2009年7月25日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 470


金曜日の仕事明けは少し浮かれた気分。
その気分で友人と仕事帰りに居酒屋で飲む酒はうまい。
そして普段は勤務の性質上、時間をかけて雑談する時間が
あまり取れないので、おしゃべりするだけでも気持ちがいい。

今回入った居酒屋は駅近くだったが、客の回転率をあげるためか
2時間で店を出ないといけない。その2時間はあっという間に過ぎた。
おしゃべりした中で、友人が最近になって習い事を始めたという。

ピアノとゴスペル。居酒屋から友人宅へと場所を移し、
家に設置された電子ピアノで練習したばかりという曲を何曲か聴かせてもらった。
かなり練習したものと思われ、今後の成長ぶりが大変楽しみである。

ゴスペルはさすがに深夜歌う訳にはいかなかったが、
どちらも家近くの場所で2週に一度の割合で習いにいっているそうだ。

そんな友人宅を我が自宅まで行く列車の終電となる1時間前、
23時過ぎに相模大野駅の下りホームで待っていると、向かいの上り側
通過線に小田原方面から回送が列車がやってきた。




・・・・赤い1000形!!


いつかの早朝に発生した人身事故で新宿や藤沢まで走ることになった
赤い1000形にお目にかけないかと夢をみているが、回送ではあったが
この相模大野でようやく見ることができた。

さっそく撮影がし易い上りホームへと急いで移動して
小田原寄りにある大野工場へと入場する前にホームから撮影。
心なしか、デジカメを持つ手が震えてしまった。
この後、赤い1000形は方向転換して小田原よりにある相模大野工場へと
入場し、夜の闇へとテールライトを残して消えていった。

6/28日のように、車両運用の関係か、新宿まで入線した実績があるので
特に土休日に今後を期待したいところである。

2009年7月20日月曜日

つくもノヲ”X="1≠ 469


まずは定期区間である相模大野まで。
相模大野で車内で読む文庫本を買い、ふとそのまま
新宿方面まで各駅停車に乗ってみた。

買った本を読んでいると、定期区間外である新百合ヶ丘に到着。
ちょうどドアが開いている位置に時刻表などの案内板が見え、
時刻表のちょっと下に「お知らせ」と書かれた紙が貼られている。






紙には臨時の特急ロマンスカーが運行とある。
後でwebで調べたところ、7/18からの土・休日限定で、
臨時のロマンスカーが青いロマンスカーMSEで運転されている。
小田原15:23発の臨時さがみ60号である。新宿には16:39着。
折り返し、16:50発のさがみ79号として小田原まで運転される。




臨時さがみ60号は正面、側面表示ともに「特急」。
対して乗って帰ったさがみ79号は「さがみ」。

そして7/21からは小学生や中学生などの夏休み需要を狙って
8/21までの平日限定で「湘南マリン号」として、成城学園前から
江ノ島線の片瀬江ノ島まで、同じくMSEで運転される予定になっている。

「湘南マリン号」は去年も片瀬江ノ島まで運転されているが、
去年は多摩線の唐木田から新百合ヶ丘まで行き、
スイッチバックのように小田原線へと方向転換して、そのまま
片瀬江ノ島へと行くルートだったが、そこまでの需要がなかったのか
引き続き別ルートからの需要を調査しているのか、今回は
ルートを変更して運転される予定である。




途中で下車して、小田原で回送になる臨時さがみ60号と新松田~箱根湯本で
運行している赤い1000形との並びを撮影しようかと思ったが、
1本後の急行で小田原に着いたところで、しばらくして回送列車として
MSEが新宿方面へと折り返して出発してしまった。
予め運用情報を調べておかないと難しいようだ。

