2010年8月7日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 562



連日天候に恵まれ、夏らしい強い日差しを見ていると
どこかに出かけずにはいられない。

小田急ユーザーとして、鉄道オタクとして見逃せないイベント列車が
今年も走っている。それが「メトロ湘南マリン号」である。
毎年恒例かと思っていたが、この北千住方面直通の設定は今年が
初めてということなので、是非とも乗りに行かねばならない。

しかもロマンスカーといえども、江ノ島線の大和を通過するという
意味でも大変珍しい運用でもあり、折角の機会を逃す手はない。
本当は北千住発に乗るつもりで、早起きするつもりが二度寝、三度寝
してしまい、結局目が覚めたのは午前11時過ぎ。
片瀬江ノ島発に乗るため、昼ご飯を済ませてから自宅を出発。

少しは日差しの強さも和らいできたが、それでも暑い。
ウォーキングをしたら、前回同様に3時間程で倒れてしまいそうだ。

小田急線に揺られて相模大野へ。相模大野から江ノ島線へ。
途中の中央林間で買い物をするために途中下車。
今月末に予定している旅行のためにもソックスを8足購入するためだ。

再度小田急線で片瀬江ノ島へ。藤沢から各停片瀬江ノ島行きに乗り替え。
一番最後尾の車両に乗っていると一人の若い男性乗務員。
手に抱えている行路表には「MSE 6」のカードが見えた。
どうやら「メトロ湘南マリン号」の乗務員氏の様である。



10数分程で終点片瀬江ノ島。向かいのホームには青い車体。
これから発車を待つ「メトロ湘南マリン号」のMSEに違いない。
改札にいた駅員は皆、アロハシャツ姿。夏気分を盛り上げる。



発車まで1時間ほど時間が余る。時間を潰すために駅近くの喫茶店に
しばらく避難することにした。店内は若い人たちばかりで入った瞬間に
場違いな所に来てしまったと思ったが、こういうのはあまり気にしない
ことにしている。しばらく時間が経てば、そんな心配はバカバカしく
なることが分かっているからだ。

けれども不思議とファミリーレストランや焼肉屋には一人で入ることは
何となく出来ない。事、焼肉に関しては皆で集まってでしか食べた
事しかないので、その経験が影響しているのかもしれない。





メトロ湘南マリン号は定刻に片瀬江ノ島を発車。
数々の宣伝で知名度が浸透して来たのだろうか、始発からまずまずの
乗車率である。やはり家族連れが多い。
子どもたちのはしゃぐ楽しそうな声が行楽特急に相応しい。

この青きロマンスカーは前に普通列車が走っている為か、江ノ島線は
ノロノロと特急らしくないスピードで走っていく。

17:10。相模大野で1分程、運転停車。
ここからようやく特急列車らしく、スピードを上げていく。
緩行線を走っていくのは、新宿行きのスーパーはこねが隣を追い抜く
ダイヤになっている為らしい。ロマンスカーがロマンスカーに
追い抜かれるという珍しい光景も臨時列車ならではである。
隣の急行線をEXEの10両編成が颯爽と追い抜いていった。

17:37。経堂でも運転停車。

成城学園前では町田についで、降りていく人が多そうだ。
だが、都内などの首都圏からもはるばる足を運んでくる家族連れも
程々にいる様な印象を感じた。

本当は終点の北千住まで乗り通したいが、そうなると厚木の相模川沿いで
実施される鮎まつりの目玉である、花火大会に間に合わなくなる。

霞ヶ関で降りるとすぐにやって来た代々木上原行きに乗り替え。
代々木上原からは良いタイミングでやって来る急行 小田原行きに
乗り替え。激混みかと思ったが、席は埋まっているがそれ程ではない。

だが途中の町田や相模大野あたりから混雑してくるに違いない。
そして浴衣姿のカップルを見て少し鬱になるのも毎年の事である(笑)




毎年恒例、このまつりが来ないと夏を過ごした気がしない。
それは「あつぎ鮎まつり」である。
そしてこのまつりの目玉こそ、2万発の打ち上げ花火である。
この花火がなければ、きっとこのまつりに足を向けることはないだろう。

まだ明るい夕焼けのうちに本厚木へ向かう小田急線の中から
その花火は咲き始めたのが見えた。とてもワクワクしてくる。
どうやら親父の祭り好きの血なのか、遺伝はちゃんと伝わっているらしい。(笑)

誘導の警官に訊ねたところ、河川敷なら立ち止まって観覧しても良いらしい。
相模大橋とあゆみ橋に挟まれた河川敷でしばし、夜空の彩を音ともに楽しもう。

0 件のコメント: