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新木場から発車する青いロマンスカー「ベイリゾート91号」。
夜勤が明けても、まだ時間はある。どう時間を潰すか。
まず思いついたのが、「東京湾岸警察署」。
webをぶらついていたら偶然目に入った。つい最近の話で、地元の声も
あったことからこの名前が実現した。元は水上署だった長い歴史を閉じて、
今年3月31日より開署して業務が開始されている。
「踊る大捜査線」の湾岸署が本当に台場にできた-私も含めたファンからすれば
そんなニュースである。実際に行ってきたが、本当にお台場にある。
ゆりかもめのお台場方面に目を向けると、白いレインボーブリッジが見える。
写真では見づらいと思うが、真ん中奥に見えるだろうか?
それでも時間はなかなか潰れない。あまり金をかけない潰し方を知らない。
船の科学館そばで公開されている船たちと上空を着陸態勢に入ろうとしている
飛び去る飛行機を見ながらしばしぼーぅとする。
ゆりかもめと船と飛行機が一遍に見れる乗り物観光スポットだと今更気づく。
それでもあと6時間をどうするか。
劇場版「相棒」を見に、デックス東京ビーチの隣のシネマメディアージュへ向かう。
14時からということで、1時間近くを時間が空いてしまう。
この辺りをぶらぶらしていると、こんな駐車場を見つけた。
駐車場だけならどこにでもある立体駐車場。でも少しカメラを引いてみると・・・
私のいる歩道と駐車場には隙間はほとんどない。
だからジャッキーチェーンのように飛び移ることができる。
反対側にも歩道がある。こちらはもっとジャッキーチェーンに近づきたい方向け。
もちろん「酔拳」よろしく梁を渡ろうななどと考えないように。(笑)
怪我しても私は知らない。
「相棒」。見た感想は無難な出来と言っておこう。
見ていれば途中で犯人がわかるようになっているが、その人が犯人だとしたら
ちょっと設定に無理があるのではと思えたところもあったが、そうしたことに
目を瞑れば純粋に楽しめるアクション系だろう。
お馴染みの2人、特に「和製シャーロックホームズ」の異名をとる杉下右京らしい
推理シーンが見られたのはかなり評価したい。1800円出して見ても損はしないと
思われる。あくまでも個人的な意見なので参考までに。
夕方4時半。それでもまだ4時間近く時間を持て余す。
どうしようか思いつかないまま、有楽町線で有楽町まで戻ってみる。
そして大手町や銀座、日比谷に続く地下通路を歩いてみる。外は雨。
なるべく濡れずに動き回りたい。成り行きで丸ビルにたどり着く。
ビル地下探検をしようと考え、天井の防犯カメラを意識しながら怪しまれないように
歩き回る。トイレに行くついでいに非常口のマークが灯る鉄の扉に目を向ける。
「Staff Only-関係者以外の立ち入りはご遠慮願います」
扉にはグレーの文字で書かれている。防犯上の意味でそうしているのだろうが
ここには「利用障害者」への配慮が欠けていると思うのだ。
エレベータの不慮の事故、長時間閉じ込められた、落下しそうになった・・・
そうしたトラウマから利用できない者はエスカレーターか階段を使うしかない。
丸ビルで働く職員、関係者ならともかく、一般人利用者に対する考慮はない。
警備へ頼み込むことになるのだろうが、せめてそうした案内も欲しい。
一部エスカレーターはあるが、36階のレストランに行くにはエレベータ以外で
行く手段は提供されていない。
私の場合は階段から地下へ降りていくつもりで階段室の扉を探し回ったが、
扉に「Staff Only」と書かれている以上、開けるわけにもいくまい。
ようやく時間も頃合になってきた。さっそく新木場へ戻る。
雨の新木場駅前のコンビニエンスで1時間半の旅の食べ物、飲み物を買い込む。
袋をぶら下げてホームでしばらく待つ。待っているとwebの情報にあったように
家族連れやカップルのディズニーリゾート帰りが目立つ。
思い出もその袋に詰めて、ロマンスカーでも語らうのだろう。
20:32。強烈なヘッドライトを輝かせながらMSEは引き上げ線とゆっくりと
降車ホームを通過していった。
20:41。ヘッドライトが光りだした。もうすぐ入線である。
20:50。構内アナウンスの後にその青い車体はゆっくりと入線してきた。
さっそく乗り込む。ガラガラと聞いていたが、始発から結構席は埋まった。
通路を挟んで隣も前も後ろも多くが家族連れかカップルである。
ディズニーリゾート利用客の需要を見込んだロマンスカーだけに子供たちの
声が騒々しい。だが地下鉄を走っているにも関わらず、楽しげな空間だ。
やはりロマンスカーには楽しげな子供たちの声が似合っている。
ちなみに子供は嫌いだが。
はしゃぐ子供たちを抱えて、遠路帰る親御さんからしたらかなり助かるだろう。
幾つもの列車を乗り換えなくてはいけなかったことを思えば、だいぶ楽である。
疲れて眠りこけるお父さん、お母さんらしき人たちを見ればよく分かる。
連絡線に入るまではディズニーリゾートでの楽しげな時間の余韻を残っているような
楽しげに聞こえる語らいも連絡線を抜けて、千代田線に出たころには少し静かに。
小田急線内に入り、成城学園前、町田と止まっていくたびに人は少なくなっていく。
町田駅を降りて、名残惜しいようにホームでバイバイする女の子が微笑ましい。
町田でガラガラになるかと思いきや、終点本厚木まで意外と利用客はいるようだ。
表参道から、「ムーンライトながら」のように行楽客と仕事帰りの客が混じるように
なるのは余談だけれども(笑)
2 件のコメント:
コメントどうもありがとうございました
小田急の新特急青いロマンスカーの詳しいレポートとても興味深く読みました。
会員制の特急が走っているとは思っていませんでした。
ここまで詳細にレポートされるのは大変な努力をされたと思いました。
「黒い地下鉄」の会員制は僕の小説で小田原から東京まで走る地下鉄でたとえば、藤沢ー
横浜ーX-新川崎ー馬込ーY-白金台ーZ-東京の駅に止まりますがX駅は実は10年前の過去に通じる駅でそのために不法な者が逃れることのないために身分を保証されてコンピューター登録された人のみ乗車できるセーフティーガードの高い地下鉄ということで会員制と謳いました。
ほかに鉄道ブログも持っておりますので
URL記載します。
コメントありがとうございます。
地下、特に東京に広がるといわれる
地下の世界には前から興味があり、
掲示板やブログなどをほっちき歩いて
みたりしています。
「地下10階」で検索していたら、
いくつかブログを見ていて、御ブログへと到達致しました。
斉藤 栄著「国会議事堂殺人事件」
のようなテイストなので、
「黒い地下鉄」は続きが大いに
楽しみであります。
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