ型を
した多摩水道橋がランドマークになる。
その橋が見えるころには、手前を小田急線がゆっくりと
走っていくのが見えて、こんな堰がちょっとした滝をつくる。



アーチ橋が見えてから30分ほど歩いて、登戸駅前に到着。
さっそく近くのマクドナルドでエネルギー補給を開始(笑)
喉に通るコーラで生き返る気分になり、1杯だけでは
喉の渇きは完全に癒えず、追加で各々Lサイズを頼んで飲む。
思えば私としては初めての経験となった。





二子玉川で確認しあった思いは決意となり、南武線で立川へ
向かうことになった。マクドナルドでの栄養補給を終えて、
南武線の登戸駅への改札へ続く階段を昇り、改札口へ入った
途端に夕立が・・・。

夕立は南武線で立川に向かっている間は降り、立川から改札を
出ると止んでいたというこの上ない奇跡の雨。
しかも予約したホテルに入ってからしばらくしてまた降って
きたので、初日から思わず予定通りになったことにしばし
歓喜し合う私と友人(笑)。






ツインルームは一部屋を2人で使用。備え付けのユニットバス
でも良かったが、折角の旅である。
ホテルの外に出て広い湯船に浸かりに駅前から少し歩いた
ところにある風呂へ出向くことになった。
ホテルから出るとまたもや雨は止んでおり、うますぎる
タイミングに後日も続く行程のどこかでハプニングがあるのでは
とちょっと心配なったりならなかったり。

立川女子高の近くにあるということで、そこへ向かうべく
歩いていたが、駅から10分程にしては大分歩いている。
どうも道に迷ったらしい。
そこで趣味で作成していた携帯で動く自作のGPSロガーが図らずも
役に立つことになった。駅北口からまるで反対方向に歩いている
ことが判明し、無事に女子高の近くの風呂場で汗を流す。




汗を流してさっぱりした気分のまま、その足で駅前の居酒屋で
飲みながら初日の行程が終わったことの乾杯をし、雑談を交え
近況報告会となり。(実質は私の愚痴をだらだらとこぼしただけ)
ダラダラと話しているうちに自分でも何を話しているのか
わからなくなり気分が良く悪くもないという状態で、ホテルに戻る。
コンビニで買ったカップラーメンを食べ、ベットに身体を預け・・・

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