2008年12月9日火曜日

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小田急の検測車「テクノインスペクター」。
一般公募で決められた名前だが、もう少し何とかならなかったのだろうか。
「インスペクター」もまんま「検測」という意味だし。

そんなことよりも滅多に日中帯、見かける機会がないこのクヤ31だが、
急行列車に乗って前面展望を楽しんでいたら、途中の相武台前で
「試運転」と方向幕が掲げられた短い編成のステンレス車両。
よく見たら検測車だった。思わず振り返ってしまう(笑)

乗っている列車が各駅停車なら、すぐにでも降りて
舐めるように撮影したいところだが、海老名まで停まらない。
海老名で降りようか迷ったが、小田原まで行くだろうと予想して
本厚木で一旦降りることにした。

電光案内板には「回送」とあったので、一旦待避線ホームに停車するかと
期待していたが、やってきたのは普通の3000形。
しかも各駅停車新宿行きにするための回送だった。

が、構内に流れる業務アナウンスによるとこの回送は「臨時回送」の
通過を待ってから発車するらしい。
ここも通過するらしい。それならば走ってくる姿にカメラを向けることに。

もっと引きつければ良かったが、デジカメのシャッターが切れるタイミングが
未だにつかみ切れていない。だから怖くて早めにシャッターを切ってしまった。

どうやらこのまま小田原まで突っ走っていくようだ。
直後の急行で自分の最寄駅には降りずに小田原まで乗っていくことにする。







途中から急行とは思えないノロノロ運転、毎度の小田急名物だ。
伊勢原を出てしまうと、秦野まで待避する線路がないが
小田原までこの調子で運転しているところから、前方に微かに見えた列車は
急行列車らしい。だから待避させるわけにもいかない。

珍しい検測車が見れただけでなく
本厚木から小田原までのこれほどの長距離に渡ってのノロノロ運転も
そうそう滅多にないかもしれない。いや、いつもか。(笑)

ノロノロ運転のおかげで、普段の約2倍近くの時間をかけて
ようやく小田原に到着。右側の留置線に先ほどの検測車が停まっていた。
そういえば、前回も「丹沢もみじ号」が秦野へ向けて回送されるときも
この留置線に停まっていたことを思い出した。
側面の方向幕にあたる部分に「検測」と表示されているが、上から
プレートみたいなもので貼られているように見えてどうも頂けない。
旅客車両ではないから、これはこれでいいのかもしれないが。


パンタグラフは小田急車両では一部のロマンスカーを除いて
見られなくなった菱形。シングルアームはどうも好きになれない。
電気機関車のようなこの菱形が昔から好きだ。

主に営業運転が終わった夜間にこの検測車は活躍するはずだが
検査用に使うと思われるライトがついている。
車内のモニターで架線の状況を観察する為に、ライトはつけるのだろう。
なかなかよいものを見た。

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