つくもノヲ”X="1≠ 468



海老名
13:27発

↓ 1255F 相模線

13:57着
橋本
14:02発

↓ 1339K 横浜線

14:13着
八王子
14:24発

↓ 1432T 中央本線
  中央特快
  
15:02着
新宿  ※横浜ベイエリア号 急行券購入     
15:30発

↓ 2200Y 山手線~東海道本線
  湘南新宿ライン

15:59着
横浜
16:04発

↓ 1451B 根岸線

16:07着
桜木町
16:15発

↓ 1525A 根岸線
  快速

16:18着
石川町
16:35発

↓ 9704M 根岸線~武蔵野線~常磐線
  (鶴見から9407M)

  急行 横浜ベイエリア号

19:30着
土浦
19:36発

↓ 1452M 常磐線

20:44着
上野
20:50発

↓ 2051G 東北本線

20:57着
東京 
21:10発

↓ 2185T 中央本線
  快速

21:24着
新宿
21:41発

↓ 1721 小田急小田原線
  急行 大和行き

22:18着
相模大野
23:10発

↓ 6690 小田急小田原線
  各停 新宿行き

0:04着
新宿 ※宿泊


臨時急行 横浜ベイエリア号に乗りにいくだけなのに
新宿に宿泊する羽目になろうとは・・・・・。

新潮社が出している、正確尺の鉄道地図として話題に
なった「日本鉄道旅行地図帳 全線 全駅 全廃線」の
増結号として、「乗りつぶしノート」という画期的なものが
販売されている。それまでも同じような「乗りつぶしノート」
はあったが、正確尺でないこと、トンネルや貨物線、
デルタ線など私のような鉄道オタクの初心者が知りたい
情報が盛り込まれていなかった。
それが、880円という手ごろな値段で手に入るのなら
買わない理由はない。ただ、これを買ったところで
マーカーで塗りつぶしていないところは塗りつぶしたい
つまり乗りつぶしたいという欲望が出るのは鉄道オタクの
性なのであろうか。

そんな路線のひとつ、通常は定期列車が走ることがない
貨物線のひとつに京浜東北線の桜木町駅から分岐して
鶴見に繋がっている海沿いを走っている通称「高島線」
と呼ばれる貨物線がある。
しかし、通常は貨物列車か回送列車しか走らないので
旅客列車が走らない限り、乗り潰すことはできない。
それを可能としてくれるのが、今回の臨時急行である
「横浜ベイエリア号」なのである。

同じ時間帯で似たようなルートを走る臨時急行で
「ぶらり鎌倉号」があるが、こちらは大船から東海道本線
で横浜に停車するのに対して、「横浜ベイエリア号」は
桜木町から分岐する貨物線を走っていくために
横浜は通らずに鶴見まで向かう形になる。

鶴見はホーム近くにしばらく運転停車するものの
貨物線へと入るための時間調整であるため、
鶴見駅での客扱いはない。
鶴見からは府中本町まで繋がっている貨物線へ
走っていく以降のルートは先ほどの「ぶらり鎌倉号」
と同じルートを走っていく。

そんな珍しい列車に始発の鎌倉駅から乗るべく
新宿で鎌倉からホリデー・パスのぎりぎりエリア内にある
常磐線の土浦までの急行券を購入できたものはよいものの、
15時過ぎに新宿では鎌倉に16時に到着することは
できない。海老名からのんびりと相模線に乗っている
余裕などなかった。思いつきで行動した自分が悪いのだが。


それでも乗車の大きな目的である「高島線」に入る前の駅で
乗車したい。桜木町からそれよりも前の駅か。
横浜16:00。あと5分ほどで目的の列車は始発の鎌倉駅を
発車する予定だ。新宿で急行券を購入する前にJR時刻表で
大船には停車しない。桜木町には停車することは確認している。
時間的にもうひとつ前の駅から乗れそうな気がしたので、
一旦桜木町で下車して、改札の駅員に尋ねたところ、
石川町に停車するという。桜木町から4分。石川町には
16:20には到着できる。


石川町で降りて、再度駅員に尋ねる。
弁当やビールなどを買い込む時間はありそうだ。
仕入れた食べ物や飲み物の袋をぶら下げて、目的の列車が
やってくるのをしばらく待つ。
直前に京浜東北線の通勤車両が走り去ると、ゆっくりと
列車はやってきた。「ぶらり鎌倉号」と同じ車両だが、先頭車の
正面にある方向幕がおかしい。「普通」となっている。
急行のはずだが、側面も一部の車両が何も書かれていない
非表示なっていたりして、どうやら具合が良くないらしい。






撮影もそこそこ、指定された席まで移動する。

16:39。桜木町駅を発車した列車は、途中から分岐し
いよいよ「高島線」へと走っていく。
それほど離れていないところを走っているはずだが、
見えている景色がなかなか見られないためか、
横浜の裏側のような印象がある。途中に見えた工場だろうか
煙突のようなものがいくつも建っているのは妙に美しい。


「高島線」を抜けてしまうと、今度は右手すぐ近くを京浜急行の
赤い列車が走り去るのが見えた。思えばこれも珍しい。
東海道本線からも赤い列車が見えることは見えるが、
今走っているこの貨物線を挟んだひとつ向こうなのである。

鶴見駅では今度は府中本町まで繋がっている貨物線
通称「武蔵野南線」へと入るために、時間調整のための
一時的な停車。貨物列車のダイヤを使っていると思われるが、
「貨物時刻表」ではどのような表記になるのだろうか。
それとも貨物ではないから記載はないだろうか。
ちょっと興味がある。




貨物ダイヤ調整のためだろうか、ゆっくりと走行。
17:09~17:14
新川崎そばのJR貨物新鶴見機関区の貨物線路が
ずらっと何本も並んでいるところでしばらく停車。
少し離れたところを横須賀線や湘南新宿ラインが
時折走り去っていくのが見えた。

17:26頃、途中の梶ヶ谷貨物ターミナル駅もゆっくりと通過。
そして府中本町駅へと向かう長いトンネルも、
「ぶらり鎌倉号」や「ホリデー快速鎌倉号」に比べると
かなりゆっくりなスピードで走っていく。
ゆっくりと走ってくれるため、お陰でじっくりとなかなか
間近で見ることがない貨物線の風景を見ることができた。




17:44頃。府中本町から今度はしばらく武蔵野線へと
走っていくことになる。停車駅は西国分寺、新秋津、東所沢。
あとは常磐線に合流してもしばらくは停車しない。



18:44頃。
南流山を通過すると、常磐線へと合流するデルタ線へ。
しばらくすると右手の少し離れたところを千代田線の
ステンレスに緑帯の車両が北千住方面へと走り去るのが
見えてきた。この頃になると夏で日が長くなったといえ
窓の外は暗くなっている。




貨物線やデルタ線、武蔵野線を抜けたためか
常磐線に入ったとたんに、快調にスピードを上げていく。
19:10頃、取手~藤代間にあるデットセクションを
通過するために数秒ほど車内が真っ暗になった。



土浦に定刻到着。今度は最後尾車両の
側面方向幕と正面の方向幕が「ぶらり鎌倉号」
同じ車両とはいえ、ちょっと残念のような・・・
発車間際の車掌に尋ねたら、やはり壊れていたらしい。


土浦からは上りの普通列車に揺られながら
普段体験できない貨物線踏破の旅の余韻に浸りながら
新宿から一路帰るだけだったが・・・・

母親から買い物を頼まれたいとメールを受信。
しかし今から帰っても、最寄駅内にあるOdakyu OXは
閉店してしまうということをメールで返信した後
途中の相模大野にOdakyu OXがあることを思い出し
相模大野で下車。買い物でOPポイントをつけてもらう
ために財布からクレジットカードを出そうと思ったが
所定の位置にクレジットカードがない。

ひとまずレジを通して、改めて鞄の中を探したが
見当たらない。クレジットカードを出す場面を
しばし考えると、どうやら新宿駅の券売機が
思い当たった。確か、21:30発のロマンスカーに
乗ろうとしたときにOPポイントをつけるべく
券売機に挿入したことを思い出しだ。
結局発車時間ギリギリだったので、特急券を
買うのは諦めたが、券売機から出てきたはずの
クレジットカードを抜き取らずにそのまま改札へと
向かってしまったらしい。


で、相模大野駅の改札そばにあるご案内で尋ねてみると
案の定、新宿駅のお忘れ物取り扱いで保管していると
回答があった。そこで「お忘れ物引き取り票」なるものを
渡された。忘れ物があった場合、引き取りに行く駅まで
無料の乗車券が渡される。それが「お忘れ物お引取り乗車票」
と呼ばれるもので、現在の特急券に使われているような紙に
硬券だったころの鋏が入れてある。

他の鉄道会社ではわからないが、小田急では
こうしたサービスを提供している。
車内広告などでその存在は知っていたが、
まさかこんな形でお世話になるとは思ってみなかった。
ひとまず、誰かに持ち去られずに駅に保管されている
ことに安心したが、問題は帰りの列車がないこと。

時間は23時過ぎ。引き取り駅の新宿駅まで行くと
自宅の最寄駅まで行く列車はすでにない。
仕方ないので、新宿で一夜を明かすことにした。
しかも新宿へ向かう急行列車はすでになく、
新宿まで深夜の各駅停車に1時間揺られる旅になった。
予想はしていたが、最終列車独特の変にテンションの
高い若い人種で車内は騒がしくなる。

新宿の各駅停車のホームに降り立つ。
すでに運転が終了していることはわかっていたが
地上ホームへと行ってみると、普段人でごった返している
ホームが嘘のように静かである。ちょっと新鮮。

問題は一夜を明かすための宿を探さないといけない。
新宿駅には何度も来ているが、駅の外には用事が
ほとんどないので、どこにどういうものがあるのか
よくわかっていない。だから看板を見上げながら
歩き回ることになる。程なくしてホテルの看板があり、
2件廻ったが片方は1万ちょっとの部屋しかなく
もう一方は満室といわれてしまった。

さらにしばらく歩き回るが、夜でも蒸し暑いから
汗を掻いてきて気持ちが悪い。
新宿区役所あたりを歩いていたら、「カプセルホテル」
の看板を見つけたので、そこに決めた。

ビジネスホテルと違って、値段が安いだけに
プライベート性と過ごしやすさはあまり良くない。

まずフロントから土足のままでは寝床へいけない。
ロッカーはあるが、あまり大きな荷物は入れられない。
ブラインドを閉じるだけの寝るスペースしかなく、
外を覗く窓はないので、あとは寝るしかない。
ロッカーは寝る所から離れていて、
鍵が付いているとはいえ、貴重品を目の離れた
ところに保管するのはかなり不安。
寝るところにコンセントがないので、充電不可。
(有料の充電機械があるが、十分に充電されない)
そして、買い込んだ食料を保存しておく冷蔵庫がない。

休憩所(兼 食堂)も風呂もトイレも共同で、
なぜか癖のありそうな雰囲気の人たちばかりで、
浴衣というか健康診断で着替えるようなローブ
みたいな格好で刑務所の囚人のような気分になる。


今回のカプセルホテルで唯一良かったのは、
裸足で、メンチカツ定食を食べることができたことか。
他のメニューに書かれていないが、400円は安い。
自宅では普段裸足なので、食事のときだけは
ちょっとだけ自宅の気分になれた。

ビジネスホテルの部屋と違って、一旦寝床に入ると
出たり入ったりするのが面倒になってくる。
だから朝ごはんも、メンチカツ定食を食べた食堂まで
足を運ぶ気にはなれなかった。
というよりは、寝たのが夜中の3時だったから起きるのが
だるいというのが大きな理由だったりする。

チェックアウトが10時なので、荷物を持って脱衣所兼
洗面台となっているところで、髭剃りと寝癖を直して
歯磨きしてから「シャバ」に出た。
夜も蒸し暑かったが、朝も暑かった。相変わらずの
ゴミゴミとした新宿の街を後にして、小田急線の
新宿駅と向かった。

2009年7月18日土曜日

つくもノヲ”X="1≠ 467




客先会議は大阪で1時間ほどで終わる。
午前中から新幹線に乗って、その会議さえ終えれば
17時過ぎまで時間的には勤務時間でも、現地では
何も仕事はできないので、実質自由時間である。


行きは新幹線で飛ばしたが、今日は金曜日。
会議さえ終わってしまえば、この時間から日曜日まで
自由時間なのである。急いで帰ることもない。




行きも帰りも新幹線代が会社から交通費として支給される。
らば、帰りは新幹線ではなくて
鈍行列車でゆっくりと帰ることにしよう。

夕方16時過ぎでは、鈍行列車だけでは今日中に帰ることは
できないので、途中で宿泊することになる。
それで、前回の大阪帰りではJR東海が販売している
お得なきっぷである「名古屋・豊橋往復きっぷ」「休日乗り放題きっぷ」
で途中の名古屋に宿泊してゆっくりと帰ってきた。

今回も似たようなパターンで帰ろうと考え、
持参してきたJR時刻表を調べてみると、もう少し安いきっぷの
組み合わせがあった。それが、同じくJR東海が販売している
「青空フリーパス」である。前回よりも700円安く済むが、
「青空フリーパス」が使えるのは土休日限定であり、
フリーエリアは米原からである。そのため、大阪~米原までは
普通乗車券を購入する必要があるが、それでもこの「青空フリーパス」と
豊橋からは前回と同じ「休日乗り放題きっぷ」を組み合わせれば、
大阪~松田の乗車券が7670円のところ、6990円と680円安くなる。

新幹線代は11760円。会社に出張費を請求する際に必要な領収書は
取っておく必要があるので新幹線の乗車券・自由席特急券の払い戻し
手数料400円少しがかかるので、宿泊費に充てられるのは4300円。

今回は「青空フリーパス」で土曜日の朝に出発するため、
米原に宿泊することになる。そして米原駅周辺でビジネスホテルは1軒。
料金は6090円。約2000円は自腹することになるが、それよりも
予約なしで空き部屋があるのかが不安である。
もし空き部屋がなければ、名古屋まで移動するしかない。

青春18きっぷの旅で何度か乗り通している東海道本線だが、
思えば、時間優先で米原~大阪は新快速ばかりに乗ってきた。
ここは急がず、ちょっと時間がかかるけれど各駅に停車していく
普通で米原まで乗ってみることにした。

途中の駅でホームの端で三脚を立てて待っている人を見かける。
何か珍しい列車でも通るのだろうか。
運転席すぐ後で、前面展望を満喫していると関東の私にとっては
見慣れない国鉄色の特急車両が左側からゆっくりと追い抜いていった。
後でwebで調べてみると、「雷鳥」に使われている車両とのこと。





米原では目的のビジネスホテルが駅のすぐそばにあるはずだったが、
駅前を歩いてみてもそれらしき建物が見つからない。
仕方ないので、駅前の交番で道を尋ねると、一旦は通り過ぎた
「日本ソフト開発」と会社名がある4階建ての建物とのこと。
よく見ると、ビジネスホテルの看板が入り口へ上がる階段にあった。

フロントはおばちゃんだったが、部屋は空いているようで一安心。
名古屋駅前は探さなくても、見渡す限りにいくつものビジネスホテルの
看板があったが、この米原駅では唯一1軒のビジネスホテルさえも
存在感を消さんとばかりに判りづらい。
ラーメン屋もおばちゃんに教えてもらった1軒以外にはなさそうだ。
あと目の前にスーパーが1軒、駅から名古屋方面に少し歩いたところに
コンビニのローソンが1軒あるだけ。後は住宅だけという寂しいところだが
特に観光するわけではないので、これで十分である。

時刻表では6:08発の普通列車に乗るつもりで、その少し前に
「青空フリーパス」を買おうと駅に向かったが、窓口が空いているのは
JR西日本だけ。JR東海の商品であることを忘れてしまって
「青空フリーパス」を買おうとしたら、JR東海の窓口でお願いしますと
言われてはっと気づく次第。窓口は6:20から開くという。


かくして「青空フリーパス」で6:08発に乗るという計画は崩壊した。
6:08発に乗れば、名古屋から出発する臨時快速「佐久間レールパーク1号」
乗ることができるのである。しかも「青空フリーパス」のフリーエリア内である
飯田線の中部天竜まで行くので、追加料金なしで乗れる貴重な機会だけに
大変勿体無い。






嘆いても仕方ないので、ここは計画を変更。
ひとまず名古屋から関西本線~紀勢本線~参宮線で鳥羽まで乗りつぶし
帰りがけに豊橋で、折り返し中部天竜からやってくる「佐久間レールパーク2号」
を撮影することにした。

乗り潰しという大義名分のもと、前から気になっていた快速「みえ」に
乗ってみたいという理由が大きい。

行きは各駅停車の普通で、帰りは快速「みえ」に乗ってみることにした。
この快速 みえがちょっと面白いのは、大抵は同じ線路を走っていく普通と
快速が、この快速 みえは途中から伊勢鉄道の線路を走っていくため
普通列車が停車する亀山にはやってこない。

快速「みえ」は途中JR線ではない、伊勢鉄道を経由するために、
有名な青春18きっぷが使えないため、伊勢鉄道の区間は別料金で
運賃を支払わないといけない。
青春18きっぷでは伊勢鉄道には乗れないが、今回の「青空フリーパス」
では乗り放題。JR東海と私鉄と2度楽しめるという実はかなり充実した旅
として使えるきっぷなのである。











亀山からは終点の鳥羽まではワンマンの1両気動車がゆっくりと走る。






鳥羽では鳥羽水族館そばのお土産屋を見ながら、上のレストランで昼飯。
外は暑い。冷たいそばということで「おろしそば」なるものを注文。
近鉄ビスタカーがたまに駅に発着するのが見える窓の席で、
「神都ビール」という聞き慣れないビールを頼んでみた。
飲んでみる。フルーティーで苦くない。そして飲みやすい。
ここ伊勢志摩限定のビールらしく、関東ではまず飲むことはできないらしい。
今度三重まで来た際にはこの神都ビールを飲みにくるとしよう。






帰りの快速「みえ」が伊勢鉄道の線路を快調に飛ばしていると
ふと伊勢鉄道の1両だけの白い車両とすれ違った。



名古屋で普通列車に乗り換えて、豊橋には15:00着。
飯田線から帰ってくる「佐久間レールパーク2号」は飯田線ホームかと
思いきや、ホームの電光案内板が「回送」となっている5番線ホームに
やってくるようだ。しばらくしてやってきた117系とよばれるヘッドマークを
掲げた白い車体がゆっくりとホームに入ってきた。




帰りの小田急。
御殿場線からの松田駅から乗り換えて、新松田駅のホームで
待っていると千歳船橋で人身事故発生のために運転見合わせ発生。

さすがは小田急。毎日どこかでネタを提供してくれる。
運転見合わせとなったため、普段停車しないLSE7000形の旧塗装と
小田原方面からやってきたEXE30000形が並んで停車するという
通常見られない光景を見ることになった。
しばらくして運転見合わせは解除されたが、運用変更があって
急遽赤い1000形が他の列車と連結されて走ってこないかと相模大野
まで乗って帰ってきたが、途中で赤い1000形の回送にすれ違った。
新松田22:45頃発の海老名車庫入庫の回送運用だが、伊勢原を
23時過ぎ通過するので、すれちがった時間もほぼ定刻。
どうやら赤い1000形が急遽営業運転に運用されることはなさそうだった。

あとは相模大野に行く途中で乗った各駅停車 相模大野行き。
途中の相武台前ホームの電光掲示板には通常ではありえない
「急行 相模大野」が表示されていた。ちょっとだけよいものをみた